かわいい壺型!ヴィオルナ系クレマチス

金子三保子

金子三保子

14024views
公開日 :
Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加

クレマチスは系統によって、花の形、開花時期、剪定方法が違います。加えて、ツル性が多いですが、木立性のものもあったり、落葉性もあれば常緑性のものもあります。同じ種類の花でここまで違いがある植物って、そうそうないような気がします。

今回は、たくさんあるクレマチスの中でも「壺型(つぼがた)」と表現されるクレマチスをご紹介します。

独特のかわいい形、実生のものが多いので同じ品種でもちょっとずつ違ったりすること、剪定すれば返り咲くのでワンシーズンで複数回、花が楽しめること・・・と、魅力がたくさんあることから、ファンもたくさんいる系統のクレマチスです。

私もこの系統が大好きで数品種を育てています。花の様子や剪定方法などの扱い方をご紹介します。

目次

クレマチス・ヴィオルナ系、テキセンシス系

たくさん花を咲かせるには?

クレマチスの性質

切り花にもできます

クレマチス・ヴィオルナ系、テキセンシス系

 

クレマチス・ヴィオルナ系、テキセンシス系

壺型やベル型、ベル咲きクレマチスと表現されるヴィオルナ系、チューリップの花を逆さにしたような形のテキセンシス系、いずれも原種系のクレマチスです。ツル性でたくさんの花が咲き、ツルの長さは、品種、育て方にもよりますが、1~3メートルくらいです。

ヴィオルナ系、テキセンシス系クレマチスの開花時期

一番花が開花するのが5月、そこから数回咲き10月くらいまでの開花です。このためこの系統のクレマチスを四季咲きと表現されることもあります。

咲きだすと1カ月近く花が開花しているので、開花期間が長いのも魅力のひとつです。花の後は剪定しておくと、剪定から1~2カ月後に再度開花。1シーズンの開花の回数は、2~3回くらいです。この回数の違いは、剪定のタイミングが大きく影響します。

クレマチスの仕立て方

鉢植えでも地植えでも栽培可能です。ツル性なので、トレリスやオベリスク、フェンス、行燈仕立て、などツルを這わせる何かが必要です。

花の付き方と剪定方法

この系統は「新枝咲き」と言って、今年に伸びたツルに花を咲かせます。シーズン後、今年伸びたツルから花が咲くことはありません。

剪定は「強剪定」。花のシーズン中は、地際から1~3節で切り戻し、秋の最後の開花が終わったら地際でカットします。

私の場合は、冬前の剪定は地際で切らず、枯れたツルを1節残しておきます。他の植物を植え替えたりするのに、年がら年中掘り起こしたりするため、クレマチスの根を傷つけないようにするためです。春に地面から新しいツルが出てきたら、そのツルはカットしています。

クレマチスのつぼみ

最初は数ミリの緑の小さなつぼみが徐々に膨らみ、次第に写真のように色づいてきます。東京だと一番花は、5月中旬くらいです。

最初は数ミリの緑の小さなつぼみが徐々に膨らみ、次第に写真のように色づいてきます。東京だと一番花は、5月中旬くらいです。

 

お尻が割れて開花です。

つぼみのお尻が割れて開花します。

 

目次に戻る≫

たくさん花を咲かせるには?

ツルの数を絞った方が株のためになりたくさん花を咲かせられることになります。ツルの数を多くしすぎるとエネルギーが分散してしまうため、厳選した数に絞った方が花付きがよくなります。

年に複数回楽しむためのは剪定のタイミングが大切!

剪定してから1~2か月後に返り咲く性質です。たくさんの回数を楽しみたい場合は、早めの剪定をして、次の開花用のツルを育てていきます。

剪定してから1~2か月後に返り咲く性質です。たくさんの回数を楽しみたい場合は、早めの剪定をして、次の開花用のツルを育てていきます。

目次に戻る≫

クレマチスの性質

クレマチスは直根性です。移植を嫌う性質なので、地植えにする場合は定植する場所をよく考えて植えます。もし、3号のポット苗で購入した場合は、いきなり地植えにせず、鉢に植え替えて株を大きく育ててから地植えするようにします。

ツルが折れやすいです!

とてもツルが折れやすいので、開花中の行燈仕立てになっている大鉢を買った場合、まずは鉢のままお花を楽しんで、花が終わってから剪定の際に地におろすことをおすすめします。

私は開花中に植え替えようとして、何度もせっかく咲いてるツルを追ってしまった経験があります・・・。強剪定タイプなので、花が終われば大胆に切ることができます。それまでゆっくりと楽しみましょう。

実生系のものが多いです。

実生のものが多いので、同じ品種でも個体差があるものが多いです。咲き方が「スレンダー」だったり、「ぷっくり」としていたり・・・。色も同じ品種でも微妙に違ったりしますので、お気に入りのものを探すのもこの系統ならではの楽しみです。

実生のものが多いので、同じ品種でも個体差があるのも特徴のひとつです。咲き方が「スレンダー」だったり、「ぷっくり」としていたり・・・。色も同じ品種でも微妙に違ったりしますので、お気に入りのものを探すのもこの系統ならではの楽しみです。

目次に戻る≫

切り花にもできます

最近は切り花としても流通しているので、花屋さんで見かけたことのある方もいらっしゃるかもしれません。切り花の場合は、「ベル咲き」と表現されることも多いようですが、壺型、ベル咲き、どちらも同じです。

最近は切り花としても流通しているので、花屋さんで見かけたことのある方もいらっしゃるかもしれません。切り花の場合は、「ベル咲き」と表現されることも多いようですが、壺型、ベル咲き、どちらも同じです。

目次に戻る≫

強剪定の四季咲き性タイプのクレマチスは、初めてクレマチスを育てる方にはおすすめの系統です。小輪で主張が強くないので、バラや宿根草など、いろいろな植物と相性がよいですよ。咲き方、色などが豊富なので、お気に入りのクレマチスを見つけてみてはいかがでしょうか。

強剪定の四季咲き性タイプのクレマチスは、初めてクレマチスを育てる方にはおすすめの系統です。小輪で主張が強くないので、バラや宿根草など、いろいろな植物と相性がよいですよ。咲き方、色などが豊富なので、お気に入りのクレマチスを見つけてみてはいかがでしょうか。

▼クレマチスの関連記事

 

庭リノベの無料相談、お見積はMIDOLAS

▼関連ワード

「かわいい壺型!ヴィオルナ系クレマチス」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

LINE@
金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー。1997年よりフラワースクールにてスタッフを経験後、2001年に花屋・レコルトを設立。 花のギフトや装花・コーディネート、自身でスタイリングした花の撮影など、幅広く活動中。受け手が心地よい気分になれるような、ナチュラルでさりげない花や写真を提案している。 好きな植物は、草花、ハーブ、原種のクレマチスなど。ビオラは交配して自分の好みの色あいを作ったりもしている。色合わせがとにかく好き。

おすすめ