個性的でカッコいい!ネイティブフラワーのオブジェを作ろう
清水ヨシミ
このライターの記事一覧
インパクトの強さで近年人気急上昇中のネイティブフラワー。お花屋さんで見かけることも増えてきましたね。ネイティブフラワーは綺麗にドライにできるものが多いんです。そんな特徴を利用して、夏場でも長く楽しめるドライフラワーのインテリア小物を作ってみませんか?
目次
ネイティブフラワーってどんな植物?
ネイティブフラワーとは、南アフリカやオーストラリアなど、南半球原産の植物のことです。過酷な環境で生きるため、他の植物にはない特徴を持つようになりました。その個性的で独特な雰囲気とインパクトの強さで近年人気が出てきており、お花屋さんや雑貨屋さんなどで見かけることも増えましたね。ネイティブフラワーはワイルドフラワーとして流通している場合もあります。
今回使用したネイティブフラワーの紹介
リューカデンドロン
学名…Leucadendron
別名…和名「銀葉樹」英名「Silver leaf tree」
科、属名…ヤマモガシ科、リューカデンドロン属
分類…常緑低木
原産地…南アフリカ
花言葉…「沈黙の恋」「閉じた心を開いて」
花に見える部分は苞葉(ほうよう)で、小さな花がその中にあります。
学名のLeucadendronはギリシャ語の「 leukos =白」と「 dendron =木」が語源になっています。名前の通り銀葉のものもありますが、赤や緑など様々な種類が出回っています。その中から今回は2種類使用しました。
サファリサンセット
スッと縦に長い葉と、緑から深い赤へのグラデーションが美しいですね。
ブーケやアレンジメントを作る時と同じように、違う色や形の植物を組み合わせるとバランスを取りやすく、見た目も華やかになります。
苞葉の中に花が隠れています。
メリディアム
くすんだ黄緑の細長い葉と、実のように見える大きな花部が特徴です。
花部はドライになるにつれて下から徐々に開き、松ぼっくりのような形になります。
ピンクッション
学名…Leucospermum
別名…レウコスペルマム
科、属名…ヤマモガシ科、レウコスペルマム属
分類…常緑低木
原産地…南アフリカ
花色…黄、オレンジ、赤
属名はギリシャ語の「Leukos=白い」と「spermum=種子」を合わせた言葉です。
ピンクッション(針刺し)の名の通り、通常は針刺しに針が刺さっているような見た目ですが、今回使用したものは花部分が小さい種類です。
葉が全体的に丸く、上半分がギザギザしています。長いまま使っても、途中で切って葉を花のように広げて見せても特徴的でかわいいですね。
ネべリア クラスタースター
学名…Berzelia lanuginosa
科、属名…ブルニア科、バーゼリア属
分類…常緑低木
原産地…南アフリカ
花言葉…「まごころ」
葉も頭もチクチクした印象ですね。ネべリアは杉のような見た目ですが、南アフリカ原産の低木です。
今回はドライになった状態で売られていました。ドライになる前は緑~ややピンクがかっているものが多いです。
シルバーブローニア
学名…Brunia stokoei
科、属名…ブルニア科、ブルニア属
分類…常緑低木
原産地…南アフリカ
花言葉…「情熱」「小さな勇気」
丸い形と毛糸を編んだような見た目がかわいらしいですね。白っぽい色も他のネイティブフラワーと合わせた時のポイントになります。
枝分かれしているので、それぞれを切り離して使っても大丈夫です。
他にもいろいろなネイティブフラワーがあります。また、ドライになる他の花を組み合わせてもいいですね。
▼ネイティブフラワー「セルリア」
▼ネイティブフラワー「バンクシア」
▼ドライになる花
ネイティブフラワーのオブジェの作り方
用意するもの…お好みのネイティブフラワーやドライになる花、ワイヤー(枠用の固めのものと、巻き付ける用のやや柔らかめのものを用意できると作りやすいです)、ペンチ
ワイヤーでお好みの形を作ります。今回は星形にしました。
形を作る時は少し大変ですが、柔らかく曲げやすいワイヤーではなく固めのワイヤーの方が植物を固定する時に歪みにくく作業がしやすいです。固さが足りない場合はワイヤーを2~3重にしてもいいですね。
ワイヤーで作った枠に植物を並べ、イメージを固めていきます。小さいものは全体にワイヤーを巻き付けた後に差し込んだほうが作りやすいです。
並べたら飛び出ている茎をカットし、ワイヤー(あればやや柔らかめのもの)を巻き付けていきます。ドライになると水分が抜けて茎が細くなり葉も薄くなるので、きつめに巻いていきましょう。
植物をある程度固定したら、全体にワイヤーを巻き付けていきます。巻き付けている途中~後に小さいパーツを入れ込みましょう。
横から見ると前側は膨らんでいます。
裏側はあまり膨らまないようにした方が飾りやすいです。裏側から抜けないように、しっかりとワイヤーで固定しましょう。
巻き付け終わったら全体を整え、形を保つため机などに寝かせたままドライにしましょう。エアコンの前や風通しのいい乾燥したところに置いた方がきれいに仕上がります。
ドライになったら飾ってみよう
植物がドライになったら立てて飾ることができます。
玄関などのドアや、お部屋の壁にかけてみましょう。置く場所がない場合や、小さいお子様やペットがいる方にもおすすめです。
棚などに立てかけてもいいですね。自分で枠を作るので、飾る場所に合わせた大きさで作ることができます。
ネイティブフラワーはドライになるにつれて徐々に開いたり色が変わったりと、できるまでの変化も楽しめます。水換えなどの手間もかからないので、プレゼントにもいいですね。
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「個性的でカッコいい!ネイティブフラワーのオブジェを作ろう」の記事をみんなにも教えてあげよう♪