オリーブの剪定と摘果のポイント~オリーブに実がなりました!~
小野寺葉月
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オリーブの剪定と摘果についてご紹介します。買ったばかりの鉢植えにお手入れはさほど必要ないですが、年に一度程度不要な枝を落とすと樹形をきれいに保つことが出来ます。また、摘果する(実を間引く)ことで、実が大きくなります。
目次
- オリーブの剪定(せんてい)とは?
- オリーブはいつ剪定するの?
- オリーブはどこを剪定するの?
- オリーブ剪定の優先順位と枝の名称
- オリーブを剪定したら虫がいた!
- オリーブの実の 摘果って?
- オリーブの苗を植え付けてみよう!
- オリーブを剪定したら虫がいた!
オリーブの剪定(せんてい)とは?
樹木の枝を切ることで形を整えたり、風通しを良くしたりすることの総称です。庭木のお手入れの中のひとつです。見た目を美しくするだけではなく、木が栄養を効率よく吸い上げたり、生長を促進したり、病害虫の繁殖を予防することもできます。剪定時期は木の種類によって異なります。
オリーブはいつ剪定するの?
オリーブの剪定に適しているのは2月から3月にかけてです。休眠期間なので剪定しても生育に影響が出にくいです。
剪定してはいけない時期
初夏から秋まで(5月~10月ごろ)はオリーブの生長期のため、枝が芽吹き葉も多く、全体がもさもさした印象になってきますが、剪定をしてしまうとそこからぐんぐん伸びて枝が暴れてしまいます。結果、樹形が乱れてしまいます。この時期は少し我慢して、剪定するなら内向きの枝や枯れ枝のみにしましょう。
オリーブはどこを剪定するの?
オリーブは、枝が左右交互になるように剪定し、仕立てていきます。
赤い線のところをカットします。
①地面からひょろりと生えている「ひこばえ」をカット。木に栄養をいきわたらせるためです。
②右下の枝、枝が込み入っているため、交互に枝が残るようにカット
③全体的に、交差している枝、幹の方に向かっている枝、下方に下がっている枝を根元からカット
不要枝をカットするときは根元から行いましょう。
オリーブの樹形を整えるためのお手入れ
樹木の剪定は通常、自然樹形をお手本にします。オリーブの自然樹形って・・・?
オリーブが自然に生えているのを見たことがありますか? 最近は公園でも見かけることのあるオリーブ。オリーブは樹種ごとに樹形が異なります。日本でよく流通している”シプレッシーノ”や”マンザニロ”はベランダなどでも育てやすい縦に長い楕円形の樹形です。”ネバディロブロンコ”や”ルッカ”など種類は枝が放射状に伸びたり、樹冠が大樹のようにしっかりするため、横に枝が広がるイメージです。おうちにあるオリーブの品種を確認して、本来の樹形を確認しながら出来上がりのイメージを持って剪定するとよいでしょう。
生長すると10mもの大木になるオリーブ
オリーブって、実は10mを超す大きさになるんです。なので、スペースによっては適期剪定が欠かせません。基本は細かい枝は適時落として、枝を透かすこと。また、長すぎる枝は残す枝であっても途中でカットすること。何年かに一度、樹高の高さによっては幹を思い切って強剪定することも必要です。思い切って剪定しても、枝を全部払ったりしなければ、どんどん枝が出てきますので大丈夫です。
\オリーブの剪定の優先順位って?/
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