多肉の寄せ植えを作る3つのポイント♪

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大曽根百代

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多肉の寄せ植えを作ってみたいけど、組み合わせ方が分からない、配置が分からない、など思って作るのを躊躇していませんか。ポイントを押さえれば誰でも簡単に作ることができますので、ぜひ挑戦してみてください。

 

目次

多肉の性質を知る

配置のポイント

なるべく色を使う

まとめ

 

多肉の性質を知る

多肉植物は、ざっくり大きく分けて2種類の型に分けられます。

1つめは夏の暑さが苦手で、品種によっては休眠する冬型(生育温度5℃~20℃)です。

2つめは寒さに弱く暖かい気温を好む夏型(生育温度20~30℃)です。

もう少し詳しく分けると、春秋型(生育温度10~25℃)の3つに分けられます。

夏型と春秋型を一緒に植えるのはOKですが、夏型と冬型の組み合わせは管理が難しいので一緒に植えないようにしましょう。


例えば、夏型の品種はお日様が大好きです。夏でも日光量が足りないとすぐヒョロヒョロ伸びてしまいます。  生育期なので蒸れない程度にお水もあげます。  いっぽう冬型は夏の暑さが苦手なので、夏はなるべく半日陰の涼しい所での管理で、断水するなどの管理法を要します。  一緒に植えると、性質が逆なので枯れてしまった…ということになりがちです。  枯れても空いたところに新しい苗を植えるからいいって方や、弱ったら別鉢に移すからいいという方は気にせず植えていいと思います。  とはいえ真夏は、夏型&春秋型でも直射日光を避けて風通しのよい所での管理をお勧めします。

例えば、夏型の品種はお日様が大好きです。夏でも日光量が足りないとすぐヒョロヒョロ伸びてしまいます。

生育期なので蒸れない程度にお水もあげましょう。

いっぽう冬型は夏の暑さが苦手なので、夏はなるべく半日陰の涼しい所での管理で、断水するなどの管理法を要します。

一緒に植えると、性質が逆なので枯れてしまった…ということになりがちです。

枯れても空いたところに新しい苗を植えるから問題ないという方や、弱ったら別鉢に移すからいいという方は気にせず植えても良いでしょう。

とはいえ真夏は、夏型&春秋型でも直射日光を避けて風通しのよい所での管理をお勧めします。

 

冬型の多肉植物

黒法師などが分類されているアエオニウムです。

黒法師などが分類されているアエオニウムです。

 

可愛らしいボディに美しい花を咲かせるコノフィツムです。

可愛らしいボディに美しい花を咲かせるコノフィツムです。


植物なのに脱皮する、生きた宝石と呼ばれるリトープスです。

植物なのに脱皮する、生きた宝石と呼ばれるリトープスです。


独特な葉が人気のフォーカリアです。  これらが主な冬型多肉たちです。  アエオニウムは夏は風通しの良いところに置くと割と大丈夫ですが、リトープスとコノフィッツムは夏は断水するので、夏型の多肉と植えるのは避けましょう。 

独特な葉が人気のフォーカリアです。

これらが主な冬型多肉たちです。

アエオニウムは夏は風通しの良いところに置くと割と大丈夫ですが、リトープスとコノフィッツムは夏は断水するので、夏型の多肉と植えるのは避けましょう。

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配置のポイント

背の高い植物を後ろに

正面向きの寄せ植えを作るのが、形も想像しやすいので作りやすいです。  一番後ろに丈の長い多肉を植えて、中間やサイドに中くらいの丈、一番前にエケベリアなどの背の低い植物を植えると、バランスよくできます。  一番前に背の伸びる虹の玉など入れると、前も高くなってしまいバランスが崩れてしまいます。  全部低い寄せ植えも全方向から見えるのでかわいいですが、種類によって早く伸びたりでデコボコになるので予め背の高いのを背後に持って行った方が、のちのバランス崩れを気にしないですみます。

正面向きの寄せ植えを作るのが、形も想像しやすいので作りやすいです。

一番後ろに丈の長い多肉を植えて、中間やサイドに中くらいの丈、一番前にエケベリアなどの背の低い植物を植えると、バランスよくできます。

一番前に背の伸びる虹の玉など入れると、前も高くなってしまいバランスが崩れてしまいます。

全部低い寄せ植えも全方向から見えるのでかわいいですが、種類によって早く伸びたりでデコボコになるので予め背の高いのを背後に持って行った方が、のちのバランス崩れを気にしないですみます。

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なるべく色を使う

全部緑だと単調に見えるので、なるべく赤や黄色、白など一つの鉢にいろんな色を使うと可愛く見えます。

全部緑だと単調に見えるので、なるべく赤や黄色、白など一つの鉢にいろんな色を使うと可愛く見えます。


赤などの差し色を最低一色入れるだけでも印象は変わります。

赤などの差し色を最低一色入れるだけでも印象は変わります。

 

2種類だけでも色が異なるだけで印象も変わります。

2種類だけでも、色が異なるだけで印象も変わります。

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まとめ

真逆の性質の多肉で寄せ植えしないようにしましょう。

背の高いのを後ろにしましょう。

なるべく色を使いましょう。

この3点に気を付ければ悩まずバランスのいい寄せ植えをつくれます!

お気に入りの鉢でぜひ試してみてください。

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大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

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