桜の押し花の作り方|色を残してきれいに仕上げるコツ
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桜の花で押し花を作ってみませんか。繊細な桜の押し花の作り方を、コツや注意点、飾り方などを交えて紹介します。
目次
桜の押し花の作り方
日本の春を代表するような、美しい桜の花を押し花にして残してみませんか。桜の押し花の簡単な作り方を紹介します。
今回は彼岸桜の花で作りましたが、他の種類の桜でも同様に作ることができます。
用意するもの
- 桜の花
- 台紙(半紙やコピー用紙などの白い紙 2枚以上)
- 重石(辞典や図鑑のような重みのある本)
作り方
1. 重さのある本の上に白い紙を乗せる
2. 白い紙の上に桜の花を並べる
3. 出来上がりを想像して、花びらが潰れないようにピンセットなどを使って広げる
4. 乗せ終わったら、上に白い紙を静かにかぶせる
5. 上から、重さのある本を静かに乗せる
6. 1週間程度触ったり、動かしたりせずに置いておく
7. 開けてみて、桜の花が乾燥していたら出来上がり
桜の押し花のコツ
* 押し花の形は上から重石を乗せた時に決まります。重石を乗せる前に出来上がりを想像して、花びらをしっかりと開かせておきましょう。
* つぼみも押し花にすることができます。花よりも少し濃いピンク色のつぼみは、花との違いを楽しめるので、少しだけでも作っておくことをおすすめします。
* 枝は固くて太さもあるので、押し花にはできません。
注意すること
・桜の花びらはとても薄く、型崩れしやすいので、しっかり花びらを広げて、形を作ってから重石を乗せましょう。
・重石は本である必要はありませんが、表面が平らで、均等に重みがかかるものにしましょう。
・台紙は白い紙ならなんでもよいのですが、エンボス加工のある紙は、花びらに凹凸ができてしまうのでおすすめできません。吸水性の高いキッチンペーパーのようなものも、網目ができてしまうので避けてください。
・押し花は乾燥させて作るため、作る前よりもサイズが小さくなります。そういうものなので、失敗したと思わずに変化を楽しんでください。
・桜の花は、切り花でも流通しています。購入してきた桜や、摘んでも良い桜で押し花を作りましょう。私有地や公園の桜をむやみに摘み取るのはやめましょう。
押し花にできる桜の種類
彼岸桜(ヒガンザクラ)
彼岸桜は、名前の通り春のお彼岸の頃に咲く早咲き種です。小ぶりで明るいピンクの花を咲かせます。
啓翁桜(ケイオウザクラ)
啓翁桜は、小ぶりな白い花の早咲き種です。切り花では、年末くらいから流通し始めます。
染井吉野(ソメイヨシノ)
染井吉野は、日本の春の代名詞のような、公園や街路樹でよく見かける品種です。花色はごく淡いピンク色です。
河津桜(カワヅザクラ)
河津桜は、濃いピンクの花が魅力の早咲き種です。2月頃から咲き始め、花びらが散りにくいので、1か月程度楽しむことができます。
陽光桜(ヨウコウザクラ)
陽光桜は、2月頃から咲き始める濃いピンクの花が特徴の品種です。同じころに開花する河津桜よりも花が大ぶりです。
枝垂桜(シダレザクラ)
枝垂桜は、滝のように下垂させた枝にたくさんの花を咲かせる品種です。花には一重咲きと八重咲きがあります。明るいピンク色の小ぶりな花を咲かせます。
十月桜(ジュウガツザクラ)
十月桜は、秋と早春の2回花が咲く品種です。小ぶりな白い花を枝いっぱいに咲かせます
他にも、一重咲きの桜の種類なら、問題なく押し花を作ることができます。
押し花にできない桜の種類
花びらの多さが魅力の八重桜は、乾燥するまでに時間がかかるため、変色してしまうことが多く、きれいに仕上がりにくいので、あまりおすすめできません。まずは、一重咲きの桜から始めて、コツがつかめたら、八重桜にチャレンジしてみてください。
桜の押し花の色をきれいに残すコツ
淡いピンクが魅力の桜ですが、花びらが薄く、時間の経過とともに変色しやすいというのが残念なところ。桜の押し花の色をきれいに残す方法は、最初から色の濃い桜を選ぶことです。ふざけているわけではありません。染井吉野のような白に近い淡いピンクの桜よりも、河津桜のようなピンク色の濃い桜のほうが、押し花にしても色がきれいに残ります。他にも、陽光桜などがおすすめです。
桜の押し花は変色する?
桜の押し花は、時間の経過とともに変色します。変色するまでの期間というのは、飾っておく環境にもよるので、一概にこのくらいとは明言できません。他のドライフラワーと同じで、高温多湿に弱く、季節の移ろいとともにだんだんと茶色くなっていくものだとご理解ください。
桜を押し花にするタイミング
桜の花は、開花から時間が経過すると、花びらが散りやすくなります。散りやすくなった花は、押し花にしても仕上がってから花びらが落ちてしまうなど、崩れやすくなります。桜を押し花にするなら、咲き始めの花を選びましょう。まだ開いたばかりの桜は、花びらがしっかりと基部にくっついているので、押し花にしても崩れにくく、きれいに仕上がります。
染井吉野など、多くの桜の種類は、咲き進むにつれて花の中心が赤みを帯びていきます。桜の花を見て、できるだけ中心が赤くなっていないものを選ぶようにしましょう。
桜の押し花の飾り方
出来上がった桜の押し花は、栞にしたり、レジンで固めてアクセサリーにしたりと楽しむことができます。キャンドル作りを楽しむ方なら、キャンドルに閉じ込めてみるのもよいでしょう。
押し花をガラスのフレームに入れれば、過ぎゆく春を室内で眺める贅沢な時間を楽しめ、太陽の光に透けるような、桜の花の繊細な美しさを堪能できます。
他にも、手紙やメッセージカードに貼って、気持ちに季節感を添えるというのも粋な心遣いではないでしょうか。
短い春を代表するようにはかなく散っていく桜の花。押し花にして、過ぎゆく春を手元に残すような贅沢な時間を楽しんでみませんか。
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