スイートピーの育て方!種まき、植え付け、摘芯などたくさんの花を咲かせるコツ

金子三保子

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スイートピーは甘い香りのする春の代表花、マメ科の半耐寒性のつる性一年草でシチリア島が原産の草花です。切り花の流通で一番多いのが、春に咲くスイートピーなので、春の花と思われている方も多いと思いますが、品種によって、夏咲き、冬咲きなどのスイートピーもあります。

スイートピーはつる性で、伸びてくると2~3m近くまでつるが伸びます。最近は、鉢植え向きのつるがあまり伸びない矮性種のスイートピーもあります。

スイートピーの色は、以前はパステルトーンが中心でしたが、最近はシックな色や複色カラーなど、豊富な色合いがあります。切り花としてもたくさんの品種のスイートピーが流通しています。

春にたくさんの花を咲かせるためのスイートーピーの育て方をご紹介します。

目次

スイートピーの種まきと苗の選び方

スイートピーの種まき

春咲きのスイートピーは、10月に入ってから種をまきます。スイートピーの種は大きくて扱いやすいですが固いので、発芽をよくするには種まき前に吸水処理をします。

スイートピーの種は、まく前に全体が浸るほどの水につけて半日~1日程度吸水させます。吸水させることによって、ふくらまず吸水していない種は表皮に傷をつけてからまくと発芽しやすくなります。

また、種袋に発芽率や使用期限が明記された新しい種を選ぶことも大切です。

スイートピーの苗の選び方

スイートピーの苗は、正月を過ぎたあたりから流通が始まり、ポット苗に植えられて流通することが多いです。葉の色が濃く生き生きとした緑色、つるが伸びすぎていないもの、他の苗にからみついたりしていないスイートピーを選びましょう。

スイートピーの苗は、正月を過ぎたあたりから流通が始まり、ポット苗に植えられて流通するのが一般的です。葉の色が濃く生き生きとした緑色、つるが伸びすぎていないもの、他の苗にからみついたりしていないスイートピーを選びましょう。

 

スイートピー

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スイートピーの植え付け

スイートピーは日当たりと風通しがよい場所が育てるのに適している場所です。巻きひげでからみつきながら生長するので、フェンス、トレリスまたはつるを誘因するネットが張れるスペースのある場所に植え付けます。プランターで栽培する場合は支柱を立てます。

スイートピーは日当たりと風通しがよい場所が育てるのに適している場所です。巻きひげでからみつきながら生長するので、フェンス、トレリスまたはつるを誘引するネットが張れるスペースのある場所に植え付けます。プランターで栽培する場合は支柱を立てます。

 

スイートピーのつる

スイートピーは直根性の根の性質です。

植え付ける時は、根を触らないようにして、そっとポットから苗を抜き取り、そのまま植え付けましょう。スイートピーはつる性でつるが伸びてからは扱いが難しいということもありますが、直根性(*)でもあるので若いうちに苗を定植した方がよい植物です。

また、スイートピーを地植えにする場合は、マメ科のスイートピーは、連作を嫌う性質があるので、昨年植えた場所には植えないようにします。

*直根性とは・・・
根っこが地中深く枝分かれすることなく、まっすぐに伸びていく性質のことをいいます。 地中深く伸びた後に分岐するものもありますが、基本的には太い根が下に伸びていく性質です。そのため直根性の植物は、太い根を少しでも痛めてしまうと植物のダメージが大きく、うまく根付きません。このことから植え替えの時に注意が必要な植物と言えます。買ってきた苗を植え付ける際には、根をほぐさず、そのまま土に埋める感じで植え替えましょう。スイートピーをはじめ、マメ科の花は直根性のものが多いです。

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たくさんのスイートピーを楽しむために大切な摘芯!

スイートピーは発芽後に茎が7~8節伸びたら摘芯(つるをカット)をしましょう。

スイートピーは発芽後に茎が7~8節伸びたら摘芯(つるをカット)をしましょう。

伸びている茎を切ることに抵抗を覚えるかもしれませんが、摘芯をすると剪定したところから、わき芽が伸びるため、結果的に花数の多い株になります。

ただし、つるがあまり伸びない矮性のスイートピーは、摘芯の必要はありません。

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スイートピーの日々の管理

スイートピーはつる性なので、日々伸びたつるを誘因する作業が必要です。

つるの誘引

スイートピーはつる性なので、日々伸びたつるを誘引する作業が必要です。

水やり

スイートピーは基本的には乾かし気味に育てます。地植えで他の植物が水やりをしなくても育っているような場所なら、特に水やりの必要はありません。

鉢植えのスイートピーは、土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。開花する春先には生育が旺盛になり、よく乾くのでたっぷりと水やりをします。

肥料

鉢植えのスイートピーの追肥は、開花中に行います。

スイートピーは肥料は少なめでも育つ草花です。既定の量より少なめに追肥して様子を見ながら追肥しましょう。

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スイートピーの開花時期と花がらつみ

スイートピー・アズレウス  春咲きのスイートピーは、4月~6月に開花します。  たくさんのスイートピーを楽しむために大切な作業・花ガラつみ 終わったスイートピーの花をそのままにしておくと、種をつけてしまいます。植物としては、花をたくさん咲かせることより、次の子孫を残すことの方が重要ミッションです。次第に花より種を作ることにエネルギーが回り、花数は少なくなります。  そのため、たくさんのスイートピーの花を咲かせるためには、終わった花を摘む作業、花がら摘みがとても大切な作業です。

スイートピー・アズレウス

春咲きのスイートピーは、4月~6月に開花します。

たくさんのスイートピーを楽しむために大切な作業・花がらつみ

終わったスイートピーの花をそのままにしておくと、種をつけてしまいます。植物としては、花をたくさん咲かせることより、次の子孫を残すことの方が重要ミッションです。次第に花より種を作ることにエネルギーが回り、花数は少なくなります。

そのため、たくさんのスイートピーの花を咲かせるためには、終わった花を摘む作業、花がら摘みがとても大切な作業です。

 

切り花のスイートピー  スイートピーの花は、花茎の下から上にかけて徐々に開花します。花色があせてきたころを目安に、ひとつひとつ花ガラつみをします

切り花のスイートピー

スイートピーの花は、花茎の下から上にかけて徐々に開花します。花色があせてきたころを目安に、ひとつひとつ花がらつみをします。

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スイートピーを寄せ植えや花壇に使うなら

花壇

花壇にスイートピーを使う時は、スイートピーがつる性であることを意識して花壇の後方にトレリスやフェンス、誘引用のネットなどをセットしてスイートピーを植え付け。手前側に同じ時期に咲く草花類を植え付けると、高低差や奥行きを感じられる素敵な花壇を作ることができます。

寄せ植え

スイートピーはつるが長く伸びるタイプのものと、つるがさほど伸びない矮性タイプの種類があります。複数の草花との寄せ植えにスイートピーを使うなら、矮性タイプがおすすめ。

スイートピーはどんな草花と組み合わせたらいい?

ひとつの鉢に複数の草花を組み合わせた寄せ植えにスイートピーを使う時の草花選びのポイントは2つあります。

・開花時期の同じ草花を選ぶ

例えば春に咲くスイートピーの開花時期は4月~6月なので、同じ時期に花盛りになる草花を選びましょう。(パンジー、ビオラ、アリッサム、クリサンセマム、デージー、カレンジュラ、シレネなど)

・好みの植栽環境が似た草花を選ぶ

スイートピーは日当たりと風通しがよい場所が育てるのに適した場所です。寄せ植えに使う草花も同じような環境を好む草花を選ぶとよいでしょう。

赤いスイートピー

赤いスイトピー

松田聖子さんの曲で有名な赤いスイートピー。

この曲がリリースされた1982年当時の花屋さんでは、現在流通しているようなはっきりとした切り花としての赤い色のスイートピーは、販売はされていませんでした。曲がヒットして名前が認知されたことから品種開発が急速に進み、現在では赤いスイートピーが切り花として豊富に流通しています。(赤いスイートピー自体は昔から品種としてあったようです)

 

最近は「クリムン」「スカーレット」「ムジカクリムゾン」「トトロレッド」・・・など、たくさんの赤いスイートピーが流通しています。

最近は「クリムン」「スカーレット」「ムジカクリムゾン」「トトロレッド」・・・など、たくさんの赤いスイートピーの切り花が流通しています。

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スイートピーは、育て方のコツさえつかめば、育てるのは比較的簡単です。

スイートピーは、コツさえつかめば育て方は比較的簡単です。

スイートピーをはじめとした、つる性の草花は、仕立て方次第でいろいろ楽しめるので、今年の春のガーデニングの素材としてスイートピーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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スイートピー

  • スイートピーは、マメ科の半耐寒性のつる性一年草でシチリア島が原産です。2m近くにまでなり、長い花柄の先に蝶形の花が1から4つつきます。一見野菜のさやえんどうに似ていますが花が大きく花色がカラフルで紅紫、緋赤、クリーム、桃紅など豊富です。芳香があり別名ジャコウレンリソウ(麝香連理草)とよばれています。品種数が多く開花時期によって冬咲き種、春咲き種、夏咲き種に分けられます。また矮性種もあります。家庭では秋まき春咲きの品種や矮性種が作りやすいです。スイートピーは切り花も多くインクの吸い上げで色づけされた自然界にはない青色や虹色のスイートピーも流通しています。
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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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