ニオイバンマツリとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • canva ニオイバンマツリ
  • canva ニオイバンマツリ
植物名
ニオイバンマツリ
学名

Brunfelsia latifolia

英名
Yesterday-today-and-tomorrow
科名
ナス科
属名
ブルンフェルシア属
原産地
南米、ブラジル

ニオイバンマツリの特徴

ニオイバンマツリは、春から初夏に爽やかな香りを漂わせながら開花するナス科の常緑低木。南米やブラジル原産で、自然の環境下での開花時期は4月~7月ですが、温室などでこの気候と同等の温度を保っていれば、ほぼ一年中花を咲かす周年開花をします。

ニオイバンマツリの花弁は5枚で、同じ場所から2輪ほど咲かせる特徴があります。株を覆いつくすほどたくさんの花が咲き、紫~薄い紫~白と色が変化し、木全体の色合いも日毎に変わります。

ニオイバンマツリの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 1~3m
耐寒性 やや弱い
耐暑性 普通
花色 白、紫
開花時期 4月~7月

ニオイバンマツリの花言葉

 

 

ニオイバンマツリの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

ニオイバンマツリの栽培環境

日当たり・置き場所

ニオイバンマツリは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。地植えにする場合は、寒風の通り道になるような場所は不向きです。

耐寒は5℃程度で、関東南部より西の暖地であれば地植えにできます。それ以下になる地域では鉢植え栽培とし、5℃を下回ったら室内に取り込み、晴れた日は十分に光を当てて管理します。

用土

水はけの良い肥沃な土を好みます。

鉢植えは、花木用の培養土で栽培可能です。

ニオイバンマツリの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりは必要ありません。気温が高く乾燥した日が続いた時は、様子を見て水やりをしましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

元肥を入れて植え付けたあとは、春と秋に緩効性肥料を与えます。

病害虫

乾燥した気候が続くとハダニが付着することがあります。葉水をすると予防になります。

剪定をせず、枝が混み合い、風通しが悪くなると、カイガラムシが発生することがあります。

ニオイバンマツリの詳しい育て方

選び方

ポット苗のサイズから流通しています。葉の色が良い、枝ぶりのきれいな苗木を選びましょう。

植え付け

初夏が植え付け適時です。

根鉢のサイズの2倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を土に混ぜ込んでやや高植え気味に植え付けます。植え付けたらたっぷりと水やりを行います。ポット苗サイズで購入したものは、いきなり地に下ろさず、数年鉢植えで栽培し、大きくなってから植え付けましょう。

 

剪定・切り戻し

剪定適時は花の後です。冬以降に枝を強く切り戻すと花が咲かないことがあるので注意しましょう。

放置すると樹形が崩れてしまうため剪定を行います。突出して伸びた枝は、バランスを見て半分ほどに剪定しても構いません。細い枝は根元から剪定します。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

canva ニオイバンマツリ

主な開花期は春から初夏ですが、温暖な気候のもとでは一年中開花します。爽やかな香りを漂わせながら、花色は濃い紫~淡い紫~白へと変化していきます。

夏越し

基本的には日当たりを好みますが、極端に強い日差しに当たると葉焼けを起こすため、日除けをしたり、鉢を移動させるなど、日差し対策をしましょう。

冬越し

冬の気温が低くなる寒冷地では、気温が5℃を下回るころに室内の日当たりの良い場所に鉢を移動します。

南関東より西の暖地では露地栽培が可能ですが、株元にマルチングをすると防寒や霜の対策になります。これらの地域でも気温が急に下がると、葉焼けを起こすことがあります。根までやられていないならば春になると再び芽吹きます。

熱帯原産の植物なので、地植えにする場合は初夏に行い、冬になるまでに根が張る期間を十分に与えましょう。同じ地域でも秋以降に植え付けると、寒さに当たり弱ってしまうことがあります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング