ターシャのお庭に咲いていた花~忘れな草
LOVEGREEN編集部
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ターシャの庭
2008年6月に他界した、世界的に有名なガーデナー、人形・絵本作家でありスローライフを実践されていたターシャさんを季節の流れとともにフィルムに収めた
映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」
~足りないものを嘆くのではなく、全てを受け止め感謝する、静かな水のようにありたい~
が4/15(土)に公開されます。
▼映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」のことならコチラ
Photo by: Richard W Brown
「ターシャ・テューダー」という名前は、ガーデニングをしている方なら一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
1915年アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれの彼女は、アメリカで最も愛されている絵本作家の一人であり、人形作家でもあり、ガーデナーでもありました。
(C)2017映画「ターシャ・テューダー」製作委員会
その「ターシャの庭」と言われる有名なお庭はバーモント州にあります。バーモント州は農業と酪農が盛んな地域で、このバーモンドという言葉はフランス語で「緑の山」という意味を持つ大変自然豊かな地方です。
美しく咲き誇るターシャのお庭に咲いているお花をご紹介します。
ワスレナグサ
学名 | Myosotis |
科・ 属 | ムラサキ科 ワスレナグサ属 |
英名 | True forget-me-not |
原産地 |
世界の温帯 |
開花期 | 3~5月 |
小さな花が次々と咲く可憐なイメージの「忘れな草」。
とても耐寒性に優れており、原産地では一年草扱いではなく多年草として一年を通して育つことが出来ます。
残念ながら日本では夏の暑さ、梅雨の蒸れに耐えられず萎れていきます。
耐寒性もあり、冷涼な地方での夏越しなら可能です。雪の降る北海道で冬越しが出来る植物です。
ターシャが住んでいたバーモンド州も一年の半分ちかくは雪で覆われているので、このワスレナグサが育ちやすい環境だったんですね。
ワスレナグサの日々のお手入れ
今が開花期のワスレナグサですが、小さな花がどんどん咲いては散っていき、種も次々出来てきます。
下から新しいわき芽も生長しています。
このように旺盛に生長する「ワスレナグサ」を長く楽しむために、花が終わった後の茎を切り戻しましょう。
新芽が出ているところ確認してから切り戻すと分かりやすいと思います。
このように切り戻してあげることで風通しが良くなり、蒸れも防止し、次々と出てくるわき芽の出芽も促進します。
暑さに弱く、蒸れにも弱いワスレナグサですが、長く育てるためにはここが皆さんの腕の見せ所です。
しっかりお手入れしてあげてください。
実は園芸種「ワスレナグサ」と本来の「ワスレナグサ」は種類が違うようです。
ヨーロッパに自然分布している「スコルピオイデス種」に付けられた和名が本来の「ワスレナグサ」です。実は大変繁殖するため侵入生物として認識されている植物でもあります。
園芸的に流通している「ワスレナグサ」は、「エゾムラサキ」とアラスカの亜高山帯に分布している「アルペストリス種」が交雑種したものなどがあり「ワスレナグサ」と一言でいってもいろんな種類があるようです。
いかがでしたか?
ターシャの庭に咲いている「ワスレナグサ」。
自分ならではのガーデニングを楽しむきっかけに育ててみてはいかがですか?
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