ヒューケラ(ツボサンゴ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ヒューケラ ユキノシタ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:5~6月 花色:ピンク 草丈:30~80cm 日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。高温乾燥に弱いので気をつけましょう。ふんわり茂っている葉の間から、細い花茎を長く伸ばして花を咲かせます。
  • ヒューケラ
  • ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類
植物名
ヒューケラ(ツボサンゴ)
学名

Heuchera

英名
coralbells
和名
壺珊瑚(ツボサンゴ)
科名
ユキノシタ科
属名
ヒューケラ属
原産地
メキシコ北部~アメリカ南部

ヒューケラ(ツボサンゴ)の特徴

ヒューケラは常緑多年草で、カラーリーフプランツとして寄せ植えや花壇に用いられる近年人気の高い植物です。

草丈20~50cm程度で葉が重なるように密に茂り、葉色のバリエーションが幅広いのが人気の理由です。

ヒューケラという植物をご存知ですか?カラーバリエーション豊かなカラーリーフとして有名で、日陰に強いことでも有名。さらに切り花にしてもきれいな植物です。目立たないけど実は万能選手のようなヒューケラ。そんなヒューケラの魅力をご紹介します。

ヒューケラの葉は、直径3~10cmほどで薄く丸みを帯びたフォルムで、形は品種によってさまざまです。葉色は赤、シルバー、オレンジ、緑、黄緑、黄、紫、黒や斑入りのものなど変化に富みます。

 

ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類

花は原種のツボサンゴ、園芸品種ともすっと立ち上がった花茎から釣鐘型の小花を群れるように咲かせます。ヒューケラは花もちも良く約1か月近く咲き続け、切り花としても楽しめます。

 

ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類

ヒューケラは耐陰性が強く、半日陰から木洩れ日が当たる程度の日陰まで、元気に育ちます。葉を横に広げてこんもりと茂るので、「色の塊」のような茂みになり、庭の景色を作るのに役立ちます。耐寒性があり常緑なので、冬の間も庭に彩を与えてくれます。

ヒューケラ(ツボサンゴ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~50cm程度
耐寒性 強い
耐暑性 普通
耐陰性 強い
花色 ピンク
開花時期 5月~7月

ヒューケラ(ツボサンゴ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
肥料
開花

ヒューケラ(ツボサンゴ)の栽培環境

日当たり・置き場所

ヒューケラは耐陰性がありますが、光が足りないと花が咲きにくくなります。日向から半日陰の方が葉色が鮮やかになります。日差しが強すぎると葉焼けを起こします。

用土

水はけの良い土を好みます。

地植えは、すでにほかの草花が育っている場所ならそのまま植え付けることができます。水はけが悪い場合は、腐葉土などをすきこんで植え付けましょう。

鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

ヒューケラ(ツボサンゴ)の育て方のポイント

水やり

地植えのヒューケラは、根付いてからは特に水やりは必要なく、降雨だけで育ちます。

鉢植えのヒューケラは、水が足りないと葉先から傷んで枯れこんだり、花茎が伸びずに止まってしまう原因になります。水切れしないよう鉢の表面の土が乾いていたらたっぷりと水やりをします。夏は葉の上から水をかけると蒸れる原因になるので注意しましょう。

肥料

春と秋の生育期に緩効性肥料を株元から10cmほど離して施すか、液体肥料を薄めて月に1回施します。

病害虫

ヒューケラはあまり病害虫被害はありませんが、春と秋の生育期にヨトウムシが発生します。またカイガラムシアブラムシが発生する事があります。

ヒューケラ(ツボサンゴ)の詳しい育て方

選び方

ヒューケラ

ヒューケラはたくさんの品種が流通しています。小型から大型まであり、夏越しのしやすさなども品種によって特徴が異なります。寄せ植えに使うのか、花壇に植え付けるのか、など栽培環境に応じて、それぞれの品種の性質を調べた上で購入しましょう。

種まき

原種のツボサンゴは、種で増やせます。種が細かいので種まき専用の細粒用土にまき、発芽までは乾かさないように注意しましょう。

植え付け

株の根元の生長点を埋めないようにように注意して浅く植え、しっかりと株元をおさえましょう。

極寒地や冬に植え付ける場合は、株元に腐葉土やバークチップでマルチングしておくと防寒対策になります。

仕立て方

ヒューケラは、寄せ植えや花壇のカラーリーフプランツとして利用できます。様々な葉の色があるので、近くの花との色合わせが多彩になります。花の時期と、葉っぱだけの時期では草丈がかなり違います。花壇に植える際には、花が開花中の丈も考慮して植え付け場所を決めるとよいでしょう。

地植えのヒューケラはグラウンドカバーにもなります。グランドカバーとしてヒューケラを植え付ける際は、あまり人が足を踏み入れないような場所にしましょう。

ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類 寄せ植え リース

小型品種は寄せ植えのカラーリーフとして使うと効果的です。

剪定・切り戻し

痛んだ葉や花がらは摘み取りましょう。終わった花は茎を株元から切ります。大幅な切り戻しは必要ありません。

植え替え・鉢替え

地植えのヒューケラは、株が大きくなってきたら数年に1回、株分けをしつつ植栽しなおします。植え替えの時期は真夏以外ならいつでも可能ですが、春と秋が一番適した時期です。ただし寒冷地では冬の作業は避けましょう。

鉢植えのヒューケラは、1~2年に1度、鉢替えを行います。

ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類

ヒューケラは、5月~7月に株元からすっと花茎が立ち上がり美しい花を咲かせます。

夏越し

極端な強い日差しは苦手です。鉢植えのヒューケラは、真夏だけ半日陰に移動させるなどの工夫をしましょう。

冬越し

ヒューケラは耐寒性があり常緑なので特別な冬越し対策の必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。

ヒューケラの生長の仕方

ヒューケラ 花言葉 育て方 種類

ヒューケラは半日陰を好む、耐寒性のある多年草です。真夏の高温多湿が苦手なので、葉焼けを起こしたり葉が少し減るようなことがありますが、秋には元に戻ります。

増え方は、横に広がっていくというより株自体が大きくなり、こんもりと茂っていきます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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