芝生の肥料トラブルQ&Aそれってやり過ぎ?少な過ぎ?
LOVEGREEN編集部
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暖地型芝生施肥 | ||||||||||||
寒地型芝生施肥 |
家庭菜園やガーデニングをされている方は、お野菜やお花を育てる中で元肥や追肥が植物にとって大事なことは良くご存知ではないでしょうか。
でも…みなさん、ご家庭の芝にも肥料をあげていますか?
うっかりしそうですが、芝も植物ですから生長にとって肥料はとても大切です。皆さんのお庭の芝をよくご覧になってみてください。
芝生が部分的に枯れていませんか?
なんとなく全体的に黄色っぽくありませんか?
芝の緑がまばらではありませんか?
それってもしかして肥料のトラブルかもしれません。
芝の肥料ビギナーの皆さんへ、芝生に肥料を施す場合どんな肥料を、いつごろ施せばいいのかご紹介します。
目次
芝生の肥料の種類
肥料の種類
肥料と一言でいいましても様々な種類がありますが、だいたい芝生用の肥料は窒素・リン酸・カリが同じくらいにバランスよく配合されているものが多いようです。
有機質肥料
油かすや骨粉のように植物性・動物性のものを原料とした肥料でチッソ・リン酸・カリウムの3要素の他に微量要素も含んでいます。主に元肥に使用されます。
無機質肥料(化学肥料)
化学的に作られた肥料で単一成分の肥料のことをさします。続けて使用すると土が痩せてくるので、連続使用には気をつけましょう。
化成肥料(粒状複合肥料)
3要素を含んだ粒状の肥料です。比較的扱いやすい肥料です。
有機配合肥料
有機肥料と無機質肥料を混合し、3要素がバランスよく配合されているので手軽で安心して使用できます。
無機質配合肥料
無機質の原料を使って作られた肥料で、3要素の他にマグネシウムなどの微量要素も含まれた肥料です。
液体肥料
肥料の3要素を水溶液にしたもので早い効果を狙った使い方が出来ます。
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芝生の肥料の時期
施肥の時期
肥料を使用する際に、ご家庭の芝生が暖地型芝生なのか、寒地型芝生なのかでも施肥の時期に違いが出てきます。
暖地型(野芝、高麗芝、バミューダグラス類など)
暖地型芝生の生育期である初夏から盛夏にかけての肥料は、チッソを多めにします。
又、休眠期前の秋に施す肥料はリン酸やカリウムを多めに施すと、春の芝生の芽吹きが違ってきます。
寒地型(ベントグラス類、ブルーグラス類、フェスク類など)
暖地型とは違い、秋が寒地型芝生の生長期なので肥料切れにならないように注意しましょう。
施肥のポイント
・全体的に西洋芝は日本芝に比べて生長が早く、チッソの要求も多いため、やや多めの肥料を心がけましょう。
・寒地型芝生は夏の高温に弱いため、梅雨後の施肥はいったん中止し、秋から年内いっぱいまでと春に施肥をします。
・天気予報を見ながら雨の降る前に施肥するか、施肥した後は水をあげると良いでしょう。
・猛暑日は肥料焼けを起こしやすいので、出来るだけ避けましょう。
芝生の肥料のトラブルQ&A
では、実際に最初に質問した芝生にまつわる肥料のトラブルQ&Aについてお答えしていきたいと思います。
Q 芝生が部分的に枯れていませんか?
A 濃度の濃すぎる肥料を蒔いたために、肥料やけを起こしているかもしれません。
肥料焼けとは、肥料成分の濃度が高すぎて肥料が付着した箇所が変色したりして枯れてしまう症状のことです。化成肥料の粒が茎葉の上に長く残っていると肥料やけの原因になりますので、散布後には必ず散水するか、降雨の直前に散布するよう心掛けましょう。
また、気温の高い季節の日中に散布しても肥料焼けをおこす危険性が高くなります。できるだけ気温の低い夕方やくもりの日などに散布しましょう。
Q なんとなく全体的に黄色っぽくありませんか?
A 肥料不足かもしれません。
原因としては、薬害または肥料の不足が考えられます。
農薬・除草剤などを使った場合の変化なら薬害と考えますが、芝生の生育期に黄変色等で元気がない場合、水はけ、日照状態に問題がないようでしたら肥料不足によるものと考えられます。
速効性のある液体肥料や化成肥料を施しましょう。
Q 芝の緑がまばらではありませんか?
A 施肥した際に、均一に肥料をまかなかったためにまばらに茂ってしまったのでしょう。
肥料をまくポイントは、均一にむらが出来ないようにまくことです。部分的に偏って施すとまばらに茂って見苦しくなります。必ず容量を守り、手に一握り(約30g)持って最初は左右に、次に縦横方向にまいてむらの出ないようにしましょう。
芝生に適した肥料を適した時期に、適した時間帯に適量与えると、芝生が徐々に青々してくることでしょう。
青々とした芝生はとっても気持ちがいいものですね。
芝生の肥料について|まとめ
・気温の高い季節の日中の施肥は避け、できるだけ気温の低い夕方やくもりの日などに施肥しましょう。
・肥料は均一にむらが出来ないようにまきましょう。
・肥料の散布後は散水するか、降雨の直前に施肥するよう心掛けましょう。
・ご家庭の芝生が暖地型芝生なのか、寒地型芝生なのかを確かめ、適切な施肥を行いましょう。
こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なガーデニング生活を楽しんで下さいね♪
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