節分のヒイラギ(柊)とクリスマスのヒイラギ(柊)の違いと見分け方
山田智美
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節分のヒイラギ(柊)とクリスマスのヒイラギ(柊)は、違う植物なのをご存じでしょうか。両者の違いと見分け方をご紹介します。
目次
節分のヒイラギ(柊)
- 植物名:ヒイラギ(柊)
- 学名:Osmanthus heterophyllus
- 花期:11月~12月
- 実の時期:5月~6月
- 実の色:黒紫色
柊(ヒイラギ)は、葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザしているのが特徴の常緑高木。耐寒性があり丈夫な樹木で、山野に自生する他、公園や庭園の植栽としても人気があります。
ヒイラギ(柊)を節分に飾る理由は、葉の尖った縁が鬼の目に刺さることから鬼が嫌うからだそうです。同じく鬼が嫌うというイワシの頭と合わせて魔除けとして飾ります。
クリスマスのヒイラギ(柊)
- 植物名:セイヨウヒイラギ
- 別名:イングリッシュホーリー、クリスマスホーリー
- 学名:Ilex aquifolium
- 花期:4月~5月
- 結実時期:11月~12月
- 実の色:赤色
クリスマスの季節に鉢物や切り花として出回るセイヨウヒイラギは、別名クリスマスホーリーとも呼ばれています。セイヨウヒイラギは、常緑の葉が永遠、赤い実はキリストの血を象徴しているという理由から、クリスマスに飾られるようになったと言われています。
節分のヒイラギ(柊)とクリスマスのヒイラギ(柊)の違いと見分け方
植物分類の違い
クリスマスの頃に出回る赤い実の付くヒイラギ(柊)は、モチノキ科のセイヨウヒイラギです。
節分に飾るヒイラギ(柊)は、日本に自生するモクセイ科のヒイラギ(柊)です。
花の開花時期と実の色の違いで見分ける
ヒイラギ(柊)の花
セイヨウヒイラギは、春に白い花を咲かせ、初冬に赤い果実を実らせます。ヒイラギ(柊)は、初冬に白い花を咲かせて、初夏に黒紫色の果実を実らせます。
冬の状態で見分ける
冬に白い花が咲いていたらヒイラギ(柊)、赤い実が付いていたらセイヨウヒイラギです。
花の時期や実の色を見ると簡単に見分けられるので参考にしてみてくださいね。
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