サルビア・アズレアの育て方|植物図鑑
- 植物名
- サルビア・アズレア
- 学名
Salvia azurea
- 科名
- シソ科
- 属名
- アキギリ属
- 原産地
- アメリカ南東部、北アメリカ
サルビア・アズレアの特徴
サルビア・アズレアは、シソ科の多年草。サルビアは、初夏から秋の花ですが、品種によって開花期間が様々です。一年草扱いのスプレンデンスやブルーサルビアは初夏から晩秋まで長く咲き続けますが、サルビア・アズレアは開花時期が晩夏~秋にかけて咲くサルビアです。一度植え付けると、ぐんぐんと伸びます。サルビアの中では一番丈の高くなる品種のひとつです。
学名のアズレアは、空色(azurea)からついたようで、名前の通り、透明感のある空色で、背丈の高い空色の花が穂状にびっしりと咲く姿がとても美しく、目を引きます。広い空間に植えると、とても目を引く草花です。きちっとおすましした雰囲気ではなく、自然に自由奔放に茎が伸びるので、ナチュラルガーデンに向いています。
サルビア・アズレアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | 1~2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 空色(水色) |
開花時期 | 8月下旬~11月 |
サルビア・アズレアの栽培環境
日当たり・置き場所
サルビア・アズレアは、日当たりと風通しが良い場所が適しています。
用土
サルビア・アズレアは、多湿に弱いので、水はけの良い土が適しています。丈が高くなるので地植え向きですが、鉢植えで育てる場合は草花用の培養土やハーブの土が向いています。
サルビア・アズレアの育て方のポイント
水やり
地植えのサルビア・アズレアは、根付いてからは水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、渇いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。
肥料
春、秋に緩効性肥料を与えます。
病害虫
病害虫の害は、ほとんどありません。
サルビア・アズレアの詳しい育て方
選び方
ポット苗、もしくは開花中の鉢ものとして出回ります。葉の色がきれいで、株元まで葉がきれいについている苗を選びましょう。
植え付け
地植えの植え付けは、春に行うのが一般的です。暖地なら秋でも植え付けが可能です。サルビア・アズレアは、数年後には、とても株が大きくなります。植え付けの際は、数年後の生長の姿をイメージして、他の植物との間隔をあけて植え付けましょう。
仕立て方
サルビア・アズレアは、植え付けて2年目以降は、とても丈が伸びる品種です。芽が出始めて、30㎝くらいになったら、春から秋まで何回か摘芯して、丈の低い株に仕立てていくと、花数が多く、丈が抑えられた花姿になります。
剪定・切り戻し
サルビア・アズレアは、一度も切り戻し剪定をしないと丈が高くなり、1.5メートル以上になります。茎が細く倒れやすいので、春から数回切り戻しをすると、丈が抑えられ、倒壊の予防になり、花数も増えます。
植え替え・鉢替え
サルビア・アズレアは、生長力が旺盛です。鉢植えの場合は根が回りやすいので、毎年植え替えをしましょう。
花
晩夏から秋にかけて澄んだ空色の花を咲かせます。
夏越し
暑さには強いので、特別な夏越しは必要ありません。
冬越し
冬前に株元でバッサリと切り戻しておきます。標高の高い地域が原産の植物のため、ある程度の寒さは問題なく耐えることができます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木、株分けで増やすことができます。