グランドカバーにおすすめの強い植物20選

LOVEGREEN編集部
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ガーデニングをしていると、どうしてもできてしまうお庭の「隙間」。地面が見えるのも嫌だし、その隙間から雑草が生えてきたりして困ってしまう……。そんなとき、お庭の隙間を埋めてくれるのが「グランドカバープランツ」。
今回は「グランドカバープランツ」の魅力と役割、おすすめ植物をご紹介します。
目次
グランドカバーとは
グランドカバーは、「地面(グランド)を覆う(カバー)」植物のことで、踏まれても大丈夫な植物や、日陰でも育つ植物、雑草が生えにくくなる植物などが多く、かわいい花が咲く植物から葉がきれいな植物まで幅広く色々な植物があります。今回はその中から、おすすめのグランドカバープランツ20種をご紹介します。
グランドカバーのメリット
管理が楽になる
グランドカバーは季節の花や植物と違って、お手入れの手間があまりかかりません。常緑のものなら1年中植えっぱなしで水やりさえすれば大丈夫な植物が多いです。
見栄えが良くなる
お庭に好きな植物を植えてきれいにしても、土がむき出しになってしまっていたり、ところどころ雑草が生えてしまっているとどうしても見た目が気になってしまう……。飛び石やレンガを敷いて空いた隙間の部分に植えると、お庭と調和するようになります。
基本的に強い植物が多い
グランドカバーと呼ばれる植物は、基本的に性質が強健なものが多いです。踏まれても大丈夫だったり(耐踏性)、日陰でも育つものだったり(耐陰性)、増えやすかったり。強い植物が多いので、日陰や半日陰などの「日に当たらないといけない植物が育てられない場所」でも育てることができます。
雑草が生えにくくなる
地面を土のまま放っておくと、どうしても雑草が生えやすくなってしまいます。しかし、グランドカバーなどの植物が生えていれば雑草は生えにくくなります。また、グランドカバーの中には雑草を駆逐してしまうほど強い性質(繁殖力)を持つといわれている植物もあります。
芝生の代わりに!いろいろなグランドカバーがある
お庭を植物で敷きつめると言えば芝(芝生)のイメージが強いですが、芝は刈らなくてはいけないので管理が大変でもあります。そんなにこまめに手入れできないでも、管理の要らないグランドカバーがあります。日当たりなど環境に合わせて選んでみてくださいね。
ほぼ植えっぱなしで雑草防止!花もグリーンも楽しめる「タピアン」
グランドカバーのタピアンの魅力は、なんといっても存在感のあるお花!庭でお花のカーペットを楽しみながら、雑草を防ぐことができます。また、雑草よりも早く生長するので、秋にお庭の雑草が生えやすい場所などに植えれば、雑草よりも早く広がり、春の雑草防止に役立ちます。さらに、虫や病気にも強く丈夫なので、ほぼ植えっぱなしでOK!手間なくグランドカバーを庭に取り入れることができますよ♪
グランドカバー「クラピア」のサステナブルな魅力
「クラピア」は、国内に自生する在来種イワダレソウを品種改良した、これまでにないグランドカバー。お庭を美しくする景観向上はもちろん、雑草の発生を抑制したり、夏場の地温を和らげるといった機能面、そして環境に配慮したサステナブルな魅力にも注目が集まっています。
葉っぱがかわいい観賞葉
1.アイビー
日当たり | 日向~半日陰 |
花 | なし |
葉 | 常緑 |
アイビー(ヘデラ)はウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物です。
葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。また、地面に植えたアイビーが家屋の壁に活着し、外壁を覆いつくしてしまうこともあります。
水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなり素敵です。耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置いて管理することもできます。
シマトネリコなどのシンボルツリーの下草としてグランドカバーとして生やすのもおすすめです。
アイビー(ヘデラ)
- アイビーはウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物で、属名のヘデラの名前でも流通しています。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。アイビーは性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。 また、地面に植えたアイビーは家屋の壁に活着し、外壁を覆いつくしてしまうこともあります。アイビーは水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなります。アイビーは耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置くこともできます。
2.ワイヤープランツ
日当たり | 日向~半日陰 |
花 | なし |
葉 | 春~秋 |
初心者でも無理なく育てられ、鉢植えでも人気の観葉植物「ワイヤープランツ」。
最大の特長は、「ワイヤー」という名前のとおり、細く茶色い針金のような茎(枝)のおしゃれなフォルムと、丸く光沢のある小さな葉の可愛らしさです。生育旺盛で育てやすく、初心者でも無理なく育てられる観葉植物です。
上手に育てると夏から秋にかけて半透明の可愛らしい小花を咲かせ、小さな鈴のような実をつけることもあります。茎が良く伸びるので、仕立てかた次第でいろいろな形を楽しむことができます。また、寄せ植えにも最適です。
ワイヤープランツは生命力が強く、寒さで葉が全て落ちてしまっても根が生き残っていれば春の暖かくなったころにまた新芽を出し始めます。また、剪定のときに出た枝は水に挿しておくことで発根し、水耕栽培をすることが出来ます。
- ワイヤープランツは小さなグリーンの葉が可愛らしい、匍匐性常緑小低木です。ワイヤープランツという名前の通り、細いワイヤー(針金)の様な茎が特徴的です。ある程度耐寒性があり、地域によって差はありますが冬でもグリーンの葉を絶やしません。生育旺盛で、露地植えにするとどんどん広がっていきます。華奢なワイヤーのような茎はツルのように見えますが、ツル性ではありません。 環境が合えば、春から夏にかけて小さな花とその後に種子ができます。とても小さく見つけにくい花と実ですが、光沢のあるグリーンの葉よりも明るい黄緑色の花が咲くので、注意深く観察してみましょう。 ワイヤープランツは霜に当たると葉が落ちてしまうことがありますが、根が生きていれば春の暖かくなったころにまた新芽を出し始めます。葉が落ちたら短く刈り込んで軒下に移動するなどの寒さ対策を行いましょう。また、剪定のときに切った枝は水に挿しておくことで発根するので、水耕栽培で楽しむことができます。
3.ハツユキカズラ
日当たり | 日向~半日陰 |
花 | なし |
葉 | 常緑 |
不規則に白く染まる若芽が降り始めた雪のような「ハツユキカズラ(初雪蔓)」。
日陰や湿った土壌でも苦にしない、育てやすいグランドカバー向けの植物です。もちろん鉢植えやプランターでも大丈夫です。
ハツユキカズラは寄せ植えでも活躍する万能派です。 ハツユキカズラの特長であるピンク色の新芽を楽しむためには、肥料と水を切らさずに生長をうながし続けることがポイントです。
日陰でも育てられる 耐陰性ですが、日光も大好きです。あまり暗すぎる環境では新芽が発色せず、葉の色が緑一色の株になってしまいますので日中は日があたるなど半日陰が綺麗に育てられるポイントです。
直射日光が得意でないので、さじ加減は必要ですが基本的には大変丈夫です。 常緑性ですが、寒さにあたって紅葉した姿もまた美しいものです。
ハツユキカズラ(初雪葛)
- ハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種で、キョウチクトウ科のつる性常緑低木です。不規則に白く染まる斑入りの葉の模様が雪のようであることが名前の由来です。 日本に自生するテイカカズラの園芸品種のため、日本の環境に合い、暑さ、寒さにも強い上に日陰でも育つ丈夫な植物です。生長のスピードがゆっくりなので、鉢植えや寄せ植えの素材としても利用できます。這うようにつるを伸ばしていくため踏みつけに強い常緑のグランドカバーにもなります。 ハツユキカズラの遠目で見ると花のようにも見える斑入りの葉は、ピンク~白~グリーンと色が変化します。耐陰性がありますが、新芽の頃のピンク色を楽しむためには、日当たりの良い場所でないと美しく発色せず、緑一色の株になることがあります。 常緑ですが、寒さにあたって紅葉した葉も美しく、観賞価値があります。
4.アサギリソウ
日当たり | 日陰~半日陰 |
花 | なし |
葉 | 春~秋 |
アサギリソウは葉に短い毛がたくさん生えているのでふわふわしていて触り心地がとてもよい植物です。
銀白色の葉が可愛らしい。グランドカバーとして使うと銀白色の絨毯のように広がります。
もともとは東北や北陸以北の岩場に自生しています。日があたらない日陰でも沿建てることができるグランドカバーです。半日陰でも生育可能です。
5.ディコンドラ
日当たり | 日向~半日陰 |
花 | なし |
葉 | 常緑 |
丸っこいかわいらしい葉が連なっている匍匐性の植物です。
別名で「ダイコンドラ」、「ダイカンドラ」などとも呼ばれます。匍匐性なので、グランドカバーのほかにハンギングバスケットの寄せ植えなどにも最適です。
グランドカバーとして植える際は、植える場所に注意します。ディゴンドラは耐踏性が弱く、踏まれると枯れてしまうことがありますので、通路からは外れた場所に植えるなどの配慮が必要です。
完全な日陰では生育状態がわるくなるので、日向か半日陰を選びましょう。
ディコンドラ(ダイコンドラ)
- ディコンドラは、小さなハート型の葉が可愛い、横に広がって這うように伸びる多年草。ハンギングバスケットや寄せ植えのアクセント、庭や花壇のグランドカバーとして人気があります。耐寒性がそれほど高くないので、葉をつけたまま冬を越すためには-1℃以上の気温が必要です。冬に-1℃を下回る場合、関東以南の地域であれば一時的に地上部が枯れることがありますが根は生きていて、春には再び芽吹きます。春から初夏に3mm程度の小さな花が咲きますが、気付かれないことも多いかもしれません。 ディコンドラには緑葉のミクランサ種と、銀白葉のアルゲンテア種があり、ミクランサ種は日本にも分布していてアオイゴケの和名があります。緑葉のミクランサ種は湿り気のある土壌を好み耐陰性があります。銀白色のアルゲンテア種は乾燥した日なたの環境を好みます。銀白葉のアルゲンテア種は、葉の表面が細かい毛に覆われて銀白色に輝いてとても美しいのですが、若干蒸れに弱く葉がいたみやすいので乾かし気味に育てるとよいでしょう。 ディコンドラは両種ともタネか苗から育てることができます。緑葉のミクランサ種は造園用に大袋に入った種も販売されており、庭に種をまいてグランドカバーに育てることもできます。また、緑葉のミクランサ種は、銀白葉のアルゲンテア種に比べて生育が早く、季節にもよりますが種をまいて1~2か月後には地面を覆います。芽が出始めると生長はとても速く、生えそろってきたら少々踏みつけても大丈夫です。ディコンドラは踏まれた場所は細かな密の葉が茂り、踏まれない場所は大き目の葉がふんわりと育ちます。繫殖力が強く、環境が合えばどんどん増える育てやすい植物です。
6.ギボウシ
日当たり | 半日陰~日陰 |
花 | 初夏 |
葉 | 春~秋 |
ギボウシは世界の温帯地域で栽培されている多年草です。日本ではさまざまな野生種が分布し、その生育環境もさまざまです。
古来より観賞用に植えられ、シーボルトがアメリカへ持ち帰って以来欧米で交配がなされ、多くの品種がつくりだされました。
葉の色や形はもちろん葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30cm以上の大型、20cm前後の中型、10cm前後の小型の3タイプに大別されます。初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を開花し葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめます。冬は落葉して地上部がなくなります。ギボウシは半日陰~日陰を好む植物で、株が生長するとかなり大きくなります。
グランドカバーとはいえ冬に地上部が無くなるので、そのことを考えて植え付けるようにしましょう。
7.ミント
日当たり | 日向~半日陰 |
花 | 春~夏 |
葉 | 春~秋 |
ミントはハーブの中で最もポピュラーな品種です。どの品種でも基本的に強い性質をもっています。強い香りを放ち天然虫よけ剤のハッカ油の材料になります。
ミントというと、スカっとしたさわやかな香りがしますが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りの品種もあります。ミントティーにしたり、サシェやポプリの材料にしたり、料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。
摘みたての葉を数枚コップに入れ、熱湯を注ぐだけでハーブティーになります。エスニック料理も使用され、東南アジア料理のスープやサラダなどにも利用できます。
ミントはその繁殖力の旺盛さから、ほかの植物を駆逐してしまうことがあります。グランドカバーとして使う場合は、レンガで区切りをつけたりして、ほかの植物を駆逐しないように管理することが大切です。
8.クローバー(シロツメクサ)
日当たり | 日向 |
花 | 春 |
葉 | 春~秋 |
クローバーが属するトリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。
花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。
日本で最もよく目にするシロツメクサは、3つの小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の花を咲かせます。白い集合花で冬に地上部が枯れますが春に茎葉が伸びてくると鮮やかです。
牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱いです。ギボウシ同様冬には地上部が枯れますので、それを考えた植栽にしましょう。
クローバー(シロツメクサ・白詰草)
- クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。 トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。