手間要らずの植物! 金平糖のような丸いお花、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の魅力
持永久美子
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「見た事あるある!でも名前はわからない。。。」、「雑草じゃないの?」という声が聞こえてきそうなこの植物。名前はヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)と言います。ピンクや白色のお花が金平糖のように丸く愛らしく、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は匍匐性で地面を覆うように生長するのでグランドカバーにも最適な植物です。
目次
ヒメツルソバとは?
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は繁殖力がすごいので野生化して至る所に自生しているのをたまに見かけますね。植えてない人にとっては厄介な雑草扱いの場合もあります。ですがその逆にほったらかしても育つその丈夫さと繁殖力、花姿の愛らしさにも需要があり、園芸店でもポット苗で販売されています。
*タデ科
*イヌタデ属(ペルシカリア属)
*学名 Polygonum capitatum(Persicaria capitata)
*別名 ポリゴナム、カピタツム、カンイタドリ(寒虎杖)
*英名 Victory carpet(ビクトリーカーペット)、Pink-head knotweed(ピンクヘッドナットウィード)
*原産地 ヒマラヤ
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)はヒマラヤからロックガーデン用に日本に導入された多年草です。名前の通り蕎麦の小さな花に似ています。ピンク、白色の丸い花が群生している景色は愛らしいです。
赤茶っぽい茎&緑の葉には茶色でV字の斑紋が入っていて秋になり寒くなってくると色付き紅葉します。
ヒメツルソバの育て方
置き場所
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は日当たりが良い所を好みますが半日陰でも育ちます。霜があたる地域では冬に地上部は枯れて無くなりますが根が凍るほどの寒さでなければ春にまた芽吹いてきます。
水やり
庭植えしたヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は日照りが続かない限りは雨水のみでも大丈夫な位乾燥には強いです。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと与えます。
用土
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は水はけの良い土を好みますがそれほどこだわりません。
肥料
特に必要なし。
病害虫
特になし。たまにナメクジつきますがヒメツルソバには影響ありません。
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ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の魅力
とにかく丈夫!
暑さ、寒さ、乾燥に強くほったらかしててもすくすく育ちます。
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は花期が長い!
真夏と真冬以外は花が咲き続けます。
咲き始めはピンクで徐々に白色に変化します。
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は繁殖力がすごい!
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は匍匐性の茎がコンクリートの割れ目や側溝など土がない場所でも根付き繁殖していきます。こぼれ種でも増えるので植えてなかった場所からも芽が出てくることもあります。
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)を育てる上での注意点
とにかく生育旺盛なのでヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)を花壇に植える際には注意が必要です。他の植物のエリアまであっという間に成長して邪魔になることもあるので切り戻しなどを行い様子をみましょう。根も浅いのでひっぱると簡単に引きはがす事も出来ます。
昔からこの花が好きで家のベランダでも鉢植えで育てています。
道端で野生化しているのを見つけるたびにその生命力の強さを感じる事が出来嬉しくなります。
実際ベランダで育てて水やりなどして手間をかけたヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)より、誰からも世話されず土もないような過酷な環境で育ち野生化したものの方がイキイキしているなといつも感じます。なので鉢植えでも育ちますがお庭がある方でこんな所に植物は無理かな…という場所がある方にヒメツルソバ、是非オススメの植物です!
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