ブラックベリーの収穫のタイミングと来年の実のなる仕組~garden note

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金子三保子

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6月後半から少しずつ赤く色づいてきたブラックベリーが、ちょっとずつ黒くなってきました。ブラックベリーは、一度にたくさんの実を収穫することはできないのですが、毎朝、少しずつ色づいた実を1か月に渡って収穫することができます。虫や病気にも強いので無農薬で栽培できるので、ベリーを育ててみたい方にはおすすめです。

今回は、ブラックベリーの実の色づく流れと収穫のタイミング、来年の実のつく仕組みをご紹介します。

目次

ブラックベリーの実の色づき方

ブラックベリーの収穫のタイミング

ブラックベリーの収穫後の枝

来年のブラックベリーの実がなる仕組み

 

ブラックベリーの実の色づき方

4月から5月に花を咲かせた後に、6月半ばごろに写真のような緑~赤になってきます。

2017年6月15日

 

2017年7月前半。

赤くなってきました。見た目的にはかわいいですが、食べごろは、まだまだ先です。

 

7月半ば。房全部が一気に色づくのではなく、バラバラに色づいていきます。

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ブラックベリーの収穫のタイミング

ブラックベリーは、生食でも甘くておいしいベリーですが、収穫のタイミングが早いと、とても酸っぱいです!生で食べておいしいと思うタイミングは、黒い実を触って、「自然にぽろっととれる頃」です。触っても実が取れず、茎にしっかりとついている時は、まだまだ早いのです。逆に収穫が遅すぎると、地面に落ちてしまうので、夏の朝は黒く色づいたベリーを触るというのが日課となっています。

実は房ごといっぺんに色づかず、徐々に色づいて、1か月近く収穫することができます。もし、ジャムなどの加工用に使いたい場合は、冷凍庫にストックして、必要量が確保できたら作るようにします。

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ブラックベリーの実の収穫後の枝はどうしたら?

ブラックベリーの実がなる仕組みは、今年、新しく伸びたシュートに来年の実を付けるという仕組みです。つまり、今年の実は、去年の伸びた茎になっているということです。

今年の実がついている枝に実がなることはなく、徐々に枯死するので、実がすべて収穫できたら、株の根元で切っても大丈夫です。私はというと、トレリスにグリーンカーテンとして這わせている意味合いもあるので、実を収穫した後も、秋までは切らずに残して、葉っぱを楽しんでいます。東京の気温では、毎年とはいきませんが、気温が急に冷え込んだ秋は、紅葉も美しいです。冬になると、今年実がなった枝は枯れて茶色くなるので、年末から年明けあたりに根本で剪定しています。

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来年のブラックベリーの実がなる仕組み

ブラックベリーは、5月ごろ、株元から新しいシュートが出てきます。これが来年の実のつく枝なので大切に育てましょう!

 

 

6月の下旬頃には、かなりの長さになるので、ワイヤーやひもで誘引していきます。

 

今年の実がついている去年の枝と今年のシュートでは、だいぶ茎の太さが違います。

徐々に成長して1年かけて、しっかりとした太い茎になります。

年によって茎の数に違いがあります。茎の本数は、あまり多すぎても分散しすぎるので、2~3本くらいにとどめます。来年の実がなる茎なので、大切に育てますが、多少折れてしまっても大丈夫。また、そこから枝が分かれて成長していきます。今年は1本しかシュートが出ないので、来年は実は少なめかもしれません。

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 いかがでしたか?地植えでも鉢植えでも実のなる仕組みは同じです。今年、初めてブラックベリーの鉢植えを買った方は、株元から新しいシュートが出ているか確認してみてください。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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