忘れられないくらい美しい。クリスマスローズの魅力
LOVEGREEN編集部
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1月から3月はクリスマスローズが美しく咲き誇る季節。みなさんも何処かでクリスマスローズを目にしているのではないでしょうか。
クリスマスローズは綺麗なのに愛らしく、さり気ないのに忘れられない、凛とした空気感がとても魅力的です。みなさんも様々な表情を持つクリスマスローズの魅力にふれてみませんか?
目次
クリスマスローズの魅力〜花の多様性
クリスマスローズの花びらは、一重咲きや八重咲きで可憐にも清楚にもなります。咲き方、花の形、花弁、咲く向きが株ごとに異なるところが媚(こ)びない美しさを感じます。クリスマスローズの花の模様は、花弁に斑点や網目状が現れ、多彩な個性を引き出します。様々な表情を持つクリスマスローズは本当に美しいですね。
真っ青な空に純白のクリスマスローズ。
スポットの入るクリスマスローズは少し大人びた印象を与えます。
クリスマスローズの絵画のような色合いにドキドキ。
ダブルのクリスマスローズは、ローズという名前がぴったり、バラのような華やかさ。
うつむきかげんなクリスマスローズは、誠実な印象を与えます。
卵のように丸みを帯びたクリスマスローズのつぼみは、とても愛らしい。
クリスマスローズの魅力〜同じ花が咲かない
クリスマスローズは株分けで大量に増やすことはできません。そのため、種で増やしています。しかし、種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲かないということが、クリスマスローズの最大の特徴であり、最大の魅力です。そのため、園芸品種をつけられないのがこのクリスマスローズなのです。 同じ花が咲かないからこそ、好みの花を見つけて、育て、新しく交配する楽しみができるのがクリスマスローズ栽培の醍醐味(だいごみ)です。
クリスマスローズの魅力〜育てやすさ
耐寒性に優れているため、冬の寒さにも強い花で、明るめの日陰や半日陰を好みます。日なたでも育ちますが、鉢植えで育てている方は真夏の直射日光は建物の陰に移動してあげましょう。地植えで育てる方は、樹下に植え付けると木漏れ日の下でよく育ちます。
実際に地植えで育ててみると、肥料を与え、古い葉を取り除くくらいで、あまり手がかからず育てやすい印象を受けます。一年中葉が茂る常緑なので、グランドカバーとしても最適です。耐寒性に優れていることから、雪が降る地域でも株は枯れることなく、雪解け後に美しい花を咲かせてくれます。
クリスマスローズの種類
クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。日本では他のヘレボルス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、欧米ではヘレボルスが一般的な名前として使われており、「ニゲル」のみがクリスマスローズと呼ばれます。
クリスマスローズ(ヘレボルス)には大きく分けて「有茎種」と「無茎種」の2つの種類に分類されます。
有茎種
根から茎が真っ直ぐ立ち上がって葉を茂らせ、茎の先端に花を咲かせます。根茎は未発達で細い根が生えます。
無茎種
根から葉の茎と花の茎が別々に育ち、それぞれに葉と花を咲かせる葉柄と花柄が根茎から別々に直接出ています。根茎は丈夫で太い根が生えます。
クリスマスローズの苗
クリスマスローズは、園芸店や通信販売などで気軽に入手することが出来ます。クリスマスローズの開花期に出回るのは、開花株といって初花を咲かせた状態で出回る5〜6号鉢植えの株だと思います。
2.5〜3号ポットの場合は2年生苗で、10月頃から出回ります。こちらの株は1年以上育ててからでないと開花しませんので、すぐ花を楽しみたい方は開花株か開花見込み株を購入して下さいね。
クリスマスローズの魅力〜生花でも楽しめる
最後のおすすめは、クリスマスローズを切り花で楽しみましょう。クリスマスローズは寒いところが大好きです。温度の上がりにくい玄関や窓辺に置いてみてはいかがでしょう。
しかし、1番花が咲いてすぐに切ってはいけません。第二花が咲き出すまで、切り花は我慢我慢。切ったお花はバケツや花瓶などに40度位のお湯を入れ、花の下から茎たっぷりに浸しそのまま冷めるまで入れておきます。クリスマスローズならではの湯上げですね。湯あげをしたら、花瓶にたっぷり水を入れ深く水に浸かるように生けて下さい。
いかがでしたか?
クリスマスローズの種類はたくさんあります。みなさんならどんな苗を選びますか?今年もクリスマスローズを思いっきり楽しんで下さいね。
▼クリスマスローズを育ててみたくなったら、チェックしてみよう!
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