なるべく農薬などに頼らない!ナチュラルガーデンを作ってみよう
森野陽子
このライターの記事一覧
四季折々に咲く色とりどりの花たち。自然に咲いた雰囲気が楽しめるナチュラルガーデンの作り方についてご紹介します。
目次
ナチュラルガーデンとは
ナチュラルガーデンとは、もとはイギリス人のガーデンデザイナーが提唱したものです。植物本来の美しさを最大限に引き出し、なるべく農薬や殺虫剤などに頼らず、自然本来の姿が楽しめる庭。環境にも優しく、人にも植物にも心地のよい庭のことをいいます。似たようなイメージのものに、コテージガーデンやカントリーガーデンといったものもありますが、ナチュラルガーデンには決まりは特にありません。自分の好きな花や木をメインに、とりあえず自由な発想で計画してみましょう。
小物や雑貨には自然素材を取り入れよう
ナチュラルというだけあって、なるべく人工物を置かないことがナチュラルガーデンを作る際の成功の秘訣です。鉢も素焼きのものを使ったりして、プラスチック製品などはなるべく見えないところにおいておきましょう。自然風に見せるために、どのような工夫をしたらよいかを紹介します。
アンティークな素材を使ってみよう
メインとなる好きな花や木を植えた後には、その周りを飾る小物を考えてみましょう。できるだけ木製品やアイアンなど自然素材を使うようにします。そのときに、まっさらな新しい素材を取り入れると色合いが浮いてしまうことがあるので、アンティークレンガやちょっと錆びたブリキのじょうろなどビンテージ感のある小物を置くと、ぐっと庭に雰囲気が出ます。また、巣箱や餌台などを置いておくと、小鳥やリスも訪れる楽しい庭になりますよ。
直線でなく曲線でまとめる
自然は直線を嫌うという言葉がありますが、花壇や園路を作るときにも、直線でなくRを描く曲線にすると、より自然風の庭になります。枕木やレンガ、ピンコロ石などを使って園路を作ってみましょう。隙間にはウッドチップや砂利などを敷いて、雑草がなるべく生えないようにすると管理も楽です。地面に起伏をつけるのも空間に奥行きが出ます。
自分の思うままに好きな花を好きなところに
ナチュラルガーデンは自然のままの庭ですが、基本的な植物の習性は把握しておきましょう。それは、日陰を好む、寒さに弱いといったようなことです。根腐れを起こさないよう、水はけのよい土壌作りも大切です。それだけしてあげれば、あとは自分の好きなところに草花を植えてみましょう。植物は生命力あふれるもの。枯れたと思っていたのに、次の春がきたらひょこっと顔を出していたり、鳥が運んできた種で知らない花が咲いていたり、思いがけないサプライズがあるのもまたナチュラルガーデンの魅力です。
▼お庭に関する記事をもっと読む
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「なるべく農薬などに頼らない!ナチュラルガーデンを作ってみよう」の記事をみんなにも教えてあげよう♪