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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

メラレウカ(ティーツリー)

  • メラレウカは、「ティーツリー」という別名でも有名な、オーストラリア原産の常緑樹です。青みがかった葉にはほのかに柑橘系の香りがあり、羽毛状の白い花を5月~6月に咲かせます。メラレウカの葉には殺菌・抗菌作用があり、オーストラリアの先住民アボリジニが万能薬として愛用していたといわれています。 「ティーツリー」という別名の由来は、イギリスの海洋探検家のジェームズ・クック一行が18世紀、オーストラリア大陸に初めて上陸したときにこの木の葉をお茶として飲んだことによると伝えられています。ただ、かなり古くからアボリジニが薬用として利用していたことが知られており、実際ジェームズ・クックはこの航海でアボリジニと交流をもっています。また、この航海では数多くのオーストラリアの固有種を採集し貴重な植物標本として英国に持ち帰りました。 メラレウカの葉や茎からはエッセンシャルオイルが抽出され、現在もハーブとして利用され「メディカルティーツリー」と呼ばれています。様々な園芸種があり、すべての品種から精油がとれるわけではありません。葉の色が美しい種や寒さで紅葉する品種、花が独特の形をしていて暖地であれば戸外で冬越しができる品種もあることから、日本でも徐々に庭木としての注目が集まっています。

ヒュウガミズキ

  • ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木。耐寒性・耐暑性ともに優れ、自然樹形で育てられ手間がかからないため、公園や公共空間の植栽にも利用されています。刈り込みにも強いため、生け垣として仕立てることも可能です。 株立ち状に生長し、株元からたくさんの枝を伸ばし、3月~4月には枝一面に淡い黄色の花がうつむくように多数開花します。派手さはありませんが楚々としてかわいらしい花で、切り花の「枝物」としても人気があります。 花が終わる頃に芽吹く葉も美しく、つぼみ、花、若葉、青葉、そして秋の紅葉と、一年を通して豊かな表情を楽しめます。低木でスペースを取らないため、小さなお庭にも最適です。

カキ

  • カキは、秋に鮮やかなオレンジ色の実を付ける落葉性の果樹で、民家の庭先で気軽に育てられています。古くから栽培されてきたため、品種数が多く、地方特有の品種もあります。 カキはひとつの株で雄花と雌花を咲かせるため1本でも結実しますが、雄花の多い品種を近くに植えておくと、より結実しやすくなります。5月~6月にとても地味な花を咲かせ、9月~11月に熟します。2年枝の先端2~3番目までの芽から伸びた新しい枝に実をつけるため、2年枝の先端を切り落としてしまうと、翌シーズンは実が楽しめなくなってしまう恐れがあります。

セリ

  • セリはセリ科の多年草で、水田や湿地などで自生しています。耐寒性があり、毎年収穫できる育てやすい野菜で春の七草の一つです。田の畔(あぜ)で摘むセリを田芹(たぜり)、野生のセリは野芹(のぜり)と呼ばれています。 春から夏にかけて、茎の根の際から這うようにつる状の茎(ランナー)が出て、各節から根が出てきます。花の季節は7月で、小さくて白い花が咲きます。 春に若い茎や柔らかい若葉を収穫します。種の発芽率が悪いため、苗から育てることが多く、スーパーで売っている根が付いているものを植えてもよく育ちます。別名根白草(ねしろぐさ)と言われるセリの根は、泥をしっかり落とすと、真っ白で美しく、独特の香りとシャキシャキとした食感が楽しめます。仙台のセリ鍋は、根まで楽しむ名物料理です。 自生している野生のセリを収穫して食したいところですが、有毒なドクゼリとの区別は、初心者にとっては難しいかもしれません。ちなみにドクゼリは草丈が食用のセリと比べて大きく、1mほどに達します。地下茎は緑色で、節間がタケノコのように中が空洞になっています。誤食すると、嘔吐、下痢、けいれん、呼吸困難などの症状があらわれるため、判断できない場合はむやみに食用として採取しないようにしましょう。

ジンチョウゲ

  • ジンチョウゲは、春の訪れを告げる香り高い花として知られています。春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、そして秋のキンモクセイを合わせて三大香木と称されます。 ジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬(まり)のような塊になって枝先に咲くのが特徴です。厳密には、花に見える部分は「花」ではなく「ガク」で、本当の花びらはありません。 中国原産で、日本でも室町時代にはすでに栽培されていたという記録が残る、歴史ある植物です。漢字の「沈丁花」という名は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型に開くガクの形が丁子(クローブ)に似ていることに由来します。 樹高は1~1.5mほどで、枝がよく分かれるため、特別な剪定をしなくても自然に丸く整った樹形を保ちます。雌雄異株で、結実すれば赤い実を付けますが、日本で流通している株の多くは雄株のため、実を見る機会は滅多にありません。なお、実は猛毒を含んでいるため、誤って口に入れないよう十分な注意が必要です。

ミカン

  • ミカンは、初夏に白くて香りの良い可憐な花を咲かせ、秋から冬の寒い時期にオレンジ色の甘酸っぱい果実を実らせます。コタツにミカンといわれるくらい、冬の家族団らんの象徴とされ、柑橘類の中では最もなじみのある種類です。ビタミンCを筆頭に栄養成分が豊富なので風邪の流行る季節のビタミン補給にぴったりの果実です。 日本の代表的なミカンといえば、温州ミカンCitrus unshiu(ウンシュウミカン)。温州ミカンは実つきがよくて育てやすいことや、手で簡単に皮がむけるので手軽に食べやすいという特徴があります。常緑性の低木で自家結実性があり、1本でも実をつけます。耐寒性はそれほど強くありませんが、暑さにはとても強いので暖地での栽培が向いています。

セツブンソウ

  • セツブンソウは、草丈10cmほどのキンポウゲ科の球根植物です。足元付近で咲く白い花はとても可憐で、微笑みかけてくれているような愛らしさがあります。「節分草」という名は、節分の時期に咲くことにちなみます。 石灰質の土壌を好み、主に関東地方以西の太平洋側に自生し、群生して一面に白い花を咲かせることもあります。近年、環境破壊や乱獲により自生種が減少し、環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。 5枚の花びらのように見えるのはがく片で、実際の花弁は中心部の黄色い部分で退化して密腺となっています。その内側にある青紫色の部分はおしべです。葉はシルバーグリーンの深い切れ込みのある形状をしています。 真冬に芽を出して花が開花し、そのあと葉を茂らせ、晩春に地上部は枯れて秋まで休眠します。地上に顔を出しているのは1年のうちで3か月ほど。可憐さとはかなさが魅力の草花として愛されています。

ユキノシタ

  • ユキノシタは、本州から四国、九州にかけての渓谷沿いの湿った斜面の岩陰に自生する山野草で、庭の下草としてもよく植えられる常緑の多年草です。半日陰から日陰のやや湿った環境を好みます。 ユキノシタの葉は直径3cm~8cmほどで丸く、葉裏は茶褐色、葉脈に沿って白い斑が入ります。繁殖力が強く、株元からランナー(匍匐枝)を伸ばし、株が増えていきます。 4月~5月頃に株の中心から20cm~50cmほどの花茎が伸びて白い花が開花し、5枚の花弁のうち、上側の3枚の小さな花弁には赤紫色の斑点が入る独特な形状をしています。 薬がなかった時代には民間薬として重宝され、食用としても利用されたため、どこの家の井戸周りにもある生活になじみの深い植物でした。現在も食用のほか、化粧品の素材など、さまざまな用途に利用されています。   園芸素材としてのユキノシタは、一度根付けば肥料を施すなどの手間がいらず、育てやすい植物で、半日陰から日陰のグランドカバーとしても使われています。

ユズリハ

  • ユズリハは、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。子孫繁栄を象徴する縁起物として、鏡餅の下敷き、しめ飾り、松飾りといった正月飾りなどに使用されています。 ユズリハは春に、前年の葉の先に伸びた枝から新しい葉を展開させます。新しい葉が出る頃には前年の葉はだらりと垂れ下がり、新しい葉に日光を譲り渡しているように見えます。この様子から、「次の代に譲る」「代々続く」ことを連想させるとして、子孫繁栄の象徴となりました。また、新しい葉が出ると古い葉は落ちるといわれていますが、実際はすぐには落ちません。古い葉は、新しい葉の生長を見届けるようにしばらく枝に留まってから、時間をかけて落葉します。これは、新しい世代を見守る親のようにも見えます。 ユズリハは、日本の東北地方から沖縄まで分布する常緑高木で、寺社や公園などに植えられているのを見かけます。横にも枝を広げ、非常に大きくなるためか、庭木として植えられているのはあまり見かけません。春に新芽を出した後、4月~5月頃に目立たない小さな花を咲かせ、冬に黒い実を実らせます。ユズリハは、雌雄異株なので、雌株にしか実はつきません。葉は大きく15cm~20cmほど、表面には光沢があり、裏は白っぽくくすんだグリーンです。 近縁種にヒメユズリハがあります。そちらは全体的にサイズが小さく育てやすいこともあって、見かける機会の多い木です。

フクジュソウ

  • フクジュソウは、キンポウゲ科フクジュソウ属の日本固有種の多年草で、北海道から九州にかけて自生しています。早春に花を咲かせる春の訪れを知らせる花として有名です。レースのように裂けた軽やかな印象の葉の間から、1つの茎に1~数個の明るい黄色の花を咲かせます。「福寿草」という名前から縁起が良いとされ、お正月に多く流通しますが、露地での開花は2月後半になってからです。花が終わると、夏を迎える前に葉も枯れて、休眠に入ります。日本のスプリングエフェメラルの1つです。 フクジュソウは、明るくなると開花することから、光に反応して咲くと思われていますが、実際には気温に反応して花を開きます。また、雪を割るように早春に開花しているイメージの強い花ですが、雪が残るような寒い時期に花を眺められるのは、まれかもしれません。 フクジュソウは、全草に毒があることでも有名です。特に早春のつぼみの状態はフキノトウに似ているので、誤食しないよう注意しましょう。
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