スギナ(ツクシ)
- スギナはトクサ科トクサ属のシダ植物で、春から夏にかけて青々とした細い葉を旺盛に繁らせます。春になると地面から顔を出すツクシは、スギナの胞子茎(ほうしけい)です。スギナとツクシは地下茎でつながっていて、スギナは光合成をする役割、ツクシは胞子を飛ばす役割を担っています。スギナはシダ植物なので花は咲きません。ツクシは、スギナの「花」のような存在ともいえます。 ツクシは、3月~4月頃、まだグリーンが少ない野原や河原の斜面などに顔を出します。筆を逆さに地面に挿したようなフォルムが印象的で、春の代名詞のような存在です。全体はベージュに近い色で、節に焦げ茶色の袴(ハカマ)が付いています。ツクシは春に地下茎から伸びてきて、胞子を飛ばすと枯れていきます。スギナはツクシより少し遅れて出てきて、夏が終わる頃まで旺盛に生育し、繁茂します。その後、秋に枯れて翌春また出てきます。 「つくし」や「土筆」は春の季語とされているほか、佃煮や卵とじなど、春の味覚として昔から楽しまれています。また、スギナは乾燥させてお茶にして楽しむことができます。