【秋に植えて春に咲く球根】ムスカリ’アズレウム’
とまつあつこ
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ムスカリ’アズレウム’
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ムスカリ’アズレウム’」。秋に植えておくと、春に花を咲かせるユリ科の耐寒性球根です。
ムスカリ’アズレウム’は、秋に植えておくと春に咲く球根植物。秋には球根の状態で販売され、2月頃には芽を出した「芽出し球根」の苗が出回ります。秋に寄せ植えを作る時に株元に球根をしのばせておくと、寒い冬を乗り越えて春の訪れを教えてくれるように芽吹くので、小さな芽を見つけた時にはとっても嬉しい気持ちになります。
秋植え球根は植えるのが早すぎると、まだ気温が高いため、秋のうちに芽が出てしまったり葉が伸びてしまいます。一般的には肌寒くなってくる15℃前後くらいになった頃が最適です。目安としては「紅葉が見頃を迎える頃」と言われ、関東地方では11月上旬頃がおすすめです。
秋植え球根は生育初期に寒さにあたることが必要条件なので、必ず外の日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。土が湿っている状態が続くと、球根が腐ってしまうことがあるので、長雨が続く時は屋根のある場所に移動させましょう。
写真は、春にムスカリ’アズレウム’の球根が芽を出して花を咲かせた様子です。
一般的なムスカリは、壺形の小花がブドウの房のように密集してかわいい花が咲きます。ムスカリ’アズレウム’は、少しおしゃれな花形で、ライトブルーの花を咲かせます。そして一般的なムスカリは葉がだらんと伸びてしまいやすいのですが、ムスカリ’アズレウム’は葉がやや肉厚で短く、管理しやすい特長があります。大変丈夫で植えっぱなしでも毎年花を咲かせるので、花壇の縁取りなどにたくさん植えると見ごたえがあります。他のムスカリと比べると少し早咲きで、3月~4月頃に咲きます。
▼秋植え球根を使った寄せ植えの作り方はこちら
今回は、レースのような繊細な咲き方をする、きれいな淡いブルーのムスカリ’アズレウム’を紹介しましたが、ムスカリには他にもおすすめしたい品種がたくさんあります。ぜひ、お気に入りのムスカリを探して育ててみてくださいね。
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