エゴノキ|花の時期や実の毒性、名前の由来を解説
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シンボルツリーとしても人気があるエゴノキの花の時期と特徴、実の毒性、名前の由来、葉や樹形の特徴、種類について解説します。
目次
エゴノキとは|特徴や名前の由来

- 学名:Styrax japonica
- 科名、属名:エゴノキ科エゴノキ属
- 分類:落葉高木
- 別名:チシャノキ、ロクロギ、セッケンノキ、ドクノミ
特徴

エゴノキは、日本や中国、朝鮮半島の山野や庭園などに見られる落葉高木。樹高は7~8m、大きなものは10mを越すこともあります。木肌の色は灰褐色で、縦に細い筋が入っています。
力強い印象を受ける庭木ですが、株立ちに仕立てると、ほっそりとした幹が数本まとまっている様子から、華奢で軽やかな印象になります。株立ちは、その華奢な雰囲気と、風が抜けるような軽やかさから雑木林風の植栽や庭園などに好まれます。個人邸でもナチュラルな雰囲気を演出できるシンボルツリーとして人気があります。
剪定のコツ
自然樹形で整うので、手間が少なく、育てやすい庭木というのも人気の理由です。剪定は、落葉期に伸びすぎた枝や込み合った枝、葉を付けなくなった徒長枝を整理する程度で十分です。
名前の由来

エゴノキという名前は、果皮を食べると苦みが強く喉にえぐみを感じることからついたといわれています。別名のロクロギという名前は、木材がろくろ細工に使われたことに由来しているそうです。
英語の名前
エゴノキの英語の名前を紹介します。
- Japanese Snowbell(ジャパニーズ スノーベル)
- Japanese Storax(ジャパニーズ ストラックス)
Japanese Snowbell は、エゴノキが白い下向きの花を雪のように木全体に咲かせる様子から名付けられたとされています。
Japanese Storax は、エゴノキの近縁種セイヨウエゴノキからストラックスという香料が採れることから名付けられたようです。
こんなにあるエゴノキの種類

シダレエゴノキ
シダレエゴノキは名前の通り、枝が枝垂れる形状のエゴノキです。横に枝を広げずに下垂させるので、通常のエゴノキほど横のスペースを必要とせずに管理できます。
ベニガクエゴノキ
ベニガクエゴノキは名前の通り、ガクの部分が赤色をしたエゴノキです。花色は淡いピンク色をしています。
ピンクチャイム(ベニバナエゴノキ)

ピンクチャイムはピンク色の花を咲かせるエゴノキの園芸品種です。ベニバナエゴノキとも呼ばれます。ベニガクエゴノキに比べ、花全体がはっきりとしたピンク色をしているのが特徴です。
イッサイエゴノキ
イッサイエゴノキはエゴノキの矮性種です。大きくなりませんが、枝の先にはエゴノキと同じように花をたくさん咲かせます。小さなお庭や鉢植えでエゴノキを楽しみたいというお家にぴったりです。
エゴノキの花の時期と特徴

花の時期は晩春から初夏
エゴノキの花の咲く時期は4月~5月、季節でいうと晩春から初夏にかけてです。桜の花が終わって、だいぶ暖かさを感じるようになった頃から咲き始めます。まず春に若葉が芽吹き、それから花が咲くので、新緑の瑞々しさと花の可憐さを同時に楽しめます。
花の特徴
花は、長い花柄を持ち、枝から下がるように下向きに咲きます。細かく分枝した先に複数の花を咲かせるので、開花期には花で枝がいっぱいの美しい姿を眺めることができます。花色は白が主流ですが、ピンク色の花を咲かせる品種もあります。
花は星形のような形状をしていて、風に吹かれて散る際にはくるくると回りながら落ちていく姿もかわいらしく、見ていて飽きません。
エゴノキの実の特徴|毒がある?

エゴノキの実は、夏から秋にかけて実ります。7月頃に直径約1cm程度の卵型のグリーンの実を、枝いっぱいにぶら下げます。熟すに従い茶色く色付いていき、最後には果皮が裂けて中から黒に近い茶色の種子が出てきます。
エゴノキの実の果皮には、エゴサポニンという有毒成分が含まれているといわれています。そうでなくても食べておいしい果実ではないので、間違って食べないようにしましょう。

エゴノキの果皮ではなく種子は脂質を多く含んでいるらしく、ヤマガラなどの野鳥が好んで食べるそうです。毒はなくても野鳥の大切な栄養源を奪うことのないように、種子も食べないほうがよいでしょう。
エゴノキは、春の新緑、初夏の花、夏から秋の結実と、春から秋まで美しい姿を見られる庭木です。さらに株立ちは華奢で軽やかな樹形が美しく、風が抜けるような雰囲気を演出します。冬には落葉して株元の植物に日光を当て、春から秋までは庭に日陰を作り、家族が寛ぐ場所を提供してくれます。さらに丈夫であまり手間もかからずに管理できます。
シンボルツリーに迷っていたら、エゴノキはいかがでしょうか。庭に出る楽しみが増えそうです。
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