ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)
- 学名
Trifolium incarnatum
- 英名
- Crimson clover
- 和名
- ベニバナツメクサ
- 別名・流通名
- ストロベリーキャンドル
- 科名
- マメ科
- 属名
- シャジクソウ属(トリフォリウム属)
- 原産地
- ヨーロッパ
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の特徴
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)はクローバーの仲間で、4月~6月に赤い花を咲かせます。本来は多年草ですが、暑さには弱いため日本では一年草として扱われています。
名前の通りいちごを逆さにしたようなかわいらしい形で、苗もののほか、切り花としても流通しています。ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、花畑に使われるワイルドフラワーのミックスの種にも入っていることもあります。
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~50cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 赤 |
開花時期 | 4月~6月 |
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は優秀な緑肥植物
マメ科のストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の根には、根粒菌という微生物が存在しています。この根粒菌の働きは、大気中の窒素からマメ科の作物の中に植物の三大栄養素の一つである「窒素」を取り入れる働きをします。
また、終わった花や葉茎は、刈り込んでマルチングにしたり、土に入れて堆肥として肥料の役目(緑肥)も果たします。肥料の効果以外にも、マメ科の植物は土壌が豊かになることによって、病害虫の発生の抑制にもなることで知られています。このことからストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、畑に植える花としてもよく使われます。
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の花言葉
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 |
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の栽培環境
日当たり・置き場所
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、日当たりと風通しの良い場所が適しています。日光が足りないと、花付きが悪くなります。
用土
水はけが良い土が適しています。
鉢植えのストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、市販の草花用培養土で問題ないですが、元肥が入っていると草姿が乱れることがあるため元肥が入っていない培養土を使いましょう。
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の育て方のポイント
日常の管理
終わった花がらは、茎ごと摘み取って種をつけないようにすると、たくさんの花を楽しむことができます。
水やり
地植えのストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、根付いてからは水やりの必要はありません。
鉢植えのストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、鉢の表面の土が渇いたら鉢底から水が流れ出すくらいにたっぷりと水やりをします。
肥料
マメ科の植物は、根粒菌といって根に共生する根粒菌が窒素分を作ります。そのため、追肥等は控えめにします。逆に肥料を与えすぎると、アブラムシつきやすくなるので注意しましょう。
地植えのストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、肥料を与える必要はありません。
鉢植えの場合も、株が元気なら肥料はほとんど必要がありませんが、下葉が黄色くなってきたら、少なめに肥料を与えましょう。
病害虫
病害虫はほとんどありませんが、株が弱ったり肥料を与えすぎると、アブラムシにやられることがあります。
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)の詳しい育て方
選び方
葉っぱが生き生きとした緑色の苗を選びましょう。
種まき
9月~10月に育苗箱かポットに種をまき、5mm程度覆土をします。本葉2~3枚でポットに移植、ポットに種をまいた場合は、元気な芽を残して間引きます。
植え付け
本葉5~6枚で定植します。ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、横に広がるように生長するので、株と株の間は30cm前後あけるとよいでしょう。
剪定・切り戻し
特別な剪定は必要ありませんが、株が混み合ってきたら間引いて風通しの良い株にしておくとよいでしょう。
植え替え・鉢替え
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は一年草扱いのため、植え替えの必要はありません。
花
4月~6月に開花し、切り花としても春に流通しています。
収穫
ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、切り花の他、ドライフラワーにもなります。
ドライフラワーにする場合は、赤い色が色づきはじめた頃にカットし、花の部分を下にして乾燥させましょう。花の終わりの時期になると下の方が黒ずんできます。その時点で乾燥させると、きれいな赤にならないので剪定のタイミングが大切です。
夏越し
一通り花が終わったストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、土壌の上に置けばマルチングに、土の中に入れれば堆肥になります。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種を収穫して増やすことができます。種を採りたい場合は、終わった花を摘み取らず、そのままにしておくと種を採集することができます。