パプリカをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ

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パプリカの収穫と保存方法

未熟果を収穫するピーマンと違い、パプリカは果実の色が約3週間ほどかけて「ライムグリーン⇒オレンジ⇒レッド」へと変化します(品種にもよります)。どの段階でも甘みがあり、生でも美味しく食べられますが、熟した赤が一番甘いようです。皆さんのお好みの色のパプリカを収穫して下さい。

未熟果を収穫するピーマンと違い、パプリカは果実の色が約3週間ほどかけて「ライムグリーン⇒オレンジ⇒レッド」へと変化します(品種にもよります)。どの段階でも甘みがあり、生でも美味しく食べられますが、熟した赤が一番甘いようです。皆さんのお好みの色のパプリカを収穫して下さい。

 

今回育てたパプリカは、ゆっくり緑から赤に変化しました。

今回育てたパプリカは、ゆっくり緑から赤に変化しました。

 

さて、収穫しましょう!  かなり太くなったパプリカのヘタの付け根をハサミでカットします。

さて、収穫しましょう!

かなり太くなったパプリカのヘタの付け根をハサミでカットします。

 

排水溝のネットで害虫の侵入からパプリカを守ってきた甲斐がありました。  オオタバコガやタバコガの被害もなく、艶々なパプリカが収穫できました。

排水溝のネットで害虫の侵入からパプリカを守ってきた甲斐がありました。

オオタバコガやタバコガの被害もなく、艶々なパプリカが収穫できました。

パプリカの葉も食べられる

ピーマンを栽培している生産者の方に話をお伺いすると「ピーマンの葉も食べられますよ」と教えてくれました。そのため、ピーマンと同じ種類であるパプリカの葉も美味しくいただけます。葉が密集している部分の葉を収穫しましょう。  食べ方はピーマンの葉と同じようにつくだ煮のように甘辛く煮たり、お浸しにしたり、炒めたりしていただきます。  灰汁(あく)が気になるようでしたら、軽く湯通ししてから調理に使用してください。

ピーマンを栽培している生産者の方に話をお伺いすると「ピーマンの葉も食べられますよ」と教えてくれました。そのため、ピーマンと同じ種類であるパプリカの葉も美味しくいただけます。葉が密集している部分の葉を収穫しましょう。

食べ方はピーマンの葉と同じようにつくだ煮のように甘辛く煮たり、お浸しにしたり、炒めたりしていただきます。

灰汁(あく)が気になるようでしたら、軽く湯通ししてから調理に使用してください。

 

パプリカもピーマンも、トウガラシも全て同じナス科トウガラシ属の仲間です。トウガラシの中でも辛味種といわれるものが、鷹の爪・ハバネロなどの主に香辛料に使われるものであるのに対し、甘味種といわれるものが、パプリカ・ピーマン・シシトウ・甘長唐辛子など主に野菜として使用されているものをさします。  ピーマンは未熟な果実を収穫するため、緑色をしていますが、カラーピーマンになると完熟してから収穫します。そのため、ピーマンとパプリカの違いは、一概に色で分けることはできませんが、パプリカの方が肉厚です。  パプリカよりも小型で、しかももっと甘い小型のフルーツパプリカ「セニョリータ」という品種もあり、どんどんトウガラシのイメージから遠ざかっています。

パプリカもピーマンも、トウガラシも全て同じナス科トウガラシ属の仲間です。トウガラシの中でも辛味種といわれるものが、鷹の爪・ハバネロなどの主に香辛料に使われるものであるのに対し、甘味種といわれるものが、パプリカ・ピーマン・シシトウ・甘長唐辛子など主に野菜として使用されているものをさします。

ピーマンは未熟な果実を収穫するため、緑色をしていますが、カラーピーマンになると完熟してから収穫します。そのため、ピーマンとパプリカの違いは、一概に色で分けることはできませんが、パプリカの方が肉厚です。

パプリカよりも小型で、しかももっと甘い小型のフルーツパプリカ「セニョリータ」という品種もあり、どんどんトウガラシのイメージから遠ざかっています。

生食Ok

パプリカはそのままでも甘味があるため、生食でも美味しくいただけます。中の種やワタを取り除き、お好みの大きさに切って使用します。

パプリカはそのままでも甘味があるため、生食でも美味しくいただけます。中の種やワタを取り除き、お好みの大きさに切って使用します。

パプリカの皮むき

どうしてもパプリカの皮を取り除きたいときは、皮の表面が焦げるまで火であぶります。その後パプリカを冷水に入れると、皮がむきやすくなります。

パプリカの冷蔵保存

一般的にパプリカは、野菜室で保存します。1週間ほどで使い切れないようでしたら、冷凍保存をおすすめします。

パプリカの冷凍保存

お好みの大きさにカットしたら、密封袋に入れ冷凍するだけです。

自然解凍でそのままマリネなどの料理にも使用できるので、忙しい毎日にうってつけの「パプリカ時短レシピ」になりますね。

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パプリカの抜き取り

さて、パプリカの葉を収穫したら、抜き取り作業を始めましょう。

パプリカの苗を適当な大きさに分けて切りますが、ゴミ袋に入れて破棄する前に必ず見て欲しいところがあります。

抜き取ったパプリカの苗の根をよく見てみると、上の画像のように太い根と細い根があります。どちらの根も表面に凸凹のない、きれいな根をしています。

抜き取ったパプリカの苗の根をよく見てみると、上の画像のように太い根と細い根があります。どちらの根も表面に凸凹のない、きれいな根をしています。

 

このように根の表面がきれいな根であれば、抜き取るだけで問題ありません。

このように根の表面がきれいな根であれば、抜き取るだけで問題ありません。

ネコブセンチュウ

上の画像をご覧ください。根の部分に大小のこぶのようなものが出来ています。  このような根は、ミニトマトやキュウリ、ナスなどのナス科に発生しやすい「ネコブセンチュウ」かもしれません。  ネコブセンチュウとは  土の中に生息する1mm以下のセンチュウで、植物の根の養分を吸います。その被害部分が大小のこぶのような形になります。  センチュウに侵された根は、充分な水分や養分を吸収することができず最後には枯れてしまいます。  センチュウの大きさが1mm以下のため、肉眼で早期に発見することは難しく、このように作物を抜き取るタイミングに、しっかりとセンチュウの存在を確認する必要があります。

上の画像をご覧ください。根の部分に大小のこぶのようなものが出来ています

このような根は、ミニトマトやキュウリ、ナスなどのナス科に発生しやすい「ネコブセンチュウ」かもしれません。

ネコブセンチュウとは

土の中に生息する1mm以下のセンチュウで、植物の根の養分を吸います。その被害部分が大小のこぶのような形になります。

センチュウに侵された根は、充分な水分や養分を吸収することができず最後には枯れてしまいます。

センチュウの大きさが1mm以下のため、肉眼で早期に発見することは難しく、このように作物を抜き取るタイミングに、しっかりとセンチュウの存在を確認する必要があります。

ちなみに…マメ科の根のコブは根粒菌!

ちなみに、上の画像は枝豆の根の部分です。  こぶのようになっている個所は、ネコブセンチュウではありません。マメ科特有の根粒菌というものです。  根粒菌とは  この粒の中には根粒菌という微生物が存在しています。この根粒菌の働きは、大気中の窒素からマメ科の作物の中に植物の三大栄養素のひとつである「窒素」を取り入れる働きをするものです。  つまり、根粒菌はマメ科の作物へいい影響を与えるものです。ネコブセンチュウとは全く異なりますので、注意しましょう。  皆さんが抜き取ったパプリカの苗はいかがでしたか?ネコブセンチュウだった方は、思い返してみて下さい。生育期間中も、何だか調子が悪いと感じていませんでしたか?その原因は、ネコブセンチュウの仕業だったかもしれませんね。

ちなみに、上の画像は枝豆の根の部分です。

こぶのようになっている個所は、ネコブセンチュウではありません。マメ科特有の根粒菌というものです。

根粒菌とは

この粒の中には根粒菌という微生物が存在しています。この根粒菌の働きは、大気中の窒素からマメ科の作物の中に植物の三大栄養素のひとつである「窒素」を取り入れる働きをするものです。

つまり、根粒菌はマメ科の作物へいい影響を与えるものです。ネコブセンチュウとは全く異なりますので、注意しましょう。

皆さんが抜き取ったパプリカの苗はいかがでしたか?ネコブセンチュウだった方は、思い返してみて下さい。生育期間中も、何だか調子が悪いと感じていませんでしたか?その原因は、ネコブセンチュウの仕業だったかもしれませんね。

ネコブセンチュウの除去

①被害を受けた根の除去。

レーキや土ふるいで、被害を受けた苗の根を全て取り除きましょう。

②太陽熱で消毒。

被害を受けた土を透明ビニール袋に入れ、水分を含ませ、封をします。

直射日光に2~3日ずつ両面に日を当てます。

 

小さいプランターなら、こんなふうに丸ごとビニール袋の中に入ります。

小さいプランターなら、こんなふうに丸ごとビニール袋の中に入ります。

抜き取った後の作業

抜き取りが終了したら、秋冬野菜に向けて準備を開始しましょう。本格的な土壌改良は、来年の春夏野菜の植え付ける前にしますので、今回は軽く整えるような作業になります。  1 プランター内の土をほぐす  2 有機石灰を入れる  有機石灰をおすすめする理由  有機石灰とは、牡蠣殻などの貝殻化石を原料とする石灰肥料のことです。使用されるものによってアルカリ分が異なります。  消石灰や苦土石灰よりもアルカリ分が少なく、効果も穏やかなため速効性はありませんが、有機石灰を撒いた後すぐに種まき・定植ができるため石灰を使い慣れていない初心者さんにはおすすめの石灰です。  また、有機石灰は、土が酸性に傾くと、土中に溶けて中和しますが、中性であればそれ以上溶けることはありませんので、入れすぎの場合も安心して栽培を続けられます。  3 元肥投入  これで、秋冬野菜を安心して植え付けられますね。

抜き取りが終了したら、秋冬野菜に向けて準備を開始しましょう。本格的な土壌改良は、来年の春夏野菜の植え付ける前にしますので、今回は軽く整えるような作業になります。

1. プランター内の土をほぐす

しっかり土をほぐして、秋冬野菜を植え付ける前に害虫を見つけ出しましょう!

2. 有機石灰を入れる

有機石灰をおすすめする理由

有機石灰とは、牡蠣殻などの貝殻化石を原料とする石灰肥料のことです。使用されるものによってアルカリ分が異なります。

消石灰や苦土石灰よりもアルカリ分が少なく、効果も穏やかなため速効性はありませんが、有機石灰を撒いた後すぐに種まき・定植ができるため石灰を使い慣れていない初心者の方にはおすすめの石灰です。

また、有機石灰は、土が酸性に傾くと、土中に溶けて中和しますが、中性であればそれ以上溶けることはありませんので、入れすぎの場合も安心して栽培を続けられます。

3. 元肥投入

これで準備は終了です。安心して秋冬野菜を植え付けられますね。

 

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