5月に咲く一年草、宿根草をご紹介~garden note
金子三保子
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低温だった冬から一転、春になったとたんに例年より数度は高い気温が続いている2018年。いつもの年に比べると花の開花から咲き終わりのスピードがかなり早い気がします。ガーデニング日和の5月、もっとゆっくりと季節が過ぎてほしいのが本音です。
5月の春から初夏にかけて咲く一年草や宿根草をご紹介します。
目次
5月に咲く一年草
ビスカリア
ビスカリア・ブルーエンジェル
ビスカリアはナデシコ科の一年草。毎年、何かしらの品種を種まきする草花のひとつです。茎が細くて風にそよそよと揺れるように咲くか弱そうな花ですが、性質は丈夫。切り花でも楽しめる草花です。
ビスカリア・チェリーブロッサム
ヤグルマギク
ハーブ名だとコーンフラワーのヤグルマギク。エディブルフラワーとして利用するので種から育てています。
ヤグルマギクは、正面から見ると平面的な花ですが、横顔も素敵なのです。機会があったら見てみてください。比較的、苗ものとしてもたくさん流通していますが、種類が豊富で、矮性から高性まで丈が様々。品種にあった場所に植栽するのがポイントです。切り花としても楽しめます。種からも簡単に育ちます。
今年は紫色系も種まきしました。最近は、ブルー、ピンク、白の定番カラーの他、紫、アイスブルー、黒花などダークカラー、複色など色も豊富です。
シノグロッサム
シノグロッサムはムラサキ科の一年草。忘れな草に似ていますが、忘れな草より開花が少し遅く5月上旬くらいです。忘れな草は中心が黄色ですが、シノグロッサムは水色の単色。年によって種まきする時もありますが、今年は苗で。晩秋に若い苗を手に入れることが出来て、年内に植え付けることができたので、種まきしたのと同じくらいスケジュールで植栽できました。なかなか若い苗は出回らないのでありがたいこと。
水色の他、ピンクと白も植えました。
スイートピー
水色のスイートピー・アズレウスを種から育てたところ、なぜか白の花まで開花してしまいました。おととしだったかに、エンドウマメの白を同じところに植えたことがあったのですが、それは今頃発芽したのでしょうか。謎です。でも白い豆の花はきれいなので嬉しい誤算。
フロックス
フロックス・チェリーキャラメル
今年は種から育ててみました。この品種は同じ株から咲く花、咲く花、少しずつ違う色合いのものが咲くので、育てていて楽しい品種です。
ポピー
シャーレーポピー(ヒナゲシ)
シックな色みのポピーのミックスの種を蒔いてみたのですが、今のところ咲いたのは白系のポピー。ものすごく微妙なニュアンスカラーで素敵でした。
何色と表現できない色あい。ミックスの種は、咲いてみないと何色になるかわからないワクワクがありますね。
5月に咲く宿根草
毎年同じ季節に咲く春から初夏にかけて咲く宿根草。今年の春はいつもより気温が高い日が多かったので、一番花の咲き始めが軒並み早いようです。
フロックス
フロックス・ピロサ
宿根草のフロックス・ピロサ。昔からある品種ですが、ガーデナーには人気の品種です。本当はもっと広いところにのびのびと植えてあげたいところですが、狭い花壇で他の草花との生存競争をしながら生き残ってくれました。良かった。
ゲラニウム
黒花フウロ
ゲラニウム
もしも広い庭があったなら、たくさん植えたいゲラニウム。我が家、そして東京の気候はゲラニウム向きではないですが、ひとつまたひとつと増やしてしまう魅惑の宿根草。
ゲウム
ゲウム・マイタイ
ゲウムの中では矮性の品種。鉢植えと地植え、それぞれ1株ずつ植えています。どちらも生き残りました。
クレマチス
クレマチス・マーガレットハント
初夏に咲くつぼ型のクレマチス
バーバスカム
バーバスカム・サザンチャーム
バーバスカム
手前の潰れてしまったような状態の植物は冬場のバーバスカム(白)。これが初夏になると1mの花丈になります。品種によって、丈も、花のつき方の間隔も違って、それぞれに素敵です。
5月半ばになったとたん、次の季節を予感させる湿気がやってきました。今年はいつもより春の気温が数℃は高かったので草花の開花が軒並み早いようです。本格的な苗のチェンジの時期ですね。まだまだご紹介しきれなかった植物は次回に。
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