バッサリ切るのはNG!旧枝咲きクレマチスの剪定

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大曽根百代

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クレマチスは3つのタイプに分かれます。新枝咲き、旧枝咲き、新旧両咲きとあり剪定の仕方もそれぞれ異なるため、ややこしいと諦めてしまう方もいるのではないでしょうか?

今回は旧枝咲きクレマチスの剪定方法の紹介です。ぜひ挑戦してみて下さい。

目次

旧枝咲きとは?

冬咲きタイプや早春から咲くアーマンディ―系、モンタナ系、フォステリー系などのクレマチスは、前年に伸びた古い枝から新芽が吹き花が咲きます。これを旧枝咲きといいます。

常緑ではない旧枝咲きのクレマチスの種類は、冬は枯枝のようになるので一見枯れて見えます。よく見るとちゃんと節から芽が出ており、この芽が花芽となるので切らないように注意します。一見難しそうですが理解してしまえば簡単なので、イラストとともに説明いたします。

枝を切ってみると断面が緑色しているので生きているのがわかります。

枝を切ってみると断面が緑色しているので生きているのがわかります。

 

旧枝咲きは、あまりバッサリと切ることが出来ません。花が終わった枝はすぐに花首または花首より一つ下の節でカットします。赤い線で示したところで切ってください。

 

旧枝咲きは、あまりバッサリと切ることが出来ません。花が終わった枝はすぐに花首または花首より一つ下の節でカットします。赤い線で示したところで切ってください。

 

するとカットしたところから夏~秋頃に新芽が吹きます。この新しく伸びた枝は、翌年の花芽となる枝なので、大事にとっておきます。

するとカットしたところから夏~秋頃に新芽が吹きます。この新しく伸びた枝は、翌年の花芽となる枝なので、大事にとっておきます。

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枝の切り方のポイント

節の葉っぱのすぐ上で切るのではなく、節の真ん中で切ります。  イラストで示すと下記のような感じです。お分かりいただけるでしょうか?  なぜ節の真ん中で切るのかというと、節で切ってしまうと枝が枯れ込み、芽も枯れてしまう可能性があるからです。なので、必ず節の真ん中で切ることを心がけましょう。

節の葉っぱのすぐ上で切るのではなく、節の真ん中で切ります。

イラストで示すと下記のような感じです。お分かりいただけるでしょうか?

なぜ節の真ん中で切るのかというと、節で切ってしまうと枝が枯れ込み、芽も枯れてしまう可能性があるからです。なので、必ず節の真ん中で切ることを心がけましょう。

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苗を購入したら

大株になっていない小さい苗を購入した場合、そのまま伸ばしても良いですが、一旦3節目あたりで切って、枝を分枝させ枝数を増やすと株が充実します。

赤い線のところでカットすると、分枝して2本になります。この時も、節の真ん中でカットします。  更に新芽の3節目あたりで再び切ると枝は4本になります。初めの1年目はこの程度にとどめておきましょう。  尚、2.5号ポットに植わっているような小さい苗を庭植えしたい場合は、大きくなるまで1~2年は鉢で育てましょう。

 

赤い線のところでカットすると、分枝して2本になります。この時も、節の真ん中でカットします。

更に新芽の3節目あたりで再び切ると枝は4本になります。初めの1年目はこの程度にとどめておきましょう。

尚、2.5号ポットに植わっているような小さい苗を庭植えしたい場合は、大きくなるまで1~2年は鉢で育てましょう。

 

いかがでしたか?旧枝咲き・新旧両枝咲き・新枝咲きと3種類あるクレマチスですが、今回は春に咲くクレマチスに多い旧枝咲きの紹介をいたしました。

常緑の品種、香りのする品種、冬~早春に可愛い花を楽しめる種類もあるのでお庭やベランダにいかがでしょう♪

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大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

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