開店祝いなどで頂いた胡蝶蘭(コチョウラン)。その後の管理はどうすればいいの?
LOVEGREEN編集部
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胡蝶蘭はお祝い事や、職場、引っ越しのギフトで定番ですよね。
花が終わるとみなさんどうしてますか?
さて、どうしたらいいのやら…となる方や、そもそも「なぜ胡蝶蘭を贈るのか?」という謎の壁にぶつかったことのある方もいるのではないでしょうか。
お花が終わったから、もう捨てるしか…いや、ちょっとまって下さい!
その胡蝶蘭、まだ育てられますよ!今回は贈り物でいただいた胡蝶蘭の植え付けとその後の管理についてご紹介します。
目次
胡蝶蘭がギフトで人気の理由
胡蝶蘭(コチョウラン)の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。
縁起のよい言葉も贈り物としてふさわしいこともあり、選ばれているのではないでしょうか。さらに、胡蝶蘭は花持ちがよいです。
お花は1カ月から、種類によっては3カ月近くは持ちます。長く花を楽しめるのも理由のひとつとも言われてます。
また、白やピンクの他に黄色や緑、日照条件によって色が変化するものなど花のバリエーションも非常に豊富なんです!
頂いた胡蝶蘭を育ててみよう
頂き物の胡蝶蘭です。この胡蝶蘭は大きな鉢にこのようなポリポットの状態でいくつか寄せてあったものをばらしたものです。
ひょんなことから我が家も頂くことになりました。その為、蘭を育てている方の植え替えレクチャーを聞いてきました。
そのレクチャーしていただいたことを元に植えつけをして育ててみることにしました。
胡蝶蘭を植え付けよう
【準備するもの】
・水ゴケ
・鉢(鉢は大きすぎないものを選びましょう。)
・園芸用ハサミ
①まず、水ゴケの準備をします
水ゴケを水につけて充分水を吸収させておきます。1晩程度水に浸けておくと良いですが、すぐに使いたい方は水の中で水苔を何度も強く握ると早く水を吸収してくれます。
②ポットから取り出す
まずポットから取り出します。取り出す時は押し出したり、引っこ抜いたりせず、ポットをカットします。
カット前にハサミをきちんと消毒しましょう。バーナーやライターであぶってから消毒用アルコールで拭いて使用します。
縦にハサミを入れて切れ目を入れ優しく取り出します。このとき健康な根を切ってしまわないよう注意してください。
③根っこを整理します
古い水ゴケやバークチップは取り除きます。根を優しくほぐしましょう。
黒や茶色くなった傷んでいたり、死んでいる根はハサミでカットして取り除きます。
すっきりした姿になりました。
④水ゴケで植えつけます
水ゴケを根の周りに巻き付けます。
中にも詰めて、鉢の中にぎゅっぎゅっと埋め込みます。細かい部分はピンセットなどを使い詰めます。
完成です。すぐにはお水は与えないで、1週間から10日後に与えましょう。(根の切り口から雑菌が入らいないようにするためです)
胡蝶蘭の管理方法
温度が大事
胡蝶蘭は15℃以下で成長がとまり、7℃以下で枯れてしまいます。15℃以上を保つのが理想です。
冬場はどうすればいいの?
室内の明るい場所で管理がよいです。窓辺は外気と同じくらいの気温の場合もあります。温度計で気温がどれくらいかを確認しましょう。外気に近かったり、15℃以下の場合は、なるべく暖かい場所で管理しましょう。
人が集まるお部屋で管理したり、段ボールや発泡スチロールのケースに入れて温度を保つか、市販の簡易温室で管理するなどの工夫をして冬を越しましょう
水やり
1月~3月・10月~12月は10~12日に1回たっぷりと与えます。ざーっと1回、お水を通すだけでは足りなく、数回通すほうがよいそうです。
梅雨、夏の高温時は鉢内が乾燥したら下から水が出てくるくらいたっぷりと水を与えましょう。 与え過ぎは根腐れの原因になります。
雨天が続くなどで湿度が高い場合は過湿になりすぎないように様子をみて与えましょう。
冬場の水やりの水にはひと工夫
冬の水は冷たいので、汲み置きしたり、ぬるま湯をあたえるほうがよいとのことです。そのほうが根が痛むことを防げます。
肥料は必要?
肥料を施す時期は5~9月が良いでしょう。
三要素(チッ素・リン酸・カリ)の緩効性肥料、固形肥料などを規定量施しましょう。
いかがでしたでしょうか。花が落ちても、ちゃんと育ててまたお花を咲かせてみませんか。
以前、お店で蘭を見ていたときに立ち話をしたおばちゃんは、このギフトでいただいた胡蝶蘭を長く育てていて、お花も咲き毎年の楽しみなのよと言っていました。
ポイントは水、日光、風通し、気温です。育てて、いただいた方にお花を見せたらきっと喜んでもらえるのではないでしょうか?
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