牡蠣の香りの新野菜、オイスターリーフとは?特徴と育て方

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金子三保子

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日本では野菜としての流通は少ない、牡蠣の風味がするオイスターリーフの特徴や育て方をご紹介します。

目次

オイスターリーフとは?

オイスターリーフ

オイスターリーフは、ムラサキ科の多年草の葉もの野菜。多肉質の葉が生牡蠣の風味がすることからオイスターリーフと呼ばれています。今のところ日本では野菜としての流通は極わずか。苗としては最近徐々に見かけるようになりました。

日本のような高温多湿の気候を好まないため、秋から夏までの一年草として扱われる場合がありますが、夏を越すことができれば多年草として2~3年で大株に生長します。

オイスターリーフの使い方

オイスターリーフの葉は、生ではサラダや牡蠣の香りに合う食材の付け合わせの葉ものとして利用できます。シルバーリーフの野菜は少ないので効果的に使うと美しい彩の一皿に。香りが独特なので、数枚をアクセントとして使うことが多いようです。オイルやバターで軽く炒めるのもおすすめです。

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オイスターリーフの育て方

オイスターリーフ

日当たりと置き場所

日当たりと風通しが良い場所での栽培が適しています。高温多湿に弱いため、梅雨と夏から秋の長雨で株が弱ると一年草になってしまいます。雨が多い時期の置き場所を工夫し、夏を越すことができれば多年草化します。

水やり

鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えます。過湿に弱いので、水のやりすぎは根腐れの元になるので注意しましょう。

追肥

肥料は少なめで育ちます。葉が黄色くなるなどの症状が見られる場合は追肥しましょう。

収穫

葉に勢いがあれば、いつでも収穫可能です。花もエディブルフラワーとして利用できます。

剪定と切り戻し

初夏の花が一通り終わったら株元で花茎を剪定すると、再度返り咲くことがあります。過湿に弱いため、真夏の間はすっきりとした株に整えましょう。その後、冬前に再度切り戻しをします。冬の間は生長が止まるか穏やかになりますが、春になると芽吹きが始まります。

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オイスターリーフの花

オイスターリーフ

オイスターリーフは、春になると株元から複数の花茎が伸びて、初夏に茎先に水色の花が開花します。

 

オイスターリーフ

シルバーリーフの葉と水色の花の色合いがとても美しく、観賞用の草花としても十分魅力的です。

 

オイスターリーフ

透明感のある水色の小さな花がうつむきがちに開花します。

 

オイスターリーフ

花あしらいにも使うことができますよ。

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八百屋さんやスーパーではなかなか手に入らない花もかわいい野菜、オイスターリーフ。苗で育ててみませんか。

 

▼オイスターリーフの育て方

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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