【冬の水やりはどうするの?野菜の冬の過ごし方をcheck!】はじめてさんの家庭菜園Q&A〜エディブルガーデン

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古幡真恵

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家庭菜園をスタートしよう!そんなはじめてさんに向けた「育ててワクワクたのしいエディブルガーデン」。今回のテーマは「冬の水やり」

家庭菜園をスタートしよう!そんなはじめてさんに向けた「育ててワクワクたのしいエディブルガーデン」では、毎月野菜・ハーブ・食べられるお花を育てる楽しみを紹介しています。もちろんWEBのLOVEGREENでも毎月連載中!

エディブルガーデンの仲間たち

まずエディブルガーデンに登場するかわいい仲間たちをご紹介します。

ここは日本のどこか、猫たちの暮らす場所。ハチワレとチャトラが「エディブルガーデン〜食べられる庭」を作って暮らしています。  今回は10月に種をまくそら豆の「へそ」についてハチワレとチャトラの生活とともに紹介していきます!  彼らもそら豆の種をまくみたい。上手にそら豆の種をまけるかな?

Illustration:小野寺葉月

ここは日本のどこか、猫たちの暮らす場所。ハチワレとチャトラが「エディブルガーデン〜食べられる庭」を作って暮らしています。

今回は12月以降、日に日に寒くなる冬の水やりについてハチワレとチャトラの生活とともに紹介していきます!

冬の水やりはどうするの?

寒い冬はコタツでぬくぬく、うたた寝が気持ちいい。あれあれ?土さんが窓から水を欲しそうにハチワレを眺めています。土さんはいつになったらお水がもらえるのかな?

Illustration:小野寺葉月

寒い冬はコタツでぬくぬく、うたた寝が気持ちいい。

あれあれ?土さんが窓から水を欲しそうにハチワレを眺めています。土さんはいつになったらお水がもらえるのかな?

Q 野菜の冬の過ごし方、寒い季節の野菜の育て方のコツを教えて!

ほとんどの秋冬野菜が生育するのに適した温度は15〜20℃位です。15℃を下回る寒い冬は雪が降ったり、寒さのために霜柱が出来たり、植物にとって生育が鈍る季節です。そのため、寒い冬の季節に合った育て方が必要になります。特に水やりは、寒さで根を痛めてしまわないよう要注意!

ほとんどの秋冬野菜が生育するのに適した温度は15〜20℃位です。15℃を下回る寒い冬は雪が降ったり、寒さのために霜柱が出来たり、植物にとって生育が鈍る季節です。そのため、寒い冬の季節に合った育て方が必要になります。特に水やりは、寒さで根を痛めてしまわないよう要注意!

A. ポイント1〜冬の水やりは暖かい日の午前中

〜水やり〜 種をまいた時はしっかりと水を与えますが、基本的に乾燥気味に育てます。畑で育てている方は降水による水やりを基本に、よほど乾燥したときは様子を見て与えましょう。プランター栽培の方は、土が乾いたらしっかりと水を与えます。

Illustration:小野寺葉月

植物の水やりのタイミングは「朝」です。なぜなら、太陽の光が降り注ぎ温度が上昇すると、植物は主に葉の裏の気孔を開き、水分を外に放出(蒸散)からです。この時水が不足すると「しおれる」という現象が起こるため、朝に水を与えるのが鉄則となっています。

 

しかし、真冬の水やりは天気によって気温が下がり過ぎてしまいます。霜柱のように土の中の水分が凍ってしまっては、植物は水分を吸収することが出来ません。加えて、気温が低すぎると植物の生育も鈍るのに、水分ばかり与えても必要以上に土壌が加湿になるばかりです。そのため、真冬の水やりは天気と相談しながら行うことが重要です。  畑で栽培している場合は、1週間のうち1日でも雨が降れば水やりはさほどしなくても大丈夫(ちなみに私の水やりは、ほとんど天気にお任せ状態です)。  雨の当たらないベランダで栽培している場合でも、1週間に1度鉢底から水が出てくるまでたっぷり与えるくらいで十分でしょう(プランターの大きさ、育てている植物によってそれ以上水やりが必要な場合も有り)。その際は、できる限り天気が良い午前中に水を与えましょう。

しかし、真冬の水やりは天気によって気温が下がり過ぎてしまいます。霜柱のように土の中の水分が凍ってしまっては、植物は水分を吸収することが出来ません。加えて、気温が低すぎると植物の生育も鈍るのに、水分ばかり与えても必要以上に土壌が加湿になるばかりです。そのため、真冬の水やりは天気と相談しながら行うことが重要です。

畑で栽培している場合は、1週間のうち1日でも雨が降れば水やりはさほどしなくても大丈夫(ちなみに私の畑の水やりは、マルチをかけているのでほとんど天気にお任せ状態です)。

雨の当たらないベランダで栽培している場合でも、1週間に1度鉢底から水が出てくるまでたっぷり与えるくらいで十分でしょう(プランターの大きさ、育てている植物によってそれ以上水やりが必要な場合も有り)。その際は、できる限り天気が良い午前中に水を与えましょう。

A. ポイント2〜15℃を下回ったら肥料はストップ

さほど特別な土を用意しなくても普通の培養土で大丈夫です。私が今回用意した土は、黒土・日向石(中粒)・アルカリ土壌に改良してくれるもみ殻くんたんです。肥料は有機肥料を原料にした顆粒状のものを用意しました。

寒い冬の季節15℃を下回るようになると、野菜の生長するスピードはどんどん遅くなります。それなのに、春夏野菜の頃と変わらず肥料をどんどん与えては、使用されない肥料が土の中で溜まってしまうことになります。

また、春夏と違い秋冬は雨も少なく、与える水の量も少ないため肥料分が水で流れ出すことも少ないということにもなるので、15℃を下回ったら、ほとんどの秋冬野菜の肥料は控えた方がいいでしょう。この時、気温と土中の温度を測ることができる温度計があると良いですね。

 

A. ポイント3〜作物の株元を腐葉土やバーク堆肥、マルチなどで温める

植物の冬越しなどで良く使用される方法で、腐葉土やバーク堆肥などで株元を温める方法があります。秋冬野菜の栽培でも有効で、かつ雨の日の泥はね防止にもなりますので、ぜひお試しください。  腐葉土やバーク堆肥以外にも、水苔やクル殻、100均で販売しているシートを使ってもOK!

植物の冬越しなどで良く使用される方法で、腐葉土やバーク堆肥などで株元を温める方法があります。秋冬野菜の栽培でも有効で、かつ雨の日の泥はね防止にもなりますので、ぜひお試しください(腐葉土やバーク堆肥以外にも、水苔やクル殻、100均で販売しているシートを使ってもOK)。

野菜も私たちも冬は暖かくしてお過ごし下さいね。

▼株元を温める材料のことならコチラ

 

▼ハチワレのおすすめ

 

 

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古幡真恵

農業研究センターで6年間、大豆と稲の研究作物の栽培及び実験助手業務に従事。その後、屋上ガーデン・屋上菜園などの管理業務、エディブルフラワー事務局を経て、植物ライターに。植物・園芸サイトやフリーペーパーなどで活動。

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