育てながら空気を清浄するエコプラント!ミラクルツリー「モリンガ」って知ってる?

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小野寺葉月

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エコプラントという言葉を聞いたことはありますか?フィリピンのセブ島でそんな植物「モリンガ」に出会いました。

目次

エコプランツとは

室内の空気環境を良くする植物達のことを総称して「エコプラント」といいます。中でもサンセベリアは人気です。園芸店だけでなく雑貨店などでも空気をきれいにする植物として販売されています。

ホルムアルデヒトなど、シックハウス症候群を引き起こすといわれる有害物質を植物の気孔から吸い込みます。植物は私達に必要な酸素を作ってくれるため、まるで空気清浄機のように空間の空気をきれいにしてくれます。植物の種類によってはホルムアルデヒドの除去にたけているもの、アンモニアの除去にたけているものなどがあります。

このエコプラントの中でも別名「奇跡の木(ミラクル・ツリー)」と言われているのが「モリンガ」です。写真中心の背の高い木がモリンガです。

このエコプラントの中でも別名「奇跡の木(ミラクル・ツリー)」と言われているのが「モリンガ」です。写真中心の背の高い木がモリンガです。

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モリンガがミラクルと言われるのはなぜ?

ワサビノキ科モリンガ属 学名Moringa Oleifera。「モリンガ」が 吸収する二酸化炭素は一般の植物の約20倍!杉の木の約50倍!!人ひとり分のCO2排出量(年間約320kg)をたった2本のモリンガで相殺できるとも言われています。育てると微力ながら地球のためになりそうです。

実は、食べられるのです!

一般の植物の20倍二酸化炭素を吸ってくれる、それだけでもミラクルですが、実はモリンガはスーパーフードとしても話題の植物なのです。ビタミン、ミネラル、アミノ酸が含まれており、抗酸化作用を持つポリフェノールはなんと赤ワイン約30倍にもなるそうです。他にも鉄分・カルシウムも豊富。まさにミラクルな植物なのです。しかも人間に必要とされる必須アミノ酸が全て含まれていて、各種ミネラルも多く含んでいます。

セブ島では「MALUNGGAY LEAVES」という名前で、日本の葉物野菜のように販売されています。結構大きめの束ですが、2018年4月10日のレートでは一束約60円です。

セブ島では「MALUNGGAY LEAVES」という名前で、日本の葉物野菜のように販売されています。結構大きめの束ですが、2018年4月10日のレートでは一束約60円です。

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モリンガの食べ方は?

若い葉を取って洗ってから… ハーブのようにサラダに入れたり、スープやカレー、天ぷらにしたりできます。明日葉に近いような使い方ですね。

 

これはモリンガ食べてみたい!と言ったら作ってくれたモリンガのスープ。魚介ベースであっさりしていて、非常に飲みやすかったです。モリンガの葉はえぐみや癖が全くなくて、食べやすいです。

ドリンクに

グリーンスムージー・青汁にしたり。お茶にしたり、モリンガコーヒーという商品もありました。

スイーツに

モリンガは粉末のものもあるので、パウンドケーキに混ぜ込んだり、パンなどに混ぜても美味しく食べれます。

セブ島のスーパーで見つけたモリンガフード

左はモリンガコーヒー。右上がモリンガパウダー。スナックに振りかけてもおいしい!とパッケージの裏に書いてあります。たしかに、香りも鯵も若干抹茶のような感じがします。天ぷらにモリンガ塩とか美味しいかもしれません。お刺身にモリンガ塩とか・・・白身ならば有りなのか・・・?右下はモリンガティーです。モリンガティーは真っ白な粉末。モリンガコーヒーは薄めのベージュという色味です。フィリピンのインスタント飲料は粉末状のものをお湯もしくは水で溶かすタイプのものがほとんどです。

左はモリンガコーヒー。右上がモリンガパウダー。スナックに振りかけてもおいしい!とパッケージの裏に書いてあります。たしかに、香りも鯵も若干抹茶のような感じがします。天ぷらにモリンガ塩とか美味しいかもしれません。お刺身にモリンガ塩とか・・・白身ならば有りなのか・・・?右下はモリンガティーです。モリンガティーは真っ白な粉末。モリンガコーヒーは薄めのベージュという色味です。フィリピンのインスタント飲料は粉末状のものをお湯もしくは水で溶かすタイプのものがほとんどです。

 

モリンガコーヒー。味は・・・コーヒーというより、黒豆茶に近いような・・・香ばしさがあり、少し苦みもあるので、夏に冷たく冷やして飲んでもおいしそうです。

モリンガコーヒー。味は・・・コーヒーというより、黒豆茶に近いような・・・香ばしさがあり、少し苦みもあるので、夏に冷たく冷やして飲んでもおいしそうです。

香料にもなる

 モリンガは白い花を咲かせます。花はいい香りのため香料の原料にもなるなんて本当にミラクルですね。

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モリンガを育てたい!

モリンガは、暑い国の植物ですので、基本的には寒さに弱く、暖かい時期に栽培した方が良いです。

年間を通して日当たりの良い場所で育てて下さい。乾燥に強いため、水やりは葉がある期間は鉢土の表面が乾いてからたっぷり与え、冬の期間は控えます(お外で育てている場合は、落葉したら断水し、室内に取り込んで下さい)。越冬には5度以上必要で、沖縄や九州ならば屋外で越冬が可能ですが基本的には屋内で冬越ししてください。

種は通販で購入が可能です。3~8月ごろが発芽の適期です。

1.5~2m位の大きさになったら葉が収穫でき、 樹齢2年くらいで細長い莢(さや)が収穫できます。小さい莢はいんげんのように料理することができます。モリンガは成長がはやく、一般的な温帯性の樹木は10年くらいで成木になるのに対してモリンガはたったの1~2年です!わき目から出てくる葉をスープなどに使うことができます。

1.5~2m位の大きさになったら葉が収穫でき、 樹齢2年くらいで細長い莢(さや)が収穫できます。小さい莢はいんげんのように料理することができます。モリンガは生長がはやく、一般的な温帯性の樹木は10年くらいで成木になるのに対してモリンガはたったの1~2年です!わき目から出てくる葉をスープなどに使うことができます。

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サプリなどでも流通するようになってきたモリンガですが、ベランダで育てて収穫まで出来たら一番いいですよね。気候に注意して越冬できれば育てることができるので、ぜひ挑戦してみてください。

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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