白木蓮(ハクモクレン)を生けよう。コブシとの見分け方や枝ものを飾るコツ
LOVEGREEN編集部
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冬から春にかけて楽しめる白木蓮(ハクモクレン)。白くて細いたまごのような形が美しいですよね。ところで、白木蓮(ハクモクレン)と木蓮(モクレン)って何が違うの? 白木蓮(ハクモクレン)そっくりのコブシは仲間なの? そんな疑問を持った方も多いはず。白木蓮(ハクモクレン)の生けるポイントとともにご紹介します。
目次
白木蓮(ハクモクレン)とは
白木蓮(ハクモクレン)は、中国産のモクレン科の落葉樹
白木蓮(ハクモクレン)は別名ハクレン、ハクレンゲとも呼ばれています。つぼみのときは銀色の毛で覆われ、白い美しい花を咲かせます。開花時期は3月から4月で、白木蓮(ハクモクレン)の枝ものは1月末から出回りはじめます。
木蓮(モクレン)とは何が違うの?
木蓮(モクレン)の基本種としては、紫木蓮(シモクレン)のことを指すようです。
紫木蓮(シモクレン)も白木蓮(ハクモクレン)もモクレン属の樹木。またマグノリアとも呼ばれています。庭木としてシンボルツリーにしたり、公園などの植栽で使われています。紫木蓮(シモクレン)の特徴としては美しい紅紫色のお花を咲かせます。
▼木蓮(モクレン)について
白木蓮(ハクモクレン)とコブシの違いって?
白木蓮(ハクモクレン)によく似た花を咲かせるコブシ
白木蓮(ハクモクレン)にそっくりなコブシ。漢字では辛夷と書きます。白木蓮(ハクモクレン)もコブシも、同じモクレン科の樹木。
白木蓮(ハクモクレン)とコブシの見分け方は?
白木蓮(ハクモクレン)とコブシは、どこで見分けると分かりやすいのでしょうか。それは花びらの枚数や形、咲き方などで見分けます。また花の大きさも少し白木蓮(ハクモクレン)の方が大きいです。開花時期も白木蓮(ハクモクレン)の方が少し早く咲きます。そのほか見分けるポイントをまとめました。
白木蓮(ハクモクレン)
自生地:中国
花びらの枚数:9枚(がくを含める)
花びらの形:肉厚な花びら
花の向き:上向き
コブシ
自生地;日本
花びらの枚数:6枚
花びらの形:薄い花びら
花の向き:上向きや横向き、斜めなど様々
▼コブシ、モクレン、ハクモクレンの違いや見分け方
白木蓮(ハクモクレン)の枝ものを生ける
白木蓮(ハクモクレン)はお花屋さんで枝ものとして出回ります。オフィスの近くのお花屋さんで白木蓮(ハクモクレン)が並んでいたので、生けてみました。ポイントと合わせてご紹介します。
①フラワーベースの大きさに合わせてカット。
②枝ものは十字に割ると、水の吸い上げがよくなります。
アップにすると、このような感じです。
③フラワーベースの中に入ってしまう箇所は、花びらが落ちたりして水が汚れやすくなるのでカットします。
リビングの目立つところや玄関などに飾ると、季節感を楽しめるのでおすすめです。あたたかい部屋に置くと開花が早まるので、寒いところで管理すれば比較的長く楽しめると思います。また、花が開くとぽろぽろと落ちやすいのでそれも頭に入れて飾る場所を決めましょう。
枝が短い白木蓮(ハクモクレン)の楽しみ方
短めの枝ものだった、もしくは短くなってカットしてしまった白木蓮(ハクモクレン)は簡単にアレンジして楽しみましょう。
今回、使用したものは無印良品アイテムのカトラリー入れ。シンプルなデザインが暮らしに溶け込み、お花が生き生きとします。また重量感もあるので、枝ものを生けても倒れにくくおすすめ。
▼無印良品がフラワーベースにぴったり
白木蓮(ハクモクレン)は空を見上げるように上向きで咲く樹木なので、上から見たときにきれい見えるよう組み合わせました。
横から見ても、可愛らしい姿。
短めの枝をあつめて、季節のテーブルコーディネートにもよいと思います。
まだまだ寒い冬が続きますが、季節の枝もの白木蓮(ハクモクレン)を生けて、お部屋で春を待つのも楽しいです。開花時期は3月頃からなので、外で白木蓮(ハクモクレン)の花を見たら、春はすぐそこです。ぜひ季節の時間を感じてみてはいかがでしょうか。
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