芝生の目土(めつち)の種類と役割について

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▼目土(めつち)時期

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寒地型芝

 

芝生を育成管理するうえで欠かせない芝生の目土(めつち)入れ。芝生を始めたばかりの方には、あまりなじみのない言葉かもしれません。しかし、芝生を管理するうえで決して欠かすことのできない重要な作業です。

芝生上級者を目指して目土(めつち)の目的や方法を理解していただくために、今回は芝生の目土(めつち)の役割についてご紹介していきたいと思います。

目次 

芝生の目土(めつち)とは

目土(めつち)の種類と目土(めつち)入れの時期

芝生の目土(めつち)|まとめ

芝生の目土(めつち)とは

芝生にとって目土(めつち)の役割はいろいろあります。

どんな時に芝生に目土(めつち)を使用するのかみていきましょう。

目土の役割

芝生の種をまく時の目土の役割

芝生の種を蒔いた後に軽く土を覆土するときの土も目土(めつち)といいます。種の乾燥を抑え適度な湿度を与えることで発芽を促します。

レーキで筋を付けた後、芝生の種を蒔きます。その後もう一度、さきほど付けたレーキの跡にクロスするように筋を付け、軽く目土(めつち)をかけてからたっぷりと水をあげます。その際、芝生の種や目土(めつち)の飛散防止のため寒冷紗や自然に溶ける素材のシートなどをかぶせるとしっかりと発芽してくれるようです。

芝生の苗を植え付ける時の目土の役割

芝生の苗と苗の間の接着剤の代わりとなり、芝生苗の根の活着を助けます。また、芝生の苗自身の乾燥も防ぎますので、芝生の苗の上からも均等に軽くかけてあげましょう。

芝生の表面の凸凹を整える時の目土の役割

芝生をしっかりと整地して植えたとしても、どうしても芝生の表面が凸凹してきます。芝生が凸凹するとそこに水がたまりやすくなってしまい、排水性の良い土壌を好む芝生としては状態がとても悪くなります。その結果、芝生にキノコやコケが生えてしまったりします。排水を良くするためにも目土(めつち)を入れて凸凹を整えてあげましょう。

ここで注意することは、目土(めつち)を入れれば入れるほど土の高さも増すということです。

極端な目土(めつち)入れにより凸凹を作り続けることにならないように気をつけましょう。

芝生の新芽やむき出しになった茎を覆う時の目土の役割

長く芝生を管理しているとサッチ取りをした後や、芝の地際にある成長点が上昇して芝生の茎の部分に土がなくなり、芝の茎がスカスカな状態になってしまいます。そのためその部分の芝の密度は低く、色も弱々しい黄色の芝生になってしまいます。このようにならないためにも、目土(めつち)をして生き生きとした芝生を育てましょう。

芝生のサッチの分解を促進する時の目土の役割

芝生を刈った後どんなにサッチ取りを頑張っても、時がたてば芝生の根元にはたくさんのサッチが詰まってくるものです。そのままにしておくとせっかく芝生に水をやってもサッチが水を吸収してしまい、土壌に水が染み混むのを防いでしまいます。しかも、サッチは乾きづらいため、芝生の上にいつまでもじめじめした状態のサッチが残り、病原菌の住処になってしまします。

このサッチ対策として、芝生に目土(めつち)を入れることで微生物の分解する働きを助けるというわけです。

この場合目土(めつち)を入れるとき、サッチ分解の効果のある肥料などが含まれた目土(めつち)を使うことによって、効果は格段にあがります。是非お試し下さい。

芝生のエアレーションや除草後の根の乾燥を防ぐ目土の役割

芝生の更新に欠かせないエアレーションの後の穴を埋めることも目土(めつち)の大切な役割です。芝生の根の乾燥を防ぎ、芝生の生育を助けることになりますので行ってあげるといいでしょう。

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目土(めつち)の種類と目土(めつち)入れの時期

目土の種類

ホームセンターや園芸店で売っている目土(めつち)には、大きく分けると3種類あります。

川砂

きめが細かいので芝になじみやすく、排水性にも優れているためとても使いやすい目土(めつち)、目砂です。芝生全体に施す目土(めつち)の時にとても使いやすいです。

混合土

元肥やピートモス、黒土などをブレンドした目土(めつち)です。芝生のトラブル時に剥げてしまった芝生の育成の時にとても力を発揮してくれる目土(めつち)ではないでしょうか。

粒状

芝生の土壌のために、ピートモスやパーライトなどを絶妙にミックスし、排水性を考えた土壌改良資材の目土(めつち)です。

以上の3種類は、ご家庭の芝生の状態をみながら使い分けるといいでしょう。

目土(めつち)の時期

芝生全体に目土(めつち)を入れるのに適した時期は、基本的に芝生の育成期にします。反対に猛暑の時期、休眠期、芝生の生育が思わしくないときの目土(めつち)入れは控えましょう。

お手入れの一環でキノコが発生した芝生や、除草をして穴が開いてしまった場所の目土(めつち)入れはシーズンを通して行ってかまいません。

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芝生の目土(めつち)|まとめ

・目土(めつち)の種類は水はけが良く、雑草の種などの不純物を含まないものを選びましょう。

・雑草を抜いた後やサッチを取り除いた後の芝生の茎や根の乾燥を防ぐために目土(めつち)を入れましょう。

・全体的な目土(めつち)は入れすぎに注意しましょう。

・目土(めつち)入れで芝生の凸凹を整えましょう。














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