ガーデニングシーズン到来！４月の花苗選びのポイント

桜が散り始める季節、昼間の気温が上がってきて、本格的なガーデニングシーズンの到来です。今回は4月の園芸店での花苗選びに気を付けたいことをご紹介します。

目次

• 4月は冬～春苗と初夏～秋苗の端境期
• 寄せ植えに使う植物は、開花期間の同じグループの植物を選ぼう！
• ４月後半までは要注意の植物

4月は冬～春苗と初夏～秋苗の端境期

花の苗は、開花時期によって大きく分けると2つに分けられます。

1．冬から春に開花する植物

代表的な草花　パンジー、ビオラ、ワスレナグサ、ルピナス、ネモフィラ・・・

2．初夏から秋に開花する植物

代表的な草花　ペチュニア、マリーゴールド、ジニア、インパチェンス・・・

4月は冬～春苗と初夏～秋苗の2つのグループの苗が園芸店に同時に並ぶ季節です！

豊富な種類の植物を一度に見られるのはうれしいですが、ひとつの鉢に寄せ植えをする際には気を付けたいことがあります。

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寄せ植えに使う植物は、開花期間の同じグループの植物を選ぼう！

複数の種類の植物をひとつに寄せ植えするときは、開花期間が同じ植物を選ぶことがとても重要です。

同じグループの植物を選べば、花が終わる時期も似ているので、寄せ植えごと処分することができますが、6月ごろまでの開花の花と10月ごろまで開花する花を、ひとつの鉢に寄せ植えすると、6月に一部分が枯れるので、部分的に抜いたりする作業が必要です。

植物は植えてしばらくすると、根が絡まりあってきます。まだ元気な植物の根を傷めないようにしながら終わった苗を処分するのは、なかなか骨の折れる作業です。

そのため、それぞれの植物がいつまで開花する植物かを知ることは、寄せ植えづくりにはとても大切です。

ただし1週間の期間限定でディスプレイとして飾るための寄せ植えなど、短期間観賞するために作るならば、どの季節の花を組み合わせても問題はありません。

できるだけ省メンテナンスで長く楽しみたい方は、開花期間を調べてみてください。

いろんな季節の植物を楽しみたい方は、それぞれを別の鉢に植え替えて楽しむのなら、開花期間を気にしないで楽しめます。

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4月後半までは要注意の植物

原産が暑い地域の植物は、4月後半になるまでは管理を注意した方がよい植物です。

日本は4月の後半になるまでは、寒の戻りが急にやってきます。地域によっては4月の間は遅霜の害が起きる場合があります。急な気温の変化は、寒さが苦手な植物にとっては、とてもストレスがかかります。

バジル

バジルは寒いのがとても苦手。4月の後半くらいまでは、低温になりそうな日は、夜間のみ室内で保管した方がよい場合もあります。

特にポット苗で売られている植物は、温室育ちのものがほとんどです。少しずつ露地の気温にならしてから定植した方がよいでしょう。

5月以降の気温になると、何の問題もなく外に出しっぱなしで大丈夫な強いハーブですが、寒さには気を付けましょう！

寒さにやられたバジルの葉は黒っぽくなります。耐えられない寒さに当たると、一発でやられてしまう場合があります……。4月いっぱいは、夜は室内で管理したほうが無難です。地植えは5月以降にしましょう。バジルの苗の流通が年々早まっているので4月までは注意してください。

トマト

温室育ちの苗が多いので、バジル同様、急な寒の戻りで葉がダメージを受ける場合があります。苗選びは4月後半のゴールデンウィークごろにするのが安全確実です。あともう少しの我慢です。

最近は、赤以外にも色々な色や形、大きさのトマトの苗が流通します。八百屋さんでなかなか手に入らない種類を育てるのも楽しいのでは。

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ガーデニング日和の4月。苗選びの際に役立ててみてください！

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フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。