花期が長くて種類も豊富!春~初夏に向けておすすめの一年草6選

持永久美子
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発芽して花を咲かせ、種を結び枯れるまでのサイクルが1年以内の草花、「一年草」。そんな一年草のなかから、春~初夏に向けておすすめの植物をご紹介します。
目次
■リナリア
一年草と多年草・宿根草の違い
一度植えると毎年咲いてくれるのが多年草や宿根草。根付いてくれれば毎年楽しめるので魅力的なのですが、花の咲いていないオフシーズンの管理が難しく、いつのまにか無くなってしまった…枯らしてしまった…なんて経験をされている方も多いかと思います。
一年草の魅力は沢山の花を次々に咲かせ、植えてから長い期間、花期を楽しめるところです。種類も豊富なのでその年の気分に合った花選びが出来ます。毎年違うお花にチャレンジしてみたり、多年草と組み合わせてオリジナルの寄せ植えを作ってみたり。そして一年だけと思っていた草花が次の年もこぼれ種でひょっこり芽を出したりする嬉しいサプライズがあったりするのも一年草ならではの嬉しいあるあるです。
春~初夏まで花壇・ベランダを彩る一年草と言えばパンジーやビオラが代表的ですが、他にも沢山可愛いおすすめの草花があります。今回はそんな春の一年草をご紹介したいと思います。
ムルチコーレ
*学名 Coleostephus myconis
*キク科 コレオステフス属
*別名 クリサンセマム・ムルチコーレ
明るく春らしい黄色の小花を沢山付けます。
丸みのある花びらで絵に描いたような愛らしい花姿がかわいいですね!
明るい黄色がポイントになるので寄せ植えにぴったり。花は日が当たると開き日が沈むと閉じます。
ローダンセ・マンゲルシ―
*学名 Rhodanthe manglesii
*キク科 ローダンセ属
鮮やかなピンク色の花が次々に初夏まで咲き続けます。過湿を嫌うのでやや乾燥気味に育てます。
以前ご紹介した花かんざしと同じでカサカサした触り心地なので切り花やドライフラワーにも向きます。
蕾も白いベールに包まれた感じで可愛いです。植物タグには「てんてん手毬」と書いてありました。確かに丸くて色合いが綺麗な蕾は糸で編み込まれた手毬のようですね。
アリッサム
*学名 Lobularia maritima
*アブラナ科 ロブラリア属
*別名 スイートアリッサム、ニワナズナ
小さな花がカーペット状に咲き誇ります。別名の通り、ほんのり甘い香りがします。
白色が主流ですがピンクや紫色もあります。こんもりと生い茂って生長
するので寄せ植えの隙間などにも重宝して使えます。
アリッサム(スイートアリッサム)
- アリッサムは地中海沿岸原産の多年草(一年草)です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。 アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えの引き立て役や花壇に植える花として人気があります。高温多湿には弱い植物ですが、乾燥に強く丈夫であるため、園芸初心者には最適の草花です。また、比較的多く出回り、安価で手に入れやすく、生育が良いことも人気の理由の一つです。 アリッサムはカスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸種も出回っています。 アリッサムは本来は多年草ですが、湿気に弱いため、日本では一年草扱いをされていることが多いようです。うまく環境にあえば、多年草化することもあります。
リナリア
*学名 Linaria
*オオバコ科 ウンラン属
*別名 ヒメキンギョソウ
別名通り、キンギョソウを小さくしたような花姿ですがキンギョソウの仲間ではありません。
種類によっては宿根草もあります。パステルカラーの花色が春らしいですね。
ノースポール(クリサンセマム)
*学名 Leucanthemum paludosum
*キク科 フランスキク属
*和名 ノースポールギク
直径3~5cm位の小さなマーガレットのような花です。マーガレットは同じキク科ですがモクシュンギク属と異なります。
丈夫で育てやすいので公園などの植栽でもよく見かけますね。
ネモフィラ
*学名 Nemophila
*ムラサキ科 ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
*和名 ルリカラクサ(瑠璃唐草)
花がこんもりと地面を這うように生長します。
ふんわり水色や白色の優しい色合いが素敵です。
絨毯のように広がって生長していくのでその過程が楽しみですね。
一年草は花期が長い花が多くて楽しめる魅力たっぷりの草花です。種類も沢山あるのでお気に入りの花をみつけてぜひ育ててみてくださいね。