ナスの育て方 〜お手入れ編〜

LOVEGREEN編集部
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ナスは肥料もお水も大好きなので、お手入れしがいのある野菜の一つです。
日頃からお手入れをこまめにしていると、ナスはそれに答えてくれるように元気に育ってくれますよ♪
目次
ナスの病害虫チェック
ナスの葉の裏にハダニが発生してないか、新芽の先にアブラムシはいないかよく確認しましょう。
特にハダニは、乾燥すると発生しやすいため、葉水を与えることでかなり防ぐことができます。ニームや木酢液などを希釈してスプレーしてあげましょう。
スプレーすることで病害虫を防ぐだけでなく、ニームや木酢液は葉に栄養も与えることができます。まだ収穫期ではないこの時期は、追肥による栄養補給よりも葉からの栄養補給も有効といわれています。
スプレー後、希釈液が余ったら土にそのまま与えても肥料代わりとなります。
ナスの追肥
ナスはとても肥料を好むお野菜です。植え付けた2週間後から追肥を始めましょう。
肥料を施す位置は、葉が広がった先よりも少し先の方に施します。というのも、だいたい根の広がりというのは葉の広がりと同じくらいといわれています。そのため葉の先を目安に肥料を施します。
今回はプランターで育てているので、だいたいプランターの外側に追肥をしましょう。
ナスの水やりなど
肥料同様、ナスはお水を好む性質があります。日頃から乾燥させないように管理しましょう。通常、畑で栽培する際は雨のはね返りによる病害虫を防いだり、夏の乾燥を防ぐために敷きわらを敷きます。
春夏のプランター栽培は、バーク堆肥などを敷いて梅雨時期の雨のはね返り・乾燥を予防するといくぶんそれらを防ぐことができますので、お試しください。
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ナス(茄子)
- ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。