ミニトマトの育て方 〜摘心編〜
LOVEGREEN編集部
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ミニトマトを5月の連休前後に植え付けてから、枝を2本に仕立てたり、水やりを工夫し、適量の肥料を与え、甘くておいしい完熟ミニトマトの収穫をみなさんは体験できましたか?
大きく生長したミニトマトの苗も見上げるほど大きくなったので、そろそろ摘心していこうと思います。
目次
なぜミニトマトの苗を摘心をするのか?
ベランダでのミニトマト栽培は畑での栽培と違い、ミニトマトの苗の高さにも制限が出てきます。ミニトマトの主枝が支柱の高さまで到達した頃「摘心」といって主枝の先端を切ります。こうすることで今あるミニトマトの実を確実に早く充実させ、秋冬栽培する野菜のための場所を早期に空けることが可能になります。
通常のミニトマトの摘心の目安は植え付けてから2ヶ月後以降で、ミニトマトの主枝が支柱のてっぺんに到達する頃です。
今回は特大のプランターで、特大の支柱をたててミニトマトを育てているので、摘心をしようと判断したのが3か月経過した8月以降になりました。
みなさんも育てているミニトマトの苗の生育状態をみながら、摘心の時期を決めていきましょう。
ミニトマトの摘心の方法
では、ミニトマトの主枝を摘心していきましょう。
現在ついている果房(かぼう)からみて、上2枚の葉を残し、その上の部分の枝を摘心します。
ミニトマトやトマトは汚れたハサミで切ってしまうと、病気にかかりやすくなります。必ずアルコール除菌などした、清潔なハサミでカットしましょう。
\除菌ティッシュでさっと拭けばOK!/
ミニトマトは摘心しなくてもOK!
ミニトマトの栽培は本当に奥が深く、考え方によって摘心しなくても問題なく育てることができます。
ヘビ栽培
ミニトマトを摘心せずに、そのまま主枝を伸ばしていく方法もあります。支柱のてっぺんまで到達した主枝を下にずりおろしながら栽培する方法です。枝をずり下すことで、根元にとぐろを巻いたような茎ができるため、ヘビ栽培というそうです。
Uターン整枝栽培
摘心せずに上に伸びた枝を、支柱のてっぺんまで到達したら、折り返して地面に向けて栽培します。ミニトマトの枝を折り返す専用のハンガーフックは、ネットなどでも購入することができます。
放任栽培
自然な状態で栽培するため、わき芽をかくことも、仕立てることも、摘心することもしない栽培方法です。支柱も使わず、地這い状態で育てることもできます。
注意する点は充分な株間を必要とすること、泥はねによる病気を防ぐためにマルチ栽培にする点を考えると、プランターでの栽培には不向きの方法ですね。
ミニトマトやトマトの栽培って本当に様々な方法があり、とても奥が深いんです。基本的なミニトマトの栽培に慣れてきたら、摘心するかしないで育てるかだけでなく、品種にこだわり、仕立て方や育て方にもこだわってみると究極のミニトマトがご家庭でも作れそうですね。
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