ニューサイラン(マオラン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ニューサイラン(マオラン)
- 学名
Phormium
- 英名
- New Zealand flax
- 和名
- 入才蘭
- 科名
- リュウゼツラン科
- 属名
- ニューサイラン属(マオラン属)
- 原産地
- ニュージーランド
ニューサイラン(マオラン)の特徴
ニューサイラン(マオラン)はニュージーランド原産の多年草で、葉の幅は10㎝くらい、草丈1m程度の多年草です。ニュージーランドでは草丈3mを超すものもあります。現地では常緑多年草ですが、寒さに弱く日本では冬には地上部がなくなったり、葉が黄色くなることがあります。
ニューサイラン(マオラン)細く扇状に伸びる葉が特徴的で、細かい葉の植物と一緒に植えると全体の雰囲気を引き締めるオーナメントプランツとして活躍してくれます。明るいグリーンのものから銅葉のもの、白斑入りや三色の斑が入るトリカラーなども種類も多様です。日本ではあまり見られませんが、その個性的な花も印象的です。
ニューサイラン(マオラン)の詳細情報
園芸分類 | 芝・グラス |
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草丈・樹高 | 100cm~200cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
花色 | 赤やオレンジなど品種に準ずる |
開花時期 | 夏 |
ニューサイラン(マオラン)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
株分け |
ニューサイラン(マオラン)の栽培環境
日当たり・置き場所
ニューサイラン(マオラン)日当たり良く乾燥気味の場所を好みます。葉が扇状に広がりながら大きくなるので、周りの邪魔にならないような場所を選びましょう。鉢で管理する場合は、水はけの良い土に植え、日当たりのいい場所に置きます。
用土
ニューサイラン(マオラン)水はけの良い痩せ地で良く育ちます。鉢植えの場合は市販の多肉植物用の培養土等が向いています。
ニューサイラン(マオラン)の育て方のポイント
水やり
ニューサイラン(マオラン)は乾燥気味に管理します。特に夏の高温多湿が苦手です。夏の水やりは控えめにしてください。冬はニューサイラン(マオラン)にとって休眠期です。根腐れを起こしやすいので、冬の水やりは控えめにするようにしてください。
病害虫
目立った病害虫の被害はありません。加湿で根が腐らないように気をつけましょう。
ニューサイラン(マオラン)の詳しい育て方
選び方
葉の根元からしっかりとしているもの、地上部がぐらぐらしていないものを選びます。
植え付け
ニューサイラン(マオラン)の植え付けは、真夏と真冬を避け、春と秋の暖かい日に行います。春に気温が上がってきた頃に植え付けると、夏にかけて元気に育ってくれます。
剪定・切り戻し
ニューサイラン(マオラン)は剪定の必要は特にありません。自然形でやや放射状にきれいな直線で広がります。冬に葉が茶色くなったり元気がなくなってきたら、生え際から切り戻します。
植え替え・鉢替え
ニューサイラン(マオラン)の鉢植えは2~3年に1度行います。真夏と真冬を避け、春か秋の暖かい日に植え替えましょう。草丈に対して根が小さいので、鉢植えは、しっかりと安定した鉢に植え替えるようにします。鉢植えも地植えも、必ず水はけのいい土壌を選んでください。地植えであれば、小粒の赤玉土やバーミキュライト等を漉き込んで、軽い土を作っておきましょう。
花
ニューサイラン(マオラン)の花は、日本本州ではあまり見られません。原産地では直線的な葉の間から高く茎を突き出し、その先に花穂を咲かせます。
冬越し
ニューサイラン(マオラン)は耐寒性の弱い植物です。冬に地上部が枯れてきたら地際まで切り戻し、水やりは控えめにします。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ニューサイラン(マオラン)は株分けで増やせます。春に根をハサミで切ってから植え替えると、夏の間に株が安定します。