パプリカをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ
LOVEGREEN編集部
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パプリカの仕立て方
パプリカの苗の植え付け後は、節ごとにわき芽が出てきます。そのままにしておくと葉が茂りすぎて、風通しも悪くなるので、残す枝を決めてわき芽を摘んでいきます。
3本仕立て
仕立てる際に目安となるのが、一番最初に咲いた花「一番花」です。一番花を起点に3本に仕立てていきます。
主茎と一番花の下の勢いのあるわき芽を2本伸ばし、それより下のわき芽は取り除きましょう。
育てているスペースが狭い場合は、主茎とわき芽を1本だけ伸ばす「2本仕立て」にすると少しコンパクトにまとまります。
支柱
主茎1本とわき芽(側枝)2本合わせて3本に仕立てにしましたので、その枝に添わせるように支柱を3本使用します。
アスタリスク状(*)に支柱を土にさして苗を支えましょう。
苗を支柱に誘引するときは節の下に麻ひもを固定します。交差させることでズレずに固定することができます。
また、苗を痛めつけないように緩く結び、支柱の方で結びましょう。
パプリカのお手入れ
ニームや木酢液などの害虫忌避剤を日頃からスプレーすることで、病害虫を防ぐだけでなく葉に直接栄養を与えることができます。また、スプレーした後希釈液が余ったら土にそのまま与えても肥料代わりとなりますので、お手入れに積極的に取り入れてみましょう。
肥料
パプリカを植え付けて2週間後から追肥を始めましょう。その後も2週間ごとに、苗の状態を見ながら追肥をしてください。
肥料を施す位置は、葉が広がった先よりも少し先の方に施します。
日頃の水やり
パプリカは、水を好む性質がありますが、加湿にも弱い一面があります。そのため、パプリカの苗が小さいうちは土が乾いたら鉢底から水が出てくるまでしっかり与えましょう。
土が乾燥した状況が続いてしまうとパプリカの花が落花しやすくなり、実付きも悪くなります。せっかくなった実も水分不足でシワシワになってしまいます。ある程度パプリカの苗が大きくなった梅雨明け以降は、朝晩の水やりをしっかり行いましょう。
パプリカの摘果
苗が小さい時にパプリカをつけてしまうと、実を大きくしようと体力を消費してしまい、生長に遅れが出てしまいます。そのため、実を大きくしないうちに、一番最初になったパプリカの幼果を採ります。
このように一番果を取り除くことを摘果といいます。
パプリカを害虫から守る
パプリカが熟して色が変わるまで、品種にもよりますが3週間ほどかかるといわれています。そのぶんパプリカは、長い期間害虫の危険にさらされることになります。
実際に育ててみたことがある方なら、パプリカに穴を開けられた経験があるのではないでしょうか。おそらくその穴は、オオタバコガ・タバコガの幼虫の仕業です。できるだけ食べられないように、台所の水切りネットなどで害虫からパプリカを守りましょう。
水切りネットをかける前に、穴が開いていないか、害虫がいないかをしっかりと確認しましょう。
目の細かい台所の水切りネットを用意します。
麻ひもで少し緩めに縛ばれば完成です。
ネットを被せても隙間から害虫が侵入したり、ネットの穴から食べられてしまうこともありますが、被せないより被せたほう方が間違いなく被害は減ります。熟していくまでの道のりは長いので、大事にパプリカを育てていきましょう。
\次は収穫や保存法、食べ方!/
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