タイムを上手に使いこなそう|ハーブのある暮らし
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タイムは、その爽やかな香りと育てやすさから古くから愛されてきたハーブ。魚介や肉料理の臭み消しはもちろん、掃除やハーバルバスまで楽しめる万能選手です。タイムの使い方をマスターして、香り豊かな暮らしを始めてみませんか。
目次
タイムを使った料理レシピ|肉料理から魚、野菜まで
「一枝のタイムが、いつもの食卓をレストランに変える」キッチンにあるだけで、どこかヨーロッパの家庭のような豊かな香りに包まれるハーブ、タイムを使いこなしましょう。
タイムにはたくさんの種類がありますが、食用にできるのは「コモンタイム」という品種。苗を購入する際に確認すると間違いありません。
▼タイムの特徴や育て方については植物図鑑をご覧ください
サワラのタイムパン粉焼き

材料
- サワラ 2切れ
- タイムの葉(フレッシュでもドライでも可) 大さじ2程度
- 塩、こしょう 各少々
- オリーブオイル 大さじ2
- パン粉 50g程度
- にんにく 1片
作り方
1. サワラは塩、こしょうをふって置いておく
2. タイムの葉、にんにくはみじん切りにする
3. パン粉にみじん切りにしたタイムの葉、にんにくとオリーブオイルを加えて混ぜ、衣を作る
4. サワラの水気を拭きとり、両面に③の衣を付ける
5. 180℃に予熱したオーブンで10分ほど焼く
6. 様子を見て、きつね色になるまで1~2分ずつ加熱し、 きれいな焼き色が付いたら出来上がり
オーブンで焼くので、ふっくらと柔らかく仕上がります。取り出すときに崩さないように気をつけてください。
今回はサワラで作りましたが、アジやイワシ、サバでもおいしく出来上がります。
手羽先とタイム入り香味野菜のグリル

材料
- 手羽先 5~6本
- タイム 3~4枝
- ローズマリー 1枝
- ローリエ 1枚
- 塩、こしょう 適宜
- オリーブオイル 1/2カップ
- たまねぎ 1/2個
- セロリ 1本
- にんにく 1片
作り方
1. 手羽先にフォークで数カ所穴をあけ、塩、こしょうをふっておく
2. タイム、ローズマリーは葉を枝から外してみじん切りにする
3. たまねぎ、セロリ、にんにくはスライスする
4. フライパンに手羽先を皮が下になるように並べ、焼き色がつくまで弱火~中火で加熱する
5. 一度取り出し、余計な油をふいてから、③を敷いてローリエを乗せ、その上に手羽先を置き、オリーブオイルを回しかける
6. 蓋をして15~20分程度、弱火でじっくり蒸し焼きにする
7. 少しナイフを入れて確かめてみて、中まで火が通っていたら出来上がり
タイムやローズマリー、香味野菜の香りが移った風味豊かなグリルです。蒸し焼きにするので、ふっくらと仕上がるのが魅力。簡単に手に入る手羽先が、タイムの香りの魔法で贅沢な一皿に変身します。
野菜のタイム入りマリネ

材料
- なす2本
- ミニトマト6個
- パプリカ1個
- タイム3枝
- a オリーブオイル 大さじ2
- a 白ワインビネガー 大さじ1/2
- a レモン果汁小さじ1/2
- a 塩適量
- a 砂糖 ひとつまみ
- a すりおろしにんにく 少々
- a アンチョビペースト 少々
作り方
1. 最初に a の材料をすべて混ぜてマリネ液を作る
2. なすはヘタを落とし、1本は縦6等分、もう1本は輪切りにして水に5~10分浸けてアク抜きし、ザルに上げておく(カットを変えることで、食感の違いを楽しめる)
3. ミニトマトはヘタを取り、水気を切る
4. パプリカは縦半分に切って、芯と種を取り除く
5. グリルでパプリカの皮が焦げるまで焼き、冷水に取って皮をむき、食べやすいサイズに切ったらマリネ液に浸ける
6. なすをグリルに並べ焼き色が付くまで、両面をしっかり焼き、熱いうちにマリネ液に浸ける
7. ミニトマトは小鍋や小さなフライパンで弱火でじっくり加熱し、皮にシワが寄ってきたら取り出してマリネ液に浸ける
8. 1時間以上置いて味をなじませたら出来上がり
タイムとにんにくの香りが食欲をそそるマリネです。前菜として、肉料理などの付け合わせとして活躍します。野菜に火を通してすぐに液に浸けることで、味がなじみやすくなります。
タイムビネガー
材料
- タイム 適量
- ワインビネガーや穀物酢 適量
作り方
1. タイムは洗って、よく水気をふき取る
2. 煮沸消毒した瓶にタイムを入れ、ワインビネガーや穀物酢をタイムがすべて浸かるまで注ぐ
3. 冷暗所に1週間程度置いて香りをなじませたら、タイムを引き上げて出来上がり
うまくタイムを引き上げられないときは、ザルなどで漉すようにしてください。
冷蔵庫で保存して早めに食べきるようにしましょう。
香りの良いタイムビネガーは、すぐにドレッシングやマリネ液に使用できる便利な調味料です。切っただけの野菜に塩、オリーブオイルと一緒にかけるだけで、香り良くおしゃれなサラダが出来上がります。
タイムオイル
材料
- タイム適量
- オリーブオイルなど食用油
作り方
1. タイムは洗って、よく水気をふき取る
2. 煮沸消毒した瓶にタイムを入れ、オリーブオイルなど食用油を注ぐ
3. 直射日光が当たらない場所に1~2週間ほど置き、香りが移っていたらタイムを取り出して出来上がり
冷暗所や冷蔵庫で保存可能です。冷えてオイルが固まったとしても、しばらく常温の室内に置いておけば、液体に戻るので問題ありません。開封後は早めに食べきるようにしましょう。
香りの良いタイムオイルは、パスタソースやドレッシングに大活躍します。魚介類との相性が良いので、魚のグリルに使用するのもおすすめです。
料理以外のタイムの使い方

タイムには、昔から優れた防腐作用や抗菌・殺菌作用があるといわれ、古くから重宝されてきたハーブ。料理以外でも、その万能ぶりを発揮します。
タイムのハーブティー
風邪のひき始めや、喉の調子が気になるとき、リフレッシュしたいときにおすすめのハーブティーです。
作り方
フレッシュまたはドライのタイムに熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らすだけ。清涼感のある香りが移ったら出来上がりです。
はちみつを少し加えると、より飲みやすくなるほか、喉への保湿効果も期待できます。
タイムのハーバルスチーム
ハーブの蒸気を吸うハーバルスチームは、お湯を注ぐだけでできる楽しみ方。タイムの香りでリラックスする、自分へのご褒美時間はいかがですか。
ハーバルスチームの方法
1. 洗⾯器などにタイムを数本⼊れて、熱湯を注ぐ
2. 洗⾯器の上に顔を置き、バスタオルなどで洗⾯器ごと覆って、目を閉じて⿐や⼝から蒸気を吸い込む
3. 1~2分ほど楽しんだら終了
※タイムは、授乳中や妊娠中の方に影響がある恐れがあるため、使用を控えるか、かかりつけ医にご相談ください。
タイムチンキ
タイムがたくさん収穫できたら、ハーブチンキを作ってみませんか。チンキとは、ハーブをアルコールに漬け込み、有効成分を抽出した液のこと。長期保存するために、アルコール度数35度以上のものを使用しましょう。
材料
- タイム
- ホワイトリカーやウォッカなどのアルコール
作り方
1. タイムは洗って、水気をよくふき取る
2. 煮沸消毒した容器にタイムを入れ、完全に浸かるまでアルコールを注ぐ
3. 冷暗所で1か月以上保存し、タイムを取り出して出来上がり
タイムの香りとエキスが移ったチンキは、入浴剤やうがい薬、掃除にと日常の中で大活躍します。
ドライタイムの作り方と保存方法

たくさん収穫できたときは、乾燥させて保存することで、長くその香りを堪能できます。
作り方と保存方法
タイムを不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。乾燥剤を入れるなどして、湿気が入らないようにすれば、数か月楽しめます。
料理やハーブティー、ポプリ、入浴とドライタイムの活躍の場は家中にあります。
タイムは、たった一枝で日常に香りという彩りを添えてくれるハーブ。まずは1枝、今夜の食卓に乗せてみませんか。ハーブのある暮らしを始めましょう。
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