植えっぱなしで毎年開花する球根の花、タマスダレ【夏から秋のガーデニング】
金子三保子
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タマスダレ
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「タマスダレ」。
タマスダレは夏から秋に純白の花が空を向いて咲く、常緑の球根の花。
一度球根を植えると、植えっぱなしで毎年開花し、環境に合えば分球とこぼれ種で増えていくこともあります。タマスダレ(玉簾)の名は、純白の花を「玉」、細長い葉が集まっている様子を「すだれ」に見立てて付けられたと言われています。
それぞれの花は3日くらいで終わりますが、夏から秋にかけて何回か花茎が上がって咲くため、球根の花の中では開花期間の長い部類です。
別名 「レインリリー」は、土が乾燥している状態でまとまった雨が降った後に一斉に花を咲かせる性質から付けられたそう。
近所の通り沿いにタマスダレが群生している場所があるのですが、先日の雨の後にたくさんの花が咲きだし、「やっぱりレインリリーだわ」と実感しました。
日本の気候にも合い、丈夫でよく分球して増えるため、半野生化しているのも見かけます。寒冷地では冬に葉が枯れますが、温暖地では常緑のまま越冬します。
球根の植え付け時期は春。最近は芽出し球根として苗が販売されているのも見かけます。タマスダレの名前の他、「ゼフィランサス・カンジタ」、「ゼフィランサス・カンディダ」という学名でも出回っています。
一度植え付ければ植えっぱなしにできるタマスダレ。植えっぱなしの植物をお探しの方におすすめです。
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