面白い形が多い多肉植物の仲間「ユーフォルビア」
熊木健二
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最近、「珍奇植物」といった、一見カタチの変わった植物が雑誌など各種メディアに取り上げられブームになっています。
特に変わった形の植物は、多肉植物に分類されるものが多く、たくさんの種類がいます。サボテンや塊根植物(コーデックス)も多肉植物になります。
そして、今回紹介する「ユーフォルビア」には、サボテンにそっくりのものや、形が非常に面白い種類が多く存在します。そこで今回は、そんな「ユーフォルビア」についてご紹介したいと思います。
目次
そもそもユーフォルビアって?
ユーフォルビアとは、トウダイグサ科の属名です。つまり、品種名というよりはトウダイグサ科の中のひとつの分類された植物ということになります。
そしてユーフォルビアの種類は、地球上におよそ2000種以上もいると言われています。見た目や性質も様々で、多肉植物だけでなく一年草や多年草などの植物にも多く分類されています。どの種類のユーフォルビアも、ユニークで個性的な草姿をしています。
ユーフォルビアの特徴は、茎や葉、幹の切り口から白くて粘着質のある液体を出すことです。この白い液体は少量ながら毒性があり、人によっては触れてしまうと皮膚がかぶれることもあります。
もしユーフォルビアの液体が手に付いてしまった場合、目をこすらないように注意し、すぐに流水で洗い流しましょう。知らない方も多いかもしれませんが、クリスマス前に多く出回る「ポインセチア」も実はユーフォルビアの仲間です。
多肉系のユーフォルビア
彼らの形態はとてもユニークで、アフリカやマダガスカル、アラビア、インド、メキシコなどに生息しています。砂漠地を好むものもいれば、湿地を好むものまで多くの仲間がいると言われています。
まるまるとしたかわいいオベサです。サボテンの様な見た目ですが、サボテンではないのです。
多肉系のユーフォルビアは、およそ500種ほどの種類がいるそうです。多いですね。
こちらの南国感あふれる植物は、怪魔玉(かいまぎょく)と言われる品種です。多肉系のユーフォルビアは、日光が大好きです。
しかし、春先や夏場の強い直射日光は気を付けましょう。通常の多肉植物と同じように水のあげすぎには注意です。
ユーフォルビアの魅力
多肉植物の中でも、サボテンやハオルチアなどが一般的には人気ですが、ユニークなユーフォルビアもおすすめです。トゲもののユーフォルビアの魅力は、なんといってもこの形です。
白い肌が人気のホワイトゴーストです。
コチラは咲き終わった花茎が残り、角のようになるバリダです。カッコいいですね!
こちらのユーフォルビアはミルクブッシュです。ボリュームがありすごくカッコイイですよね。
どのユーフォルビアの品種も個性的で素敵ですよね♪
個性豊かな多肉植物のユーフォルビアをおうちで育てて、お部屋を盛り上げてみてはいかがでしょう。
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