素敵な品種がいっぱい! 切り花の葉牡丹(ハボタン)とバラのアレンジ
金子三保子
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キャベツのような見ためで、昔から花が少ない冬やお正月の装飾として使われてきた葉牡丹(ハボタン)。最近は新品種が次々に作り出され、従来のイメージを覆すような品種もでてきました。
また、以前は葉牡丹(ハボタン)と言えば鉢もののイメージが強かった植物ですが、最近は切り花としても多品種が出回っていて、葉の色やフォルムが素敵な葉牡丹(ハボタン)がたくさん流通しています。
今回は、葉牡丹(ハボタン)とバラを使ったアレンジメントをご紹介します。
目次
切り花の葉牡丹って?
切り花にできる葉牡丹(ハボタン)の特徴と言えば生けるための茎があること。
切り花の葉牡丹(ハボタン)は、長い丈のものだと70~80cmのサイズのものから、20~30cmくらいの短めのサイズのものまであります。花の大きさも小輪、中輪、大輪、スプレー咲き(枝分かれ)と多様なので、作りたいアレンジの仕上がりのサイズによって選びます。
今回はスプレー咲きの葉牡丹(ハボタン)を使用
葉牡丹(ハボタン)とバラのアレンジメントの作り方
材料
・器
・葉牡丹(ハボタン)
・バラ
・ヘデラベリー
・リューココリーネ
・ラムズイヤー
・パンジー・ビオラ(小さなアレンジに使用)
葉牡丹(ハボタン)を足固めとして生ける
今回の葉牡丹(ハボタン)は、枝分かれして一輪でもボリュームがあるので、吸水スポンジやケンザンのような役割として使います。お水につかる部分の葉は取りましょう。
2輪で花瓶の上部が隠れてしまうほどのボリューム。
葉牡丹(ハボタン)に引っかけるような要領でバラを入れます。
葉牡丹(ハボタン)の茎がしっかりとしているので、入れたい場所にバラを生けることができます。
ヘデラベリーを2本に切り分けます。
左右にヘデラベリーを入れます。
仕上げに後ろ側にラムズイヤーとリューココリーネを入れて完成です!
葉牡丹(ハボタン)を使った小さなアレンジ
最近の葉牡丹(ハボタン)はこんな素敵な色やフォルムもあります。
こちらは花のような葉ボタンとは別のケールの系統の葉牡丹(ハボタン)の葉です。
育てた草花と一緒に小さなアレンジを作ってみましょう。
メインのアレンジを作った時の脇の小さな葉牡丹(ハボタン)とフォルムの美しいケール、ビオラで小さなアレンジ。
シックな色から優しい色合いまで品種が豊富。花としての他、カラーリーフとして葉もの素材にもなります。
複数ならべると豪華な雰囲気に。
葉牡丹(ハボタン)は花の役目としての他、色合いとフォルムを生かして葉ものとしても利用できるので、花束やアレンジにとても利用範囲が高い素材です。1本でもボリューム感が出るのもうれしいところ!デザイン、品種によって、和にも洋にも仕立てることができます。
年末から年明けにかけて、様々な葉牡丹(ハボタン)の切り花が一番流通する季節です。花屋さんで素敵な葉牡丹を見つけてみてください。
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