ニンジン(人参)栽培|間引きのタイミングや方法・追肥・収穫まで

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とまつあつこ

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ニンジンはどうして種から育てるの?間引きは必要?いつ間引きしたらいいの?追肥のタイミングは?など、初めて育てる時は疑問がいっぱいですよね。今回は、私が畑で育てたニンジンが生長する様子とともに、間引きと追肥のタイミングや方法、家庭菜園ならではの間引き菜の食べ方などをお話しします。

(撮影協力/アグリス成城)

目次

ニンジン(人参)を育てるのは種から?苗から?

ニンジン(人参) 栽培 育て方 間引き 方法 タイミング 土寄せ 追肥 種まき

ニンジンは、種から育てます。ポットに種をまいてからの移植もしない方がよいです。

ニンジンは最初に出た一本の根が真っすぐ下に伸びて行き、それがだんだん横に太くなって生長します。最初に出る根の生長はとても速く、発芽から数日で土の深いところまで伸びるそうで、ポットに種をまくとあっという間にポットの底にたどり着き、その先端は生長を止めてしまいます。ポットに種まきして育てた苗を畑に移植すると、短いニンジンができたり、二股に裂けたり、本来のみずみずしさも無くなり、味も落ちてしまいます。

 

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ニンジンは、畑やプランターに直接種をまいて育てる野菜です。直まきで育てても、たまに先が二股に分かれたニンジンができるのですが、それは、種まきの前に土を深くしっかり耕し、石や枯れ枝などを取り除いて肥料をなじませておけばあまり発生しません。

 

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ニンジンは種まき~発芽がうまくいけば、ほぼ成功と言われるほど種まきが大切です。

収穫するまでどんなニンジンができるかわからないので少しもどかしいですが、畑をよく耕して準備し、種をまいて発芽したら、あとは葉を虫に食べられないように注意して、間引きと土寄せ、追肥を行います。雨が降らない時は、1週間に一度水やりしましょう。雨が続いて土が湿っている時は水やりは必要ありません。

種まきと発芽については、ぜひ前回の記事を参考にしてくださいね!

▼ニンジン(人参)の種まきと発芽の様子はこちら

 

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ニンジン(人参)の間引き|タイミングと方法

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種まきから6週後のニンジンです。この頃から、不織布をはずして育てています。

0.5cm~1cm間隔で種まきしたところ、ほとんどすべて発芽して葉が生長し、窮屈になってきました。

草丈5~6cmくらいで、1回目の間引きを行います。

(雑草はニンジンの生長を妨げるので、見つけたらすぐに抜き取りましょう。)

 

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残したいニンジンを抜いてしまわないように気を付けて、2本に1本残すくらいなイメージで抜いていきます。どちらを抜くか迷う場合は、ヒョロヒョロ徒長したものを抜いてしっかりした株を残すといいですね。

間引きをした後は、残した株がぐらつかないように株元に土を寄せておきましょう。

本来は1回目の間引きで6cm~7cmくらいの間隔をあけるそうですが、家庭菜園で少しの量を育てる場合はあまり抜いてしまってもさびしいので、1回目は3cmくらいの間隔をあけることにしました。

 

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1回目の間引きから1週間後の様子です。

間引きをしたことで残ったニンジンに栄養がいき、生長の勢いが増したように感じます。根の太さが5~7mmくらいの時に、2回目の間引きをしていきましょう。

 

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2回目の間引きでは普通は10cmくらい間隔をあけるそうですが、6cmくらいの間隔にしました。間引き後は、ぐらつかないように土寄せしておきます。

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ニンジン(人参)の追肥|タイミングと方法

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ニンジンの追肥は2回行います。今回は、有機固形肥料を使いました。

 

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追肥の時期は、2回目の間引き後と、その20~25日後くらいが適しています。

ニンジンの列の両サイドに、有機固形肥料を一粒ずつ8~10cm間隔くらいに軽く埋めていきます。

 

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2回目の追肥の頃、ニンジンはこれくらい生長しています。あと2~3週間でいよいよ収穫です!

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ニンジン(人参)の収穫|タイミングと方法

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種まきから約3か月後のニンジンです。株の根元のオレンジ色が少し顔を出しています。

 

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葉の根元をまとめて持ち、上に引っ張ります。

 

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真っすぐ伸びたニンジンができているか、虫に食べられていないか、割れていないか、緊張の瞬間。根が切れてスポッと抜ける感覚は、収穫の喜びとともに気分爽快です。

 

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前の週に5本試し抜きをしたので、今回全部で20本くらい収穫できました。そのうち2本が変わった形に。手がついているような?足を組んでいるような?毎回同じ形のものもはできないので、収穫は本当に楽しいですよね。

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ニンジンの葉は食べられる?

ニンジン(人参) 栽培 育て方 間引き 方法 タイミング 土寄せ 追肥 葉

間引きの際に抜いたミニニンジンです。

オレンジ色の部分はほとんど食べるところがありませんが、葉の部分は柔らかくてまさに食べ頃です。シソのように葉だけ天ぷらにしてもいいですし、ちくわなどと合わせてかき揚げにしても美味しくいただけます。

 

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大きく育ったニンジンの葉は、茎の部分は硬くて美味しくありません。食べる場合は柔らかい葉の部分だけを食用にしましょう。

葉付きのニンジンはなかなか見る機会も少ないですよね。畑でニンジンの葉がそよそよと風に揺れている姿はとても爽やかで私は大好きです。

 

ニンジン(人参) 栽培 育て方 間引き 方法 タイミング 土寄せ 追肥 葉

ニンジンの葉は、セリ科を好むキアゲハの幼虫に食べられたり、写真のように部分的に虫がつくことがあります。幼虫を見つけたら捕まえたり、写真のような葉があったらその部分はカットして捨てましょう。週に1回くらい、葉をよく見れば大丈夫です。

私は、葉が柔らかいうちは不織布をかけて虫を防ぎ、ある程度育ったらニームや天然成分由来の虫よけスプレーをかけて葉を守りました。

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ニンジンを育てよう♪

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ニンジンは、1年の間に春と夏の2回種まきの適期があります。オレンジ色の他に紫や黄色のカラフルなタイプも出ているので様々楽しいですよ。プランターで栽培しやすいミニニンジンもあるのでベランダでも気軽に育てられます。ぜひ、種をまいて育ててみてくださいね。

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▼ニンジン(人参)の育て方はこちら

 

▼ニンジン(人参)の花言葉はこちら

 

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とまつあつこ

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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