ヤドリギを使って。トーションフラワーの作り方|ナチュラルテイストのテーブル花
山田智美
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クリスマスやお正月はゲストをお迎えする機会が増える季節。友人、知人を招待しての賑やかなディナー、家族だけのゆっくりディナー、どちらも素敵な過ごし方です。
特別なディナーの時にはテーブルをちょっと特別に飾りたくなりますよね。簡単に作れて素敵に見える!周りに差が付くヤドリギのトーションフラワーの作り方のご紹介です。
目次
トーションフラワーとは?
トーションとは、食事の際に使用するナプキンのことです。トーションフラワーは、テーブルコーディネートでセットされたトーション(ナプキン)の上に添える花のことを指します。トーションフラワー、ナプキンフラワー、テーブルナプキンフラワー、色んな呼び方がありますが、全て同じものを指しています。
ブライダルパーティーなどで良く使用される装飾です。お花1輪だけを飾っても良いですし、ミニブーケにするとまた可愛らしさが増します。ミニブーケのように作ったトーションフラワーは、最後にゲストにお持ち帰りいただけます。
今回は冬にしか出回らないヤドリギを使って、ナチュラルテイストのトーションフラワーを作ってみましょう。
ヤドリギとは?
- 学名:Viscum coloratum
- 科名:ビャクダン科(※ヤドリギ科とされることもある)ヤドリギ属
- 分類:半寄生灌木
- 英名:Mistletoe
ヤドリギは常緑の寄生植物です。冬に樹木が葉を落とした後の枝に、グリーンの鳥の巣のような姿で茂っています。常緑であることと、その不思議な形状や生態から、古くから海外では神聖な樹とされてきました。
ヤドリギの枝をクリスマスツリーに飾って、その下に立っている女性にはキスをしてもいいと言うヨーロッパの言い伝えも、とってもロマンティック。
日本でも冬になると、お花屋さんの店頭に並ぶようになりました。
▼ヤドリギの伝承や不思議な繁殖方法について紹介しています。
ヤドリギを使ったトーションフラワーの材料
右上から時計回りに
- ヤドリギの枝
- ロータス・プリムローズ
- ローズマリー
- タイム
- ゼラニウム
- ユーカリ
トーションフラワーには、他に月桂樹のような香りのよい葉も向いています。食事をする前から香りで食欲を刺激します。お庭や鉢植えで育ているハーブをちょっと摘んできて使えたら、とってもナチュラルで素敵です。
ヤドリギを使ったトーションフラワーの作り方
冬にしか見ることが出来ない実付きのヤドリギを使って、トーションフラワーを手作りしましょう。
作り方はとっても簡単。小さな花束を作るような要領でお花を束ねるだけです。
一番下は大きな葉っぱにしましょう。ナプキンの上にトーションフラワーを置いた時に、ヤドリギの果実や細かい葉が落ちてナプキンが汚れるのを防いでくれます。
次にローズマリーやラベンダ―、針葉樹などを入れると厚みが出るので、立体的な仕上がりになります。色のバランスを見ながら斑入りのタイムやロータス・プリムローズなど、明るい色、動きのある植物を入れていきます。
グリーンの中にひっそりと存在するように、ブルーファンタジアを入れていきます。この花は、色も形状も主張が強くないのですが、グルーピングすると存在感が出て、全体の雰囲気を柔らかくまとめてくれます。
最後にヤドリギの枝を乗せるように入れます。ヤドリギは色が淡く、周囲に埋没してしまいがちなので、「ここに入っているよ」とわかるように明確に手前に入れましょう。
最後にワイヤーで留めて、茎を切り揃えて、リボンを結んだら完成です。
出来上がり!
ヤドリギを使ったトーションフラワーの出来上がりです!ナプキンの上にそっと置いて。ゲストが喜んでくれる顔を想像しながら待ちましょう。
最後はお持ち帰りいただけます。簡単に作れるのに、ちょっと素敵なトーションフラワー。おもてなしにおすすめです。
トーションフラワーをドライフラワーになるようなお花で手作りして、そのままお家で飾っていただく、というのも心のこもった素敵なおもてなしです。とっても簡単なトーションフラワーの作り方、ぜひチャレンジしてください。
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