ナスの育て方 〜摘花・摘果編〜
LOVEGREEN編集部
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ナスの仕立て方で目安となった、ナスの一番花はその後どうなりましたか?
花が終わり、小さな実を付け始めた頃ではないでしょうか?
しかし、苗が小さいうちに、このまま実が大きくなってしまっては、実ばかりに栄養が取られて、苗に栄養がいかなくなってしまいます。
今回は苗を大きく生長させるために必要なひと手間、ナスの「摘花・摘果」をご紹介します。
目次
ナスの花から生育状態を見極める
紫の濃い色合いが美しいナスの花が綺麗に咲きました。このナスの花をよくご覧ください。雌しべが雄しべより長くなっているのが分かりますか?
これは、草勢があり肥料のバランスも整ったとてもいい状態で、かつ雄しべより雌しべが長いことで受粉が上手くいく良い状態です。
こちらのナスの花は、雄しべが雌しべより長くなったり、同じ長さになったりしてます。この状態では、受粉がスムーズにいかなくなり、実にならず花が落ちてしまうか、受粉ができたとしても石ナスといって実が硬くなります。
まずは、育てているナスの状態を見極めるために、ナスの花の状態を観察しましょう。
皆さんの育てているナスの花の状態が悪いときは、まずは追肥と水をしっかり与え、草勢を回復させましょう。
ナスの摘花・摘果
せっかく綺麗に咲いたナスの花ですが、小さい苗の状態でナスの実をつけてしまうと、苗が体力を消費してしまい生長に遅れが出てしまいます。
この一番最初になった実を一番果といい、大きくしないうちに取り除くことを摘果といいます。
通常は一番果を取り除く方法をとりますが、あまりにも苗が弱っている場合、実になるまで待たずに花の状態で摘花し、苗の体力を温存したほうが良いでしょう。
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