香りの良い多肉質ハーブ「アロマティカス」の育て方・増やし方・飾り方
とまつあつこ
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アロマティカスを知っていますか?見た目はけっして華やかではないけれど、葉に触れると爽やかな良い香りがする植物です。丸くてモコモコとした肉厚の葉っぱも魅力的です。今回は、知れば知るほど好きになるアロマティカスの育て方と増やし方、飾り方を紹介します。
目次
- アロマティカスはどんな植物?
- アロマティカスの日当たり・置き場所
- アロマティカスの水やり・肥料
- アロマティカスの病害虫
- アロマティカスの剪定と剪定後の楽しみ方
- アロマティカスを挿し芽で増やす方法
- アロマティカスをカラーサンドに挿して飾ろう
- アロマティカスのまとめ
アロマティカスはどんな植物?
アロマティカスは、シソ科の非耐寒性多年草です。丸くて多肉質ののぷにぷにした葉を持ち、葉を触るとミントを香水にしたような爽やかな香りがする植物です。料理やハーブティーに使うこともできます。
アロマティカスの日当たり・置き場
アロマティカスは、日が当たる風通しの良い場所を好みます。多湿に弱いので、水はけの良い用土に植えて乾燥気味に育てましょう。真夏の直射日光は強すぎるので、夏は風通しの良い半日陰に移動すると生育が良くなります。
また、寒さに弱く10℃以下になると枯れてしまいます。寒い季節になる前に、室内の明るい窓辺に移動させましょう。室内では、窓際のレースのカーテン越しなど、明るくて風通しの良い場所を好みます。光が足りないと、葉っぱの間隔の幅が大きくなってひょろひょろと徒長します。生育の様子をよく見て、アロマティカスの好きな場所を見つけてあげましょう。
アロマティカスの水やり・肥料
土が乾かないうちに水をあげてしまうと、湿気で株が弱ってしまいます。アロマティカスは肉厚の葉に水分を保っているので、乾燥気味に育てても簡単には枯れません。
肥料は基本的には必要ありませんが、適量を与えると生育が良くなります。
アロマティカスの病害虫
アロマティカスの剪定と剪定後の楽しみ方
アロマティカスは比較的丈夫な植物ですが、梅雨時や夏の湿気に弱いので梅雨や夏を上手に過ごすことが大切です。梅雨前や夏の暑い時期に、茂っている葉を剪定して風通しを良くするといいですね。
剪定したアロマティカスは、インテリアグリーンとして水に挿して飾って楽しみましょう。生花として洗面台やキッチンにちょこっと飾ると、見た目にも香りにも癒されます。
アロマティカスを挿し芽で増やす方法
アロマティカスは挿し芽で簡単に増やすこともできます。
剪定した茎の下葉を取り、水に挿すか、土にそのまま挿します。半日陰の風通しが良い場所に置き、水に挿した場合は、水を定期的に取り替えます。土に挿した場合は、根が出るまでは常に土が湿った状態にします。いずれも1~2週間ほどで根が出て、土に挿したものは根付き始めます。水に挿して根が出たものは土に植えることもできますし、そのまま水耕栽培で育てることもできます。
アロマティカスをカラーサンドに挿して飾ろう
アロマティカスを使ったカラーサンドのグリーンインテリアの作り方
- 剪定したアロマティカスの茎の下葉を取って、茎の部分を水に浸けておきます。
- 小さなガラスベースに数色のカラーサンドを重ねてストライプ柄をつくり、ガラスベースの縁から1㎝ほど下まで入れます。ガラスベースに入れたカラーサンドに水をかけてカラーサンド全体に水をしっかり吸収させます。
- カラーサンドに割りばしで挿し芽用の穴を2~3個あけて、アロマティカスの茎を挿します。根が出てくるまでは、カラーサンド全体が湿った状態になるように水やりをします。
- 2週間ほどで根が張ってきたら、カラーサンドの底から1/3くらいに水が入っている状態であれば大丈夫です。
夏の学校で小学生達と一緒にグリーンインテリアを作ったことがあります。メインのグリーンインテリアを作る前に、練習として小さい器にアロマティカスの挿し芽を作ったのですが、子供たちはメインのグリーンインテリアと同じくらい、アロマティカスを気に入ってくれました。アロマティカスの香りとプニプニした可愛らしさが大人気でした♪
アロマティカスのまとめ
アロマティカスは丈夫で育てやすいので、初心者にもおすすめの植物です。
育てる時に大切なポイントは、4つです。ぜひ、このポイントに気を付けてアロマティカスを育ててお楽しみ下さい。
- 日当たりと風通しの良い場所に置きます。
- 寒い季節になる前に、室内の明るい窓辺に移動させましょう。
- 水や肥料のあげすぎに注意します。
- 気軽に挿し芽で増やして楽しみましょう。
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