「ポット苗をそのまま飾る」ゆる~く簡単ガーデニング

戸松敦子

外に出て本格的な土いじりをする気になれない時はありませんか。
虫が苦手であまりガーデニングは得意じゃないけれど、やっぱり草花でお庭をかわいく飾りたい。という方も多いですよね。
今回はそんな方におすすめな、即席ガーデニングの方法をご紹介します。たまには簡単な方法で草花を飾って、ゆる~く気軽にガーデニングするのもいいですよね。
目次
おしゃれなブリキで飾る
おしゃれなブリキの器に飾ってみましょう。
用意するもの
・ブリキの器(底に穴が開いていない場合は開けてください)
・不織布(今回は使っていませんが、ポットの下に敷くことで蒸れやブリキの劣化をおさえることができます)
・ココヤシファイバー
・季節のポット苗(器のサイズに合わせた数)
飾り方
・ブリキの器に不織布をしいて、その上にポット苗を一番美しく見える向きにセットする。
・不織布とビニールポットが見えないように、ココヤシファイバーを株元にふんわり置く。
こんなブリキもおすすめです。お好きな苗をセットして。
ココヤシファイバーを株元にふんわり置くと、それだけでお花屋さんで売っているようにかわいく飾れます。
壁にかけて飾ることもできます。
こんな風に、1ポットセットするだけでもかわいいですよね。時々、ブリキの底に水が溜まっていないかチェックすると安心です。
麻布を使って飾る
麻布や麻袋で可愛くしてみましょう。
用意するもの
・ワイヤータイプのハンギングバスケット
・麻布
・不織布(不織布無しでも作れますが、敷くことで麻布の劣化を遅らせることができます)
・季節のポット苗(器のサイズに合わせた数)
飾り方
・ワイヤーバスケットに麻布をふんわりしいて、その上に不織布をしきます。不織布が麻布から飛び出している部分はカットします。
・苗をセットして、株元にココヤシファイバーをふんわり置きます。
・苗の背が低くてうまってしまう場合は、バスケットの底に鉢底石などを置いて上げ底気味にすると高さが出ます。
このように、ポット苗をそのまま入れて飾ると、短時間で即席ハンギングバスケットが出来上がります。
簡単ガーデニングのすすめ
みなさんお分かりと思いますが、今回ご紹介した飾り方は草花にとってベストな環境ではありません。時間のある時やガーデニングに慣れてきたら、即席ではなく、ポット苗をきちんと鉢に植え替えてあげることをおすすすめします。
草花を健やかに育てるためには、やはり、ビニールポットのままでは難しいです。ビニールポットのままで育てると、鉢に植え替えて育てる場合と比べて、蒸れやすく、乾きやすく、根をはる土も少なく、肥料不足にもなり花付きが悪かったり、ヒョロヒョロ徒長したり、葉が黄色くなったりしがちです。それでも、生花を飾るのとは比べ物にならないほど長持ちしますし、草花の育つ姿を楽しむことができます。
ポット苗をもらったり買ったりしても、なかなか植え替える時間が無くて飾れない・・・。と、悲しい気持ちになることはありません。この方法で簡単にかわいく飾って楽しみましょう。
また、急な来客があるのに寄せ植えやハンギングバスケットが枯れてしまったものばかりでどうしよう! と、いう時の対処法としてもおすすめです。短時間で何鉢もきれいに仕上がりますよ。
肩の力を抜いて、どんな方でもどんな時でも気軽にガーデニングを楽しむために、時と場合に応じて今回の即席ガーデニングの方法を取り入れることをおすすめします。ぜひ、お試しください♡
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