ユーフォルビア・デカリーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユーフォルビア・デカリー
- 学名
Euphorbia decaryi
- 和名
- ちび花キリン
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- ユーフォルビア属
- 原産地
- マダガスカル
ユーフォルビア・デカリーの特徴
ユーフォルビア・デカリーは塊根性のユーフォルビアで、株元がぷっくりと膨らみます。地中に埋めておいた方が生長は早いですが、地上に出しておいても問題はありません。鑑賞を目的とするならば、地上部に露出させるように仕立てるのがよいでしょう。
ユーフォルビア・デカリーは株元だけでなく、縁が波打った多肉質な葉も非常に魅力的です。
塊根性ユーフォルビアの中でも育てやすく、はじめてユーフォルビアを育てる人にもおすすめです。
ユーフォルビア・デカリーの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、ユーフォルビア |
---|---|
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
花色 | ブラウンカラー |
開花時期 | 初夏~秋 |
ユーフォルビア・デカリーの栽培環境
日当たり・置き場所
室内でユーフォルビア・デカリーを育てる場合は窓辺の日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。光に向かって枝を伸ばしていくので、2~3日に一度鉢の向きを変えるときれいに仕立てることができます。
温度
ユーフォルビア・デカリーは寒さに弱いため、10℃以下にならないように管理するとよいです。寒さに当たると休眠して葉を落とすことがありますが、暖かくなればまた動き出します。
用土
多肉植物用の水はけの良い土がおすすめです。赤玉土や鹿沼土をベースに作られているものがよいでしょう。
ユーフォルビア・デカリーの育て方のポイント
水やり
ユーフォルビア・デカリーは土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。冬の休眠期も1~2週間に1回水やりをすると調子が良いです。
肥料
ユーフォルビア・デカリーを植え替える時に、元肥としてマグァンプKを適量混ぜ込むとよいです。また、追肥としてペンタガーデンやハイポネックスを使用するとよいでしょう。
さらに拘りたい人はメネデールなどの活力剤や、ストレスブロックなども合わせるとよいです。
病害虫
ユーフォルビア・デカリーはハダニ類やカイガラムシ類に注意しましょう。どちらも乾燥した環境を好むため、定期的に葉水をして風通しを良くしましょう。
一番の病害虫予防は健康な状態を維持することですが、薬剤での防除も重要です。
ユーフォルビア・デカリーの詳しい育て方
選び方
ユーフォルビア・デカリーを選ぶ時は見た目が自分好みで、病気や害虫がついていないものを選びましょう。
仕立て方
自分の好きな鉢に入れて仕立てましょう。どんな空間にも合うようにするには花脊がおすすめです。メンズライクな雰囲気にはGA Seriesがおすすめです。
花
ユーフォルビア・デカリーはブラウンカラーの花を咲かせます。俯くように咲く花は趣があり、実に可愛らしいです。
夏越し
ユーフォルビア・デカリーは暑さに強いですが、高湿度が苦手なので風通しの良い場所で管理しましょう。気温が高い時期は夕方~夜に水やりをして、夜に鉢や土が冷えるようにするとよいです。
冬越し
ユーフォルビア・デカリーは寒さが苦手なので、10℃以下にならないように管理するとよいでしょう。窓辺は意外と寒くなるので、夜は違う場所に移動するか、窓に保温シートをかぶせるとよいです。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ユーフォルビア・デカリーは挿し木で増やすことができます。ただし、挿し木で増やされたものは塊根部が大きくなりにくい特徴があります。こだわりがある場合は実生をするとよいでしょう。