オレガノとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • オレガノ 花 育て方 花言葉 特徴
植物名
オレガノ
学名

Origanum vulgare

英名
Oregano、Wild majoram
和名
ハナハッカ
別名・流通名
ワイルドマジョラム、パープルオレガノ
科名
シソ科
属名
ハナハッカ属
原産地
ヨーロッパ

オレガノの特徴

オレガノは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科の多年草のハーブです。清涼感のある香りを持ち、和名は「ハナハッカ」と呼ばれています。

オレガノは姿形、香り、用途などから「オリガヌム類」「マヨラナ類」「アマラクス類」の3つに分類されます。一般的にオレガノと呼ばれるのはオリガヌム類で、ワイルドマジョラムとも呼ばれています。

効用は、消化促進、抗菌・殺菌、強壮、鎮静作用など多岐にわたり、古くから薬草として利用されてきました。料理に使われるオレガノは、トマトやチーズ、肉と相性が良いので、トマトソース系の煮込み、パスタ、ビザ、ブーケガルニやハーブソルトの材料など、さまざまな料理の香りづけや臭み消しとして使われています。

日当たりと風通しの良い場所で育てれば、植え付け後は、ほぼ放任で栽培できる丈夫な草花です。夏になるとピンクや白の花がたくさん開花し、庭や花壇に植えると見栄えがします。花は、切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。

オレガノの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 30~90cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 ピンク、白
開花時期 7月~8月

オレガノの花言葉

 

花オレガノは観賞用

花オレガノはアマラクス類の鑑賞用オレガノで、代表品種は「オレガノ・ケントビューティー」です。最近は品種が次々と増えています。

開花期間が長くガーデニング素材として人気がありますが、食用には利用できないので注意しましょう。

オレガノの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

オレガノの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水はけの良い土を好みます。乾燥気味の土を好み、多湿に弱いので注意しましょう。

鉢植えは、草花やハーブ用の培養土で問題なく育ちます。

オレガノの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。ただし、乾燥が続いた時にはたっぷりと与えるようにしましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。

肥料

過肥を嫌います。肥料が多すぎると香りが弱まったり、徒長して株が倒れやすくなります。

地植えは、ほぼ不要です。花つきや葉の色、生育が悪いようなら与えます。

鉢植えは、元肥を入れて植え付け、その後は春と秋に少なめに追肥する程度で十分です。

病害虫

ハダニアブラムシが発生することがあります。

オレガノの詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいで、株元まで葉がついているぐらつきのない苗を選びましょう。

オレガノにはたくさんの種類があります。料理に使われるオレガノは、オレガノ(ワイルドマジョラム、パープルオレガノ)、グリークオレガノ、イタリアンオレガノなどです。それぞれ香りの強さや花の色が違うので好みのものを選ぶとよいでしょう。

オレガノには観賞用の種類もあります。食用として利用する場合は、食用可能か確認してから購入しましょう。

種まき

発芽適温は15~20℃程度です。種が非常に細かいので飛ばさないよう注意してまきましょう。種から育てた場合、本格的な収穫や開花は2年目以降になります。

植え付け

地植えは春か秋が植え付け適時です。鉢植えは、ポット苗を購入したら早めに鉢に植え替えましょう。

剪定・切り戻し

葉が密になり風通しが悪くなると、混みあった葉が黄色くなることがあります。黄色や茶色い葉は取り去り、適度に間引きながら風通しの良い株になるよう管理しましょう。

植え替え・鉢替え

ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。鉢底に固まっている土などを取り除き、植え付けましょう。植え付け後には鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与えます。

オレガノ

7月~8月が開花時期です。葉を収穫するために栽培している場合は、花を咲かさないほうが香りの良い葉を収穫することができます。

収穫

6月から秋までが収穫期間です。ドライの方が香りが濃厚で、スパイスとして流通しているのはドライハーブです。

夏越し

耐暑性はありますが、多湿に弱いため株が蒸れないように注意しましょう。

冬越し

冬前に株元で剪定します。冬は地上部分がなくなるか若干確認できる程度ですが、春になると株元から新芽が動き出します。

耐寒性があるので特に対策は必要ありませんが、寒冷地はマルチングや敷き藁をして防寒対策をすると安全です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まき、挿し木、株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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