【冬のガーデニング】芽出し球根の使い方と楽しみ方

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金子三保子

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園芸店で見かけるムスカリやヒヤシンスの芽出し球根。使い方や楽しみ方をご紹介します。冬のガーデニングに取り入れてみませんか?

目次

芽出し球根とは?

芽出し球根 スイセン ムスカリ ハナニラ 植える時期 植え方 育て方 寄せ植え

手前:左からムスカリ、ハナニラ 奥:水仙

芽出し球根とは「芽を出した状態の球根」のこと。春に咲く球根花は、秋に球根を購入して植え付ける必要がありますが、その作業を生産者さんが行ってくれて、ある程度まで育てられた状態でポット苗としてお店に並びます。花芽が確認できる苗と、角のような芽が出た状態の苗があります。

球根の植え付けはちょっとハードルが高いなと感じる方にとっては、確実に花芽が出る直前まで育てられているので、あとは水やりさえすれば確実に咲かせることができるのでお手軽です。

冬の芽出し球根は花が長持ち!

芽出し球根

春に咲く球根の花の芽出し球根が出回るのは気温の低い冬のため、春に自然に開花する球根花より、ひとつひとつの花が長持ちするメリットがあります。芽出し球根と秋に植え付ける球根を両方組み合わせると、同じ花でも冬から春まで長く楽しめます。

▼花が長持ち!アイスチューリップとは?

 

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芽出し球根の使い方

ムスカリ 芽出し球根 寄せ植え

1苗で使う

芽出し苗は、鉢植えで楽しむ他、庭や花壇に花苗と同じような要領で植え付けることもできます。ただし、地植えできるのは霜の降りない地域に限ります。霜が降りる地域では鉢植えで楽しみましょう。

寄せ植えの材料として

芽出し苗同士、もしくは芽出し苗と春に咲く草花(ビオラなど)を組み合わせ、寄せ植えの材料として使うことができます。

冬の芽出し球根は花期が長いとは言え、草花と比べると早く花が終わる可能性が高いもの。芽出し苗の花が終わっても見栄えがするような配置で寄せ植えを作ると、最低限の手間で春まで長く楽しめる寄せ植えになります。

▼ムスカリ・スイセン・ハナニラなどの芽出し球根の寄せ植えの作り方

 

▼クリスマスローズ、ビオラと芽出し球根の寄せ植えの作り方

 

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芽出し球根の楽しみ方

芽出し球根を部屋で楽しもう!

芽出し球根

切り花の業界では「球根付きの切り花」が人気です。花屋さんで見かけた方も多いのではないでしょうか。芽出し球根はおうちで切り花としても楽しむこともできます。

ポイントは確実に花芽が上がって開花目前の芽出し球根を使うこと。

つぼみがうっすらと花色が確認できる状態なら、お部屋に飾っても開花します。その飾り方をご紹介します。

1.ポット苗のまま飾る

お気に入りの鉢や鉢カバーにポット苗を入れて、表面の土隠しにモスなどで覆うと素敵です。表面の土が乾いたら水やりをしましょう。まだ花芽がついていないものをおうちで育てると日照不足でうまく育たないことがあるので、花が付いている芽出し苗を使うのがポイントです。

2.土を落として切り花風に

ムスカリ球根付き

芽出し球根をポットから抜いて、きれいに土を落として球根を洗うと切り花として楽しめます。こちらもポイントは、確実に花芽が上がって開花目前の芽出し球根を使うことです。

洗った球根は、ごくごく少量、根が触れる程度の水を花瓶に入れて飾ります。球根まで水につけると腐りやすくなるのでご注意。

 

ヒヤシンス

切り花としておすすめな芽出し球根は、ムスカリ、ヒヤシンス、チューリップ、スノードロップなどです。アネモネ、ラナンキュラスなどは向きません。

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寒い冬ならではの芽出し球根を使って、お部屋に春を呼び込みませんか?

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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