百合(ユリ)の花言葉|花の特徴、名前や花言葉の由来、種類
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百合(ユリ)の色別の花言葉と花の特徴、名前や花言葉の由来、種類についてご紹介。百合(ユリ)は華麗に咲き誇る、聖母マリアに捧げられた「純潔のシンボル」。百合(ユリ)には全体の花言葉と色別の花言葉があります。
目次
- 百合(ユリ)の花言葉
- 百合(ユリ)について|基本情報
- 百合(ユリ)とは|花の特徴、名前や花言葉の由来
- 百合(ユリ)の種類
- 百合(ユリ)に関する逸話
- 食用となる「百合根」
- 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合(ユリ)の花
百合(ユリ)の花言葉
百合(ユリ)の花言葉は「純粋」「無垢」
白百合(ユリ)の花言葉は「純潔」「威厳」
オレンジの百合(ユリ)の花言葉は「華麗 」
ピンクの百合(ユリ)の花言葉は「虚栄心 」
黄色の百合(ユリ)の花言葉は「陽気」
百合(ユリ)について|基本情報
科・属 | ユリ科・ユリ属 |
和名 | 百合 |
英名 | Lily |
学名 | Lilium |
原産地 | 北半球 |
開花期 | 5月~8月 |
百合(ユリ)とは|花の特徴、名前や花言葉の由来
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百合(ユリ)はユリ科の球根植物で、花期は5月~8月です。白やピンク、黄色などの香りの強い大ぶりの花を咲かせます。日本からヨーロッパに伝わったいくつかの品種は、花の美しさが評価され、多くの園芸品種の親とされています。また、テッポウユリはその美しさと花もちの良さから、それまでのマドンナリリーに変わるように教会で使用されるようになったといいます。
百合(ユリ)という名前は、茎が細く花が大きいので、風が吹くと花が揺れるところから「揺すり」と言われ、それが変化して「百合(ユリ)」と呼ばれるようになりました。漢字の「百合」は、百合(ユリ)の花の鱗片がたくさん重なっているところかきていると言われています。
百合(ユリ)の花言葉「純粋」「無垢」は、百合(ユリ)の花の穢れのない美しさになぞらえて付けられたそうです。
百合(ユリ)の種類
百合(ユリ)の自生種は約100品種あり、そのうちの15品種ほどが日本に自生しています。日本の百合(ユリ)は、その美しさが評価され、多くの園芸品種の親となっています。日本に自生する代表的な品種をいくつか紹介します。
ヤマユリ
ヤマユリは、芳香と、花びらの黄色い帯状の筋と斑点が印象的な百合(ユリ)です。カサブランカなど、オリエンタルハイブリッドといわれる園芸品種グループの親となっています。
テッポウユリ
テッポウユリは、日本では沖縄や屋久島に多く分布しています。真白な漏斗状の花を横向きに咲かせまる姿が美しく、花もちも良いため、ヨーロッパで高く評価され、教会などの宗教儀式で使用されるようになりました。
カノコユリ
カノコユリは、日本の九州や四国、台湾、中国の一部地域に自生しています。花びらに鹿の子絞りを思わせるような斑点があるのが特徴です。
スカシユリ
スカシユリは、花を上向きに咲かせるのが特徴で、花びらの下の方が細く花の中が透けて見えることが名前の由来だといわれています。世界中に広く分布しています。
ササユリ
ササユリは、淡いピンクの花をうつむくように咲かせる可憐な百合(ユリ)です。野花のような雰囲気があります。
オニユリ
オニユリは、反り返った花びらとオレンジ色に褐色の斑点が鮮やかで印象的な品種。夏の空の下でたくさんの花を咲かせます。
百合(ユリ)に関する逸話
百合(ユリ)には、いくつもの物語や逸話があります。どの逸話でも百合(ユリ)は純潔の花として扱われてきました。
キリスト教の百合(ユリ)の花
マドンナリリーは聖母マリアに捧げられた花であることから、純潔のシンボルとされています。これは、17世紀にローマ教皇が聖母マリアを象徴する花として白いユリを描くように布告を出し、マドンナリリーと呼ばれるようになりました。
旧約聖書に登場する百合の花
旧約聖書の雅歌にも、百合(ユリ)の花が登場します。「わたしはシャロンのばら、野のゆり。」これは、ソロモン王が作った「ソロモンの雅歌」と言われています。
食用となる「百合根」
百合(ユリ)の球根は百合根と呼ばれ、食用や薬用として使われています。旬は秋から冬にかけてで、正月料理によく利用されています。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合(ユリ)の花
この慣用句は美しい女性の立ち居振る舞いを例えたもので、芍薬はすらりとした茎の先に花を咲かせることから立ち姿の女性、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花を咲かせることから座った女性、百合(ユリ)は風に揺れる姿が美しいことから女性が歩く姿を表していると言われています。
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