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リンドウの育て方・栽培方法|植物図鑑

  • リンドウ 竜胆 育て方  花言葉
  • リンドウ 竜胆 育て方 花言葉
  • リンドウ 竜胆 育て方  花言葉 誕生花 8月31日
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植物名
リンドウ
学名

Gentiana scabra

英名
Gentian
和名
竜胆
科名
リンドウ科
属名
リンドウ属
原産地
日本、中国

リンドウの特徴

リンドウは、リンドウ科リンドウ属の多年草で、リンドウの変種である Gentiana scabra var. buergeri のことを指す名前であり、近縁種の総称としても使用されます。リンドウ属は種類が多く、他にエゾリンドウやオヤマリンドウなどが、日本の山野を中心に自生しています。

リンドウは、枕草子に登場するほど、昔から日本で愛されてきた花です。春に細い葉の新芽を出し、秋の始まりと共に花芽をつけて、釣鐘型の花を上向きに咲かせます。寒くなる頃には地上部を枯らして休眠し、また春に芽吹きます。根に薬効があり、乾燥させたものが竜胆という名前で生薬にされています。

リンドウは、草丈20~100cm、真直ぐに伸びた茎の上部の節に数個ずつ花を咲かせます。花の直径は3~5cm程、釣鐘型で先が5つに分かれ、花びらの先は尖っています。花色は、多くは紫系ですが、ピンクや白もあります。開花期間が長く、9月~11月まで花を楽しめます。

日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光や高温多湿が苦手なため、真夏は半日陰程度の風通しの良い場所で管理するとよいでしょう。品種改良が盛んで、多くの園芸品種が作出され、鉢花や切り花などでも流通しています。高貴な印象があり、敬老の日にプレゼントする花としても人気があります。

リンドウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10~100cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 紫、青紫、赤紫、ピンク、白
開花時期 9月~11月

リンドウの種類

エゾリンドウ

  • 学名:Gentiana triflora var. japonica

エゾリンドウは、北海道からサハリンに分布する種類。葉の裏が粉白色なのが特徴です。濃い青紫色の花を上部の節に咲かせます。

オヤマリンドウ

  • 学名:Gentiana makinoi

オヤマリンドウは、山地に自生する種類。葉の幅が広いのが特徴です。鮮やかな青紫色の花を咲かせます。

 

リンドウの花言葉

リンドウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花

リンドウの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所を好みます。暑さが苦手なため、真夏に強い日差しが当たる場所での栽培は避けましょう。

用土

水はけの良い土壌を好みます。

鉢植えは、市販の山野草の土で問題なく育てられます。

リンドウの育て方のポイント

日常の管理

咲き終わった花や、黄色くなった葉を摘み取ります。

水やり

根の乾燥を嫌う植物です。春から秋の終わりにかけての生長期は特に水を必要とするため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。特に、真夏は乾燥しやすいので極端に乾かないように注意します。

花びらに水がかかったり、花の中に水が入ってしまうと腐りやすくなるため、花に水がかからないように注意し、株元に水やりしましょう。

肥料

肥料不足になると葉が黄色くなります。植え付ける際に元肥を混ぜ込み、春と秋に適宜追肥を施してください。

病害虫

アブラムシがつくことがあります。見つけ次第対処しましょう。

リンドウの詳しい育て方

選び方

色つやの良い株を選びます。下葉が黄色や茶色に変色しているものは避けてください。

最近は種類が豊富で、品種によって草丈が様々です。植え付ける場所に合う草丈の品種を選ぶようにしましょう。

種まき

3月~4月にポットに種をまき、良い芽を残して育苗します。種から育てた場合の開花は2年目以降です。

植え付け

植え付け適期は3月~4月です。ポットから鉢に植え付ける場合は、一回り程大きな鉢を用意しましょう。

地植えの場合は、日当たりと水はけが良く、真夏に半日陰になるような場所を選んで植え付けます。

剪定・切り戻し

種を取らない場合は、花が咲き終わったらすぐに剪定しましょう。また、枯れた葉は取り除き、茎は地際まで切り詰めます。

背丈を大きくしたくないときは、5月~6月に剪定します。剪定する事によって株がコンパクトになり、脇芽が増えて、たくさんの花が咲きます。剪定の時期が遅くなると花が咲かなくなる事があるので注意が必要です。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は、3月~4月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

リンドウ

リンドウの花は、9月~11月頃開花します。

夏越し

強い直射日光と高温多湿が苦手です。鉢植えは、風通しの良い半日陰に移動させるようにしましょう。

冬越し

冬は、地上部が枯れたようになって休眠します。霜で根が凍結しないように、寒冷地ではマルチングを施すか、鉢を軒下に移動させるようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分け、挿し芽、種まきで増やすことができます。

株分けは3月~4月、挿し芽は5月~6月、種まきは3月~4月が適期です。

リンドウの株分けのしかた

種から育てることもできますが、発芽から花を咲かせるためには1~2年かかります。種から育てるよりも効率の良い増やし方は株分けです。

株分けをする前に、余分な葉や枯れた茎を取り除き、生育の悪い根もカットしておきましょう。株を分けるときは、株を傷つけないように手で丁寧に割きます。2~3つに分けた株をそれぞれ植え付ければ完成です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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